デビットカードにもゴールドランクがある!ゴールドならサービスも充実

日本では、まだそれほど広まっていませんが、世界的にみると「デビットカード」の普及率は高くなっています。
そんなデビットカードに、「ゴールドカード」「プラチナカード」といったランクがあるのはご存知でしょうか。
ほとんどの銀行は一般ランクのデビットカードしか発行していませんが、一部の銀行はサービス内容に優れたゴールドデビットカードやプラチナデビットカードを用意しています。
この記事で解説するのは、デビットカードの基礎知識と、ゴールドデビットカードの特徴などについてです。
また、おすすめのゴールドデビットカードも紹介しますよ。
この記事の目次
デビットカードには2つの系統がある
「デビットカード」がどういうものか詳しくは知らない、という人も多いでしょう。ですから、最初にデビットカードについて簡単に説明していきます。
ます、デビットカードには、次のような2つの系統があるのはご存知でしょうか。
- ジェイデビットカード
- 国際ブランドデビットカード
【1】「ジェイデビットカード」は、銀行のキャッシュカードにショッピング機能を付けたものです。
1,300以上の金融機関で成り立っているサービスであり、多くの銀行がジェイデビットカードを発行しています。
しかしジェイデビットカードは、「日本限定」のサービスで、海外での買い物には利用できません。
また、日本国内での利用可能店舗数も、クレジットカードよりも少なくなっています。
【2】「国際ブランドデビットカード」は、銀行が国際ブランドと提携して発行しているデビットカードです。
原則として、カードに記されている国際ブランドのクレジットカードが使えるお店なら、デビットカードでも同様に使えます。もちろん、海外でも利用可能。
この記事では、ジェイデビットカードではなく国際ブランドデビットカードについて説明していきます。
それに、そもそもジェイデビットしか用意していない銀行も多くありますから、選択の余地がないこともありますね。
クレジットカードとデビットカードの違いとは?
クレジットカードとデビットカードがどう違うのかよくわからない、という人もいるかもしれません。
簡単に説明すると、両者の違いは次の通り。
項目 | デビットカード | クレジットカード |
---|---|---|
決済方法 | 即時決済 | 後払い決済 |
審査 | 原則審査なしで作れる | 必ず審査がある |
発行会社 | 銀行 | クレジットカード会社 |
キャッシング機能 | 無し | キャッシング機能付きも多い |
支払方法 | 一括払いのみ | 分割払いやリボ払いなどもある |
利用限度額 | 銀行の口座残高まで | カード会社に指定された額まで |
利用可能年齢 | 15歳から(中学生は除く) | 18歳から(高校生は除く) |
利用可能年齢は、もっとも早くから作れるカードの情報です。
16歳以上じゃないと作れないデビットカードや、25歳以上じゃないと作れないクレジットカードなどもあり、下限年齢はカードごとに異なります。
クレジットカードとデビットカードの違いは、次の記事で更に詳しく説明しています。
デビットカードの6つのメリット
デビットカードがクレジットカードより優れているのは、次のような点においてです。
- 審査無しで作れる
- 若くても作れる
- 使いすぎて借金を負う危険性が低い
「審査」が無く、気軽に作れるというのがデビットカードのメリット。
ただしデビットカードでも、ゴールドカードやプラチナカードになると、審査が必要になることもあります。
また、デビットカードは銀行口座から、使った金額が即時引き落とされる形式のため、「口座残高」以上の買い物はできなくなっています。
そのため、カードを持っているとつい買いすぎてしまうという人でも、最悪口座残高が0になるだけで、借金は発生しません。
また、現金払いよりデビットカードが優れているのは、次のような点です。
- 買い物をするときにポイントを貰えてお得
- 多額の現金を持ち歩かなくて済む
- 海外ATMで現地通貨を引き出せる
これらのメリットは、クレジットカードと現金払いを比べた場合のメリットと同様。
このように、デビットカードはクレジットカードと同じようなメリットを持っていますので、基本的には現金払いにするよりはデビットカードを使ったほうがお得です。
デビットカードのメリットを紹介している記事はコチラ。
デビットカードの7つのデメリット
デビットカードには次のようなデメリットもあります。
- 分割払いはない
- ETCカードが発行できない
- ポイント還元率が低め
- 国際ブランドが利用可能な店でも使えない場合がある
- 不正利用の補償額が少ない
- クレヒスが作れない
- 利用不可能な時間帯があることも
【1】デビットカードの場合、クレジットカードのように「分割払い」や「リボ払い」は利用できません。1回払いのみとなります。
【2】デビットカードは、追加カードとして「ETCカード」を作ることができません。ETCカードが欲しければ、基本的にはクレジットカードを作ることになります。
【3】デビットカードでも「ポイント」は貯まりますが、クレジットカードと比べるとポイント還元率が低め。
ただし、それぞれのカードでポイント還元率は異なります。
【4】同じ「VISA」のカードでも、クレジットカードなら使えるけれど、デビットカードの場合は使えないということも。
デビットカードが使えないことが多いのは、「高速道路料金」「ガソリンスタンド」「月々の支払い」「飛行機の機内販売」などです。
ただしこれらの用途でも、デビットカードが使えるケースもあります。
【5】盗難などで「不正利用」があった時、クレジットカードなら全額補償が原則です。しかしデビットカードの場合は、補償額に上限があるのが普通。
【6】クレジットカードを使っていると、良いクレジットヒストリーとして信用が積み重なっていきます。
信用が高まると、クレジットカードをランクアップさせやすかったり、他のクレジットカードを作りやすかったり、ローンが組みやすくなるといったメリット有り。
しかしデビットカードは信用取引ではないため、こうしたクレジットヒストリーが作れません。
【7】デビットカードの中には、利用可能時間が決まっていて、深夜などには使えないものもあります。
ただしネット銀行系のデビットカードなら、大概24時間利用可能です。
ゴールドのデビットカードは年会費有料だがサービスが充実
ゴールドのデビットカードは、一般のデビットカードと何が違うのでしょうか。
デビットカードのゴールドカードと一般カードの違いは、クレジットカードのゴールドカードと一般カードの違いと大差ありません。
一般のデビットカードは、「年会費」が大抵は無料になっています。しかしゴールドクラスになると、デビットカードも年会費が有料になるのが普通です。
その代わり、ゴールドカードになると、旅行傷害保険などの付帯サービスが充実しています。
一般のデビットカードは、ほとんど付帯サービスが付かず、シンプルにショッピング機能だけが付いているのが一般的です。
そのため、クレジットカードに付いているようなサービスが欲しいなら、ゴールドカードを選ぶ必要があります。
もちろん、サービス内容が補い合えるようなら、両方ゴールドカードにするのも有りです。
楽天銀行ゴールドデビットカードはポイント還元率が高くおすすめ
デビットカードを一般カードでなくハイクラスカードにしたい場合、「楽天銀行ゴールドデビットカード(Visa)」がおすすめです。
デビットカードはポイント還元率が低いのが普通なのですが、楽天銀行ゴールドデビットカードなら、高還元率のクレジットカードと同じく、「ポイント還元率が1.0%」ですので、メインカードとして運用するのも悪くありません。
さらに楽天銀行ゴールドデビットカードには、「国内・海外旅行傷害保険」「ショッピングガード保険」「Visaゴールド優待特典」といったサービスも付帯。
楽天デビットカードの記事については次の記事を読んでみましょう。
ゴールドデビットカードならクレジットカードと同等のサービス有り
デビットカードには、日本独自のジェイデビットカードと、世界に通用する国際ブランドデビットカードがあります。
日本ではジェイデビットカードが主流ですが、国際ブランドデビットカードの方が汎用性が高くおすすめです。
また、デビットカードにもゴールドランクやプラチナランクといったランク付けがあります。
ハイクラスのデビットカードになると、年会費が有料になったり、審査が必要になったりと面倒なことも増えますが、その分付帯サービスも充実。
もしもクレジットカードを持たずデビットカードしか作らないというなら、付帯サービスを考えてゴールドデビットカードを作ることをおすすめします。
また、今持っているクレジットカードが年会費無料で付帯サービスが心もとない場合も、ゴールドデビットカードを作れば弱点をカバー可能ですよ。