ETCカードの入れっぱなしは危険!その理由と入れ忘れを防ぐコツ

普段は高速道路を利用していない場合、運転するためにわざわざETCカードを差し込むのは面倒ですよね。
しかしETCを使うときだけこまめにETCカードを差し込んでいると、保管場所を忘れたり、高速を乗る日にETCカードを挿入するのを忘れてしまったりなんてことも多いのではないでしょうか。
この記事では、ETCカードをそのままにしておくことの危険性や注意点を詳しく解説していきます。
ETCカードをETC車載器に入れたままにしている人、入れたままにしようか悩んでいる人はぜひチェックしてくださいね。
ETCカードの入れっぱなしは危険!いますぐやめるべき3つの理由
ETCカードの挿入したままにしておくとなぜ危険なのか。3つの理由を説明していきましょう。
1.ETCカードの一体型と分離型がある!一体型が盗まれると、ショッピングで不正利用されることも
ECTカードは有料道路や高速道路をスムーズに通行できる非常に便利なカードです。
そんなETCカードには2つのタイプがあることをご存知でしょうか?
一体型 | ETCカードとクレジットカードの機能が一緒に搭載されている |
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分離型 | ETCカードとクレジットカードが別々に発行される |
「一体型」はカード1枚でクレジットカードとしてもETCカードとしても利用できます。しかし分離型のように機能が分かれていないので、もし盗難に遭った場合は不正利用の危険性が非常に高くなってしまいます。
一方「分離型」はカードが2枚あるので使い分ける必要がありますが、万が一ETCカードが盗まれてもクレジットカードはショッピングなどで不正利用されることはありません。
ただし一体型・分離型どちらでも、盗まれればETCで不正利用されるリスクはあります。
2.ETCカードの入れっぱなしはカードにダメージを与える
ETCカードやクレジットカードは、大変熱に弱い構造です。
とくに夏場は車内が高温になるため、車内にETCカードを置いておくことはETCカード自体の故障や変形につながります。
3.ETCカードの挿しっぱなしは過失とみなされ、補償が受けられない
ETCカードに盗難補償はありますが、あくまで「重大な過失がない場合」に限られます。
例えETCカードが盗られてもその理由が「ETCカードが車載器に入れっぱなし」であれば、補償が受けられません。
万が一の場合もありますので、高速パーキングエリアでも必ず抜いておくことをおすすめします。
ETCカードを入れ忘れを防ぐコツ!アラームをうまく活用しよう
車載器には、ETCカードの抜き差しに関するアラームがほとんどの車種に設定されています。
エンジンをかけるごとにETCカードの挿入状況をチェックし、「ETCカードが挿入されていません」という音声が流れるようになっているんです。
さらに高速道路の料金所の手前には「ETCカード未挿入お知らせアンテナ」が設置されていることが多く、車載器から音が鳴る設定になっていれば、ブザーや音声で挿し忘れをお知らせしてくれます。
もし料金所の手前でETCカードが挿入されていないことに気づいたら、慌てず一般レーンを利用しましょう。
挿し忘れたままETCレーンを通過してしまったら、必ず申告しましょう
もしETCカードを挿し忘れてゲートを通過してしまったも、後から料金を支払えるので停車したり、Uターンしたりする必要はありません。
高速道路を降りた後、落ち着いて最寄りの料金所または各道路会社に連絡を入れましょう。
- 利用された車両のナンバー・車種・色・形状など
- ETCカード番号と有効期限
- 利用された入口・出口の料金所名と日にち、通過時刻
- 名前と連絡先
通行料金が支払われなければ、不正通行と見られ割増金も含めた通行料金が請求されることに。慌てる必要はありませんが、なるべく早めに連絡するのがおすすめです。
次の記事ではETCカードを入れ忘れたパターン別に対処方法を記載しています。
ETCカードを挿入するのは利用するときだけ!入れっぱなしはやめよう
ただしETC車載器にカードを入れっぱなしにするのは要注意。
盗難、不正利用、故障・変形のリスクがあるので、利用しないときは必ず取り外すように気をつけましょう。
ETCカードを挿入し忘れるのが不安で入れっぱなしにしてしまう人が多いかと思いますが、アラームや料金所前の看板など、挿入忘れでETCレーンに入ることがないようさまざまな工夫がされています。
ETCカードもクレジットカードの1種と考え、リスクを防ぐために必ず持ち運ぶようにしてくださいね。