ETCカードの変更は簡単に。マイレージサービスも引き継ぎ可能

ETCカードを、今使っているものよりカード会社のサービスが良いものに切り替えたいと思った時、どのようにすればいいのでしょうか。実は手順そのものは非常に単純です。

しかし、手続きを忘れると損してしまうこともありますので、必要な手続きは必ず行うようにして下さい。

ETCカードの切り替えはとても簡単

ETCカードを違うものに変更する方法は、非常に簡単です。新しいカードを入手したら、古いカードの代わりにそれを車載器にセットして走ればOKです。

ただ、それだけでは変更する意味がありませんから、きちんと手順を踏んでカードを入れ替えましょう。

ETCカードを変更しても再セットアップは必要ない

ETCカードは車載器とは独立した存在ですので、ETCカードを違うカード会社のものに変更したとしても、車載器のセットアップをやり直す必要はありません。

車載器の再セットアップが必要なのは次のような時だけで、そこにはETCカードの変更は入っていません。

  • ナンバープレートが変わった場合
     ・異なる陸運支局の管内へ引越しをした場合
     ・オリンピックナンバーなどを購入した場合
     ・ご当地図柄ナンバーなどを購入した場合
  • 障害者割引を受けることになった場合
  • 車にけん引装置を付けた場合
     ・ボートトレーラー
     ・キャンピングトレーラーなど
  • 車載器を異なる車に取り付けた場合
  • 専用狭域通信(DSRC)対応の車載器でETC2.0のサービスを受けたいとき

つまり、車の状態が変化したり、受けるサービスを変えた時だけ再セットアップが必要だということです。

順番とタイミングを間違えないようにしてカードを変更する

ETCカードを新しいものに変更する場合は、次のような手順で行います。

  • 現在使っているカードの次回の年会費支払いまで余裕があることを確認する
  • 希望する新しいETCカードを申し込む
  • 2週間ぐらいで届くので、カードの裏面にサインをする
  • ETCマイレージサービスの会員専用ページにアクセスする
     ・古いカードに無料通行分が還元されて残っていないかを確認する
     ・無料通行分が残っていたらそれを使い切るまで古いカードを使う
     ・無料通行分がなくなったらカードの変更手続きを行う
  • 古いカードの解約手続きをする
  • 古いカードにはさみを入れて廃棄する

もちろん古いカードは解約しなくても良いですが、特に持っておく必要性がないのであれば解約した方が良いですね。例えば、万が一のカード破損に備えて、バックアップの意味でカードを2枚準備するというような場合は別です。

その場合には古いカードの情報もETCマイレージサービスに登録したままにして、新しいカードを追加登録の形で登録すればいいです。

但し、複数のETCカードに貯まったマイレージポイントは合算できませんので、バックアップ用のカードではポイントは有効に使えないかも知れませんから注意して下さい。

マイレージポイントは引き継げるが還元額は引き継げない

ETCカードの変更手続きを行うことで、古いカードに貯まっていたマイレージポイントは、新しいカードのポイントとして引き継がれるようになっています。

一方、古いカードでマイレージポイントを無料走行分として還元し、その還元額の一部または全部が使われずに残っていた場合、その金額は引き継がれず失われます。

ですから、上で説明したように変更手続き前には必ず還元額が残っていないことを確認しなければいけないのです。

このことは、ETCカードの有効期限が来て新しいものが送られてきた場合も同じです。有効期限の異なるカードは別のカードとして扱われるため、古いカードの有効期限が来てしまうと還元額は自動的に失われます。

ゴールドカードを持ったらETCカードも新しくしよう

ETCカードは支払い用のクレジットカードの子カードとして発行されますが、特定のカードに紐付けられているものではありません。同じ会社のカードであれば、異なるクレジットカードを支払い用として変更登録できます。

また、ETCカードは年会費無料のものも少なくありませんから、利用頻度が低すぎると更新されないケースもあります。そうした場合にも上級カードとつながったETCカードは強制解約されにくいでしょう。

年会費とETCカードの利用頻度の関係

ETCカードにも年会費がかかる物があります。そうした物でも、多くの場合利用状況に応じて年会費が無料になります。

  • JCB(プロパーカード・提携カード):年会費無料
  • イオンカード:年会費無料
  • 三井住友カード:年会費初年度無料・2年目以降500円
     ・前年度に1回以上ETC利用の請求があれば翌年度無料
  • 楽天カード:年会費500円
     ・ゴールドカード・プレミアムカードに付帯していると年会費無料
     ・楽天市場でダイヤモンド会員・プラチナ会員の場合、年会費無料

JCBの場合、ETCカードの年会費はカード発行会社が負担と明記してあります。三井住友カードの場合は、年に1回以上の利用が条件になっていますが、実際のところ高速道路の最短IC間距離から見て、最安値はたぶん150円です。

それにETC割引が適用されると100円と言うケースも考えられます。クレジットカードの手数料率がどうなっているかは公表されていませんが、高速道路6社は超大手の加盟店になるので、1%を切っているかもしれませんね。

仮に1%だったとしたら、500円の年会費を賄うには、年間50,000円のETC利用が必要になります。あるいは再発行の時の1,000円を基準に見た場合、1年あたり200円、つまり年間20,000円のETC利用が欲しいところです。

もちろんそれより多い利用をしている会員も少なくありませんが、それでもカード会社はどこかでサービスをしていると考えた方が良いでしょう。

そういう意味では楽天カードはうまく考えてますね。プレミアムカードであれば年会費10,000円が入ってきますから、その中に含めてしまっていると考えても良いでしょう。

また、楽天市場の上級会員の場合、かなりの金額の買い物をしているわけですから、そのくらいサービスしても罰は当たらないと言うことです。

無条件に年会費無料の場合ETCカードの利用頻度が低いと少し不安

無条件に年会費無料のETCカードを発行しているカード会社は、会員がまったくETCカードを利用していない場合、完全に経費倒れになります。例えば前回更新から一度も利用しないまま次の更新を迎えてしまった場合を考えてみましょう。

  • カード作成料金
  • 封筒や台紙などの経費
  • 簡易書留料金(最安値で392円)
  • 投函に要する人件費

これに対して一度の利用もないのであれば、カード会社としては更新しないという選択肢も出てきます。

それに対して、利用回数やカードのグレードなどの条件を満たした場合だけ年会費無料と言うカード会社は安心です。

少なくとも、無条件に年会費無料の物よりは更新されない可能性が低いと思われます。

ETCカードの変更は同じカード会社のものでなくても良い

例えば、これまではイオンカードセレクト(年会費無料)にETCカード(年会費無料)を付帯させて使っていたとしましょう。そして、楽天ゴールドカード(年会費2,000円)を持つことになったと考えて下さい。
上でお話しした通り、楽天ゴールドカードの場合、ETCカードの年会費は必要ありません。それでも上位カードに付帯するETCカードですので、使わなくても更新されないという可能性は低いと思われます。
また、わざわざ楽天カードで上位カードを作ると言うことは、楽天市場での買い物を前提だと思いますから、ますますお得意さんと言うことになるでしょう。

楽天カードは、延滞がなくても強制解約があることで有名ですが、ネットの噂ではカードの利用頻度が低いと解約されやすいと言うことです。

そういった意味でも、無料の一般カードがあるのにゴールドやプレミアムを選ぶ人は、ETCカードでも解約されにくいと考えても良いんじゃないでしょうか。

ですのでこの例の場合、イオンETCカードから楽天ETCカードに切り替えるのが良いと思います。

同じカード会社で違うカードに支払いを変更できるのか

同じカード会社の中で、本カードを一般カードからゴールドカードにグレードアップした場合、ETCカードの手続きはどのようになるのでしょうか。

ゴールドカードで新たにETCカードを申し込んで、一般カードのETCカードは解約しないといけないのでしょうか。それではマイレージサービスの登録変更などが面倒ですよね。

原則として本カードの付け替えは可能になっている

カード会社によっては異なる扱いをしているところがあるかも知れませんが、基本的には本カードが変わった場合ETCカードの請求先を付け替えることは可能です。

その場合、上位カードを条件に年会費を無料にしている場合、付け替えた次の年会費請求日からは無料になるでしょう。

この付け替えに関しては、カード会社ごとに対応が異なりますので、カード会社に問い合わせるか公式サイトのFAQで確認して下さい。メジャーなところでも次のような差があります。

  • 楽天カード:上位カードにグレードアップした場合、自動的に付け替えが行われる
  • 三井住友カード:サービスデスクに電話して付け替えの方法について問い合わせる

自動的に行われた場合はマイレージサービスの再登録は不要

自動的に請求先の付け替えが行われる場合、ETCカードはそのまま継続使用できますので、ETCマイレージサービスへの変更登録は必要ありません。

一方、付け替えに伴って新しいETCカードが発行される場合は、そのカードをETCマイレージサービスに変更登録を行う必要が出てきます。

新しいカードのカード番号はそのままで、有効期限だけが変わった場合には専用ダイヤルに電話するだけで変更登録が可能です。

一方、カード番号も変わっていた場合には、会員専用サイトで新しいカード番号と有効期限を登録することになります。書面郵送でも変更は可能ですが、その場合、マイレージポイントが付かない期間が10日ほど発生してしまいます。

利用頻度の低い人ほどETCカードについては注意深くなるべき

このように、利用頻度が低いと思わぬところでトラブルになりかねません。有効期限も確認していないと、更新カードが届いていないことにも気づかないかもしれませんね。

それでうっかり期限切れカードで高速道路に乗ろうとして、ゲートで止められたんじゃたまりません。

利用頻度が高い人はETCカードが更新されないことはないでしょう。

もちろん支払いを滞らせたら話は別ですが。

あまり利用していないカードだからこそ慎重に管理しないといけないのは、クレジットカードに共通する注意点であると覚えておいて下さい。

※ 掲載の情報は2019年7月現在のものです。

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