イギリスでクレジットカードはVISAでOK、2枚は持つといい

確実に英語が通じる国と言うことで、イギリスは旅行先としてだけではなく留学先としても人気ですね。あなたがこの記事を読んでいる目的は旅行ですか、留学ですか、それとも現地への赴任でしょうか。
海外旅行先としてのイギリスなら、クレジットカードは安心して使えます。ただし、ヨーロッパなのでマスターカードかVISAのクレジットカードを持ってくおくのがおすすめです。
この記事の目次
日本のカードもほとんどIC化されたので安心して使える
ブレグジットが注目されていますが、イギリスもEUの一員でしたから金融ルールもほぼ同じものが適用されます。
ヨーロッパではICチップを搭載していないクレジットカードは使えないと思っておいて下さい。
とは言え、日本のクレジットカードも大半がIC化されましたし、罰則規定こそまだないものの、お店はすべてIC対応することを法律で義務付けられているのですよ。
VISAかマスターカードでないと支払いができないケースが多い
クレジットカードも盗難被害に遭うことや、カードトラブルで使用不能になる可能性は常にあります。ですから、スペアカードは必要です。VISA2枚でもマスターカード2枚でも問題ありませんが、1枚ずつと言うのが良い組み合わせです。
チップ用の少額の現金以外全部カードで支払える
イギリスはカード社会です。現金でしか支払えないものは非常に少ないです。
チップ用に1ポンドまたは2ポンド硬貨を何枚かと、5ポンド紙幣と10ポンド紙幣を何枚か持っておけば十分です。
50ポンド(約7,000円)紙幣は高額紙幣として怪しまれたり、お釣りの面で嫌われたりします。持つにしても必ず細かくしておきましょう。
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決済通貨は必ずポンドを指定してカード決済する
また、支払の際にポンドか日本円かと尋ねられることがあるのは、他の外国と同じです。必ずポンドで支払いましょう。
ポンドで支払うと、クレジットカードの国際ブランドが決済の日の基準レートで計算して、請求日には日本円で請求されます。
日本円で支払うと、そのお店が決めたレートで換算していますので、大抵の場合割高になります。例えば、100ポンドの買い物をした時のことを考えます。
一方、逆のケースもあり、円高に振っていたら13,600円の請求になるかも知れません。いずれの場合もカード会社が決めたルールの中で換算されますから、ぼったくられることはありません。
決済通貨を円にすると言った場合は、お店が決めたレートでの換算になります。もし1ポンド160円と設定していた場合、14,000円以下で買える物が問答無用で16,000円になってしまいます。
ハードカレンシーとは次の6種類の通貨です。
- 米ドル
- ユーロ
- 英ポンド
- 日本円
- スイスフラン
- 人民元
バスなど公共交通機関はプリペイドカードで利用する
ロンドンのタクシーの場合、正式なライセンスを持っている車ではクレジットカードが使えます。しかし、バスや地下鉄などはどうでしょう。
実はイギリスにはSuicaのような「オイスターカード」という物があります。
ロンドン市内を中心に各種の交通機関で利用できる、プリペイド式のIC乗車券で割引もあります。
オイスターカードはロンドン域内の公共交通機関で使える
他の国や地域なら「公共交通機関は小銭が必要」と言うところですが、ロンドンならオイスターカード一枚で公共交通機関が利用できます。
- ロンドンの地下鉄
- ロンドン・オーバーグラウンド鉄道
- ロンドン市内のナショナル・レイル
- ロンドン交通局のバス
- サウスロンドン・トラム
- ドックランズ・ライト・レイルウェイ
- エミレーツ・エア・ライン(テムズ川のロープウェイ)
この他にもテムズ川のリバーボートやロンドン埠頭から出港する周遊クルーズで10%OFFの特典が受けられます。
オイスターカードはクレジットカードで購入できる
券売機の画面には下の方に国旗が並んでいて、日本の国旗もあります。それを選ぶと日本語で案内されますから簡単で良いですよ。クレジットカードも使えます。
この券売機ではVISAとマスターカードの他、JCBやアメックスも使えます。
初回購入時には5ポンドの保証金が上乗せされますが、帰国直前に券売機で払い戻し “Refund” 手続きを行えば戻ってきます。ただし、合計10ポンドまでしか返金されないので、残額を多く残し過ぎないように気を付けて下さい。
最初は20ポンドくらいのチャージにしておいて、残額が10ポンドを切ったら追加チャージすると言う方法がお勧めです。
「オイスターカード VisitBritain 」で検索すればすぐに見つかります。
VISAデビットならイギリスで問題なく利用できる
イギリスではクレジットカードよりデビットカードのほうがより普及しています。もちろんクレジットカードも便利に使えるので何の問題もありません。
イギリスのデビットカードも国際ブランドデビットですので、日本のデビットカードはそのまま使えます。
ただし、お店で使うのはVISAに限られると考えておいたほうが良いでしょう。
イギリスのメガバンクもデビットカードを発行している
イギリスの4大銀行全部がVISAデビットを発行しているので、日本のVISAデビットでも問題なく使えるのです。
- HSBC銀行
- ロイズ・バンキンググループ
- ロイヤルバンク・オブ・スコットランド
- バークレイズ
これらのVISAデビットは、VISAクレジットカードと同じように利用できます。ですので、イギリスではVISAの国際ブランドの使い勝手が最も良いと言えるでしょう。
旅行の際に日本から持って行くクレジットカードもVISAのものがおすすめです。
VISAのカードは日本のカード会社の大半が発行していますが、海外旅行とVISAカードということで王道とも言うべき3枚とデビットカード2枚を紹介しておきましょう。
留学や赴任の際には、これらのカードに加えて、上の4行のどれかに口座を作ってデビットカードを持つことがおすすめです。
イギリスではなんと言ってもVISAカード
クレジット・デビットカードの使い勝手が非常にいいので安心して旅行に出かけられます。
ただし、ロンドン市域外に出る場合には、少し多めに現金を準備しておいたほうが良いかもしれません。もちろん細かいお札にしておいてくださいね。