クレジットカードは借金があると作れないってホント?金額の大小が問題?

「借金があるからクレジットカードなんてとても作れない」と、諦めてしまっている人はいませんか。

たしかに、借金があるとクレジットカード審査で不利になることもありますが、借入先などによっては審査で不利にならないケースもあります。

一口に借金と言っても、種類によって意味合いが変わってきますので、借金があってもクレジットカードを作れることはあるのです。

この記事では、クレジットカード作成と借金の関係について説明していきます。

9つの借金パターンとクレジットカード審査への影響

「借金」があるとクレジットカードの審査に悪影響がある、というのは一面の真理ではありますが、すべての状況に当てはまるわけではありません。

まず、借金にどんな種類があるのかを確認してみましょう。

大きく分けると「政府機関からの借金」「銀行からの借金」「ノンバンクからの借金」「その他の借金」の4つに分類できます。

これをさらに細かく分けると、次の通り。

借金の種類
  1. 政府機関からの借金
  2. 銀行の住宅ローン
  3. 銀行の自動車ローン
  4. 銀行のカードローン
  5. ノンバンクのカードローン
  6. クレジットカードのキャッシング
  7. 消費者金融からの借金
  8. 闇金からの借金
  9. 親戚・知人からの借金

これら以外にも、銀行の教育ローンや、リースなど借金の種類は無数にありますが、この記事では簡略化のため、上記の9つについてだけ解説していきます。

奨学金や住宅金融支援機構の住宅ローンはカード審査に影響せず

政府関連機関からの借金としては、「奨学金」や住宅金融支援機構の「住宅ローン」などがありますが、これらはクレジットカードの審査には影響しません。

奨学金や住宅ローンを完済していなくても、問題なくクレジットカードを作れます。

ただし、これらの支払いが遅延している場合は話が別です。どこからの借金であるかには関わらず、金融事故はクレジットカード審査で大きなマイナスポイントとなります。

銀行の住宅ローンは逆に好印象になるケースも

「銀行の住宅ローン」は、借りる金額が大きいため、クレジットカード審査に大きな悪影響を与えるのではないか、と心配している人もいるようです。

しかし銀行の住宅ローンは、基本的にはクレジットカード審査に悪い影響は与えません。

理由としては、銀行で住宅ローンを組むためには、「源泉徴収票(会社員)」か「確定申告書(自営業者)」をはじめとしたさまざまな書類の提出が求められ、厳しくチェックされるからです。

むしろ、住宅ローンを組めているということは、銀行のしっかりとしたチェック済みということになり、審査で好印象を与えられることもありえます。

また、住宅ローンをちゃんと支払っている機関が長いほど、信用も積み重なっていきますので、こちらの面でも審査で有利になることが期待できますよ。

へえ、住宅ローンがあってもぜんぜん問題ないんですね。
ただ、収入に対して住宅ローンが占める割合が大きすぎる場合は、クレジットカード審査でマイナスになることはありますよ。
収入に対して住宅ローンが占める割合、ですか?
住宅ローンでは、最大で額面年収の35%程度まで借りることができます。

このように限度いっぱいまで借りていると住宅ローンだけでかなり返済が厳しくなるため、クレジットカード審査に悪影響が出る可能性は否定できません。

銀行の自動車ローンがあってもクレジットカードは作れる

住宅ローンほどではありませんが、「銀行の自動車ローン」も、しっかりとした審査があります。

その厳しさはクレジットカード審査の比ではありません。

そのため、銀行の自動車ローンを組んでいる場合でも、クレジットカード審査に悪影響は出ず、カードを作ることが可能です。

また、住宅ローンや自動車ローンでは、家や車を銀行が担保として保有しているのが普通。

こうした有担保ローンであることも、自動車ローンなどがクレジットカード審査の足を引っ張らない要因の1つです。

銀行のカードローンには注意が必要

「銀行」と「ノンバンク」では、適用される法律が異なります。銀行に適用されるのは「銀行法」で、ノンバンクに適用されるのは「貸金業法」です。

貸金業法には「総量規制」があります。総量規制とは、各社合計で「年収の3分の1」までしかお金を借りられないというものです。

鋭い人なら気づいたかもしれませんが、銀行は貸金業法で縛られていないため、総量規制の影響を受けません。

つまり、すでに年収の3分の1までの借金がある人に、消費者金融会社は貸し出しができないが、銀行なら貸し出しが可能ということになります。

銀行のカードローンの方が、消費者金融のカードローンよりも、借りにくい、と思っている人も多いでしょうが、総量規制外で貸し出せるため、銀行カードローンのハードルはそれほど高くありません。

実際に、消費者金融の貸付残高は横ばいで推移しているのに対して、銀行のカードローンの貸付残高は右肩上がりで、年々上昇しています。

総量規制を超える借金があるということは、クレジットカード会社にとって大きなリスクとなりますので、銀行のカードローンがあるというのは審査で不利になるポイントです。

ノンバンクのカードローンも審査に悪影響

銀行のカードローンは問題ですが、信販会社のカードローンなども、同様にクレジットカード審査に悪影響を及ぼします。

カードローンで借りている金額が大きいほど、審査で不利になり、借りている会社の数が多いほど不利に。

気をつけたいのが、少額の借金をいくつもの会社から借りているような場合です。

合計金額としては大したものではなくても、複数の会社からお金を借りているという事自体が大きなマイナスポイントとなります。

つまり、信用が低くて大きなお金を借りられないから、そこら中から借金をしている、と判断されてしまうのです。

クレジットカードのキャッシング枠もりっぱな借金

多くのクレジットカードには、「キャッシング枠」を付けることができます。

便利なので気軽に使ってしまいがちですが、キャッシング枠は総量規制にも引っかかるりっぱな借金です。

当然、クレジットカードの審査項目の1つとして悪い影響を与えます。

そのため、キャッシング枠があるクレジットカードを持ちすぎていると、新たなクレジットカードを作れない可能性が上昇。

ちなみに、同じクレジットカードでも「ショッピング枠」に関しては総量規制には含まれません。

消費者金融会社からの借り入れは厳しい目で見られる

さまざまな借金の中でも、消費者金融会社からの借り入れは、クレジットカード会社に与えるイメージが一番よくありません。

複数の消費者金融会社からお金を借りているようだと、クレジットカードを作るのはかなり難しくなるでしょう。

また、「アコム」や「アイフル」といった大手消費者金融会社でなく、あまり知られていない中小の消費者金融会社や街金を使っていると印象が悪くなります。

すぐ近くに大手消費者金融会社があって便利に使えるのに、わざわざ中小の消費者金融会社を使うということは、「何か訳ありなのでは?」と疑われる可能性大。

闇金からの借金は影響しないが闇金自体が論外

「闇金」とは、国の許可を得ず、違法な高利の貸し出しなどをしている業者のことです。

この闇金は、個人信用情報機関に入っていないため、闇金からの借金がクレジットカード会社に知られてしまうことは、通常ありません。

そのため、クレジットカード審査にも影響は無いということになります。

しかし闇金の金利は、一般の貸金業者の100倍を超えるような場合もあるほどですから、借入先としては最初から使うべきではありません。

親戚・知人からの借金ならクレジットカード審査に影響無し

親戚や知人からのプライベートな借金なら、クレジットカード会社に知られることもありませんので、クレジットカード審査への影響も無しです。

金利を取られることもあまりなく期限にも融通が効きやすい、こうした親戚などからの借金は、クレジットカード申し込みを控えている場合には便利です。

ただし、誠意をもって返済をしなければ、親戚などからの信頼を失い、少しのお金の得以上のダメージを負ってしまう危険性もあります。

借金が無くても審査に影響がある場合も

現在借金がなかったとしても、次のような場合は審査に影響が出ることも。

借金がなくても審査に影響が出るパターン
  1. すぐにお金を借りられるカードを持っている
  2. 現在は完済してあるが過去に延滞などを起こした

では、それぞれ見ていきましょう。

お金を借りられるという状態自体が問題

現時点でまったくお金を借りていないとしても、すぐにお金を借りられる状態なら、審査に影響が出ます。

たとえば、「キャッシュカード」や、「キャッシング枠」があるクレジットカードなどを保有している場合です。

これらのカードを使えば、すぐにでも現金を引き出すことができるため、たとえ借金が無いとしても借金があるという形で審査がおこなわれてしまいます。

これはクレジットカードに限らず、住宅ローンや自動車ローンを組むときも同じなのですが、借り入れの申し込みをするときには、不要なクレジットカードやキャッシュカードは解約してしまうのが得策です。

現在の借金よりも過去の金融事故のほうがたたる

複数の消費者金融からお金を借りていたり、高額の借金があったりするのでなければ、実は現在の借金はそれほど大きな問題にはなりません。

それよりも、過去の金融事故の方が問題です。

たとえ現時点で借金を返し終わっているとしても、過去に「長期延滞」があったり短期延滞でも複数回繰り返していると、クレジットカードを作るのがかなり難しくなります。

一回過ちをおかしたら、生涯クレジットカードを作れないっていうことですか?
いえ、金融事故の情報は、基本的には5年で消えますので、その期間が過ぎてから申し込めば大丈夫ですよ。

借金があるからといってクレジットカードが作れないわけではない

借金が必ずクレジットカード審査に悪影響を与えるとは限りません。

大雑把に言うと、「政府機関」からの借金と「銀行」からの借金なら、クレジットカードの審査に大きな影響が出ないことがほとんどです。

住宅ローンなどを長期間真面目に返済しているなら、むしろ信用が高まることもありえます。

ただし銀行からの借り入れの中でも「銀行カードローン」は例外で、これが多いとクレジットカード審査に通るのが困難に。

また、ノンバンクからの借り入れは、基本的にクレジットカード審査に悪影響を与えます。

借入金額が多いほど、また、借り入れている会社の数が多いほど、クレジットカードを作れる可能性が低下。

可能なら、ノンバンク系の借り入れはキレイにしておくのが、クレジットカード審査で失敗しないコツです。

※ 掲載の情報は2020年5月現在のものです。

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