ETCカードだけ欲しい人必見!ETCパーソナルカードをチェック

ETCカードは便利ですが、ETCカードはクレジットカードと同時に申し込む、または追加で申し込むことが多いものです。ETCカードは欲しいけど、クレジットカードを持つことに抵抗がある、クレジットカードは作れない、そう思って諦めている人もいるのでは?
実は、クレジットカードを持たなくてもETCカードを持つ方法はあります。ETCカードだけが欲しい!そんな方にオススメの情報を詳しくご紹介していきますので、ぜひチェックしてくださいね。
【ETCパーソナルカード】ならクレジットカード不要!
ETCカードについて、何となくクレジットカードの付属品のようなイメージを持っている人が多いかもしれません。「ETCカードはクレジットカードと一緒に申し込むもの」、「ETCカードはクレジットカードを持っている人が申し込めるもの」、そうは思っていませんか?
しかし、ETCパーソナルカードならクレジットカードの所持に関係なく申し込みをすることができます。
では、ETCパーソナルカードの基本情報を見ていきます。ETCパーソナルカードは、クレジット機能のないETCカードです。高速料金の利用料金の支払いのみに使用することができます。
ETCパーソナルカードを発行しているのは、高速道路6会社です。その高速道路会社が指定した有料道路であれば、ETCパーソナルカードを使用することができるわけです。
では、高速道路6社をご紹介しておきましょう。
- 東日本高速道路株式会社
- 首都高速道路株式会社
- 中日本高速道路株式会社
- 西日本高速道路株式会社
- 阪神高速道路株式会社
- 本州四国連絡高速道路株式会社
通常、ETCカードを使って走行できる有料道路であれば、問題なくETCパーソナルカードが使用できると考えて良いでしょう。
ETCパーソナルカードは受け取りまで約1か月かかる!?
では、ETCパーソナルカードを申し込んでから受け取るまでの手順についてご紹介していきましょう。
ETCパーソナルカードを手にする為には、次の3つの手順が必要となります。
STEP②デポジット入金
STEP③カード到着
それぞれの手順について詳しくご紹介していきましょう。
STEP①申し込み
まずは、申込書を入手します。ETCパーソナルカードの申込書は、次の2つの方法で入手が可能です。
- 有料道路のSA等インフォメーション
- ETCパーソナルカード事務局への電話
事務局へ電話で申込書を依頼する際には、対応時間に注意しましょう。事務局の対応時間は、土日祝日と年末年始を除く9時から17時までとなっていますので、注意しておきたいですね。
申込書には、氏名や住所と言った基本情報だけでなく、ETCの利用料金を引き落とすための口座情報やデポジットを計算するための情報として、平均利用月額を記入する必要があります。デポジットについては、後程詳しくご紹介していきましょう。
必要事項をすべて記入し、身分証明書を同封して送付します。
STEP②デポジット入金
申込書を郵送後は、ETCパーソナルカード事務局にて受付・確認が行われます。ここで記入内容に問題が無ければデポジットの振込用紙が郵送されてきます。
STEP③カード到着
ETCパーソナルカード事務局にてデポジットの入金が確認できれば、ETCパーソナルカードが発送されます。手元に届いたその日から、ETCパーソナルカードは使用可能です。
申し込みを郵送で行われなければいけないこと、そして郵送後にはデポジットの入金をして、それからカード到着までさらに2週間かかることから、ETCパーソナルカードは申し込みから入手までおよそ1か月程度かかると考えておきましょう。
早めに申し込みをしておくことをオススメします。
デポジットの仕組みと必要となる金額とは
ではここで、ETCパーソナルカードを作る上で必要となるデポジットについて詳しくご紹介していきます。
まずは、デポジットの基本情報を押さえておきましょう。
ETCパーソナルカードを利用するにあたって高速道路会社に預け入れる保証金のこと。
ETCパーソナルカードの解約時には、返還される。
前払い金やプリペイドカードとは異なるので、デポジット金額を通行料金の支払いに使うことはできません。
デポジット金額の計算方法
デポジット金額は、申し込み者がどのくらい高速道路を利用しているのかによって異なります。
その計算式が、こちらです。
*デポジットの最低金額は20,000円であり、平均利用月額は5,000円単位で切り上げ。デポジットは20,000円単位となる。
具体的な金額について、一例を挙げてみましょう。
平均利用月額 | デポジット額 |
---|---|
5,000円 | 20,000円 |
10,000円 | 40,000円 |
15,000円 | 60,000円 |
20,000円 | 80,000円 |
デポジット額は、高速道路の利用状況に応じて設定されるものなので、申し込み時よりも利用が増えた場合は、増額を依頼されることがあります。
ETCパーソナルカードを解約する際には返還されるものではありますが、平均利用月額が大きいと支払わなければいけないデポジット額も負担になるかもしれません。
自分がどの程度のデポジットを支払うことになるのか、申し込み前にしっかりチェックしておきましょう。
ETCパーソナルカードを持つ2つのメリットとは
やはりETCクレジットカードの印象が強い人は、クレジットカードなしで作ることができるETCパーソナルカードには何らかのデメリットがあるのでは?劣っている点があるのでは?と不安になってしまうかもしれません。しかし、ETCクレジットカードではなくETCパーソナルカードを使うことには、次のつのメリットがあります。
- クレジットカードを作る必要がない
- 審査がない
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
クレジットカードを作る必要がない
ETCパーソナルカードは、クレジットカード会社とは無関係のカードです。ですから、クレジットカードを作る必要がありません。
クレジットカードをこれ以上増やしたくはない、わざわざETCカードのためにクレジットカードを作りたくはない、そんな方にとって、ETCパーソナルカードは魅力的なカードだと言えます。
審査がない
ETCパーソナルカードを作る際には、クレジットカード系のETCカードと異なって審査がありません。
審査がない理由、それは保証金としてデポジットを預け入れることで、万が一高速道路の通行料金の支払いが滞ってもデポジットから回収することが可能となるためです。
ETCクレジットカードを作る際に審査を受ける必要があるのは、申し込み者の支払い能力をチェックするためです。万が一支払いが滞るようなことになれば、損をするのはクレジットカード会社です。だからこそ、審査をして支払い能力の有無をしっかり確認するのです。
しかし、ETCクレジットカードはデポジットを預け入れえることが条件で発行されるカードです。このデポジットがある限り、発行した高速道路6社が損をすることはありませんので、安心してETCパーソナルカードを使ってもらうことが出来るのです。
ただし、デポジットがあるからと言って支払いが遅れても良い理由にはなりません。デポジットから料金が充当される場合は、未納金額に年率10.75%もの延滞金を上乗せして引かれることになります。
更に、未納金がデポジットの80%を超えた場合は、ETCパーソナルカードが利用停止となってしまいますので、注意が必要です。
ETCパーソナルカードは審査なく利用できるETCカードではありますが、利用状況次第では利用停止になる可能性もある、一度利用停止となったら再び利用できなくなる可能性がある、ということを覚えておきましょう。
ETCパーソナルカードとETCクレジットカードはどちらがお得?
受けられる割引制度は同等となるETCパーソナルカードとETCクレジットカード。では、実際どちらのカードがお得なのでしょうか。
項目 | ETCパーソナルカード | ETCクレジットカード |
---|---|---|
年会費 | 1,234円 *毎年支払う |
クレジットカード会社による ETCカードは無料、という場合も多い |
ポイント | マイレージサービスに登録すれば マイレージポイントが貯まる |
マイレージサービスポイントに加え クレジットカードのポイントが貯まる |
汎用性 | ETC料金の支払いのみ対応 | クレジットカードでは 買い物・支払が可能 |
初期費用 | デポジット金額 (最低20,000円) |
クレジットカード会社による 新規発行時に 発行手数料がかかる場合がある |
ETCクレジットカードの場合は、クレジットカードのポイントも貯まり、クレジットカードを使えばショッピング利用なども可能です。
ETCパーソナルカードはETCに特化したカードであること、そして年会費とデポジットがあることから、そこをデメリットだと感じてしまう人もいるかもしれません。
ただ、ETCに特化したカードだけで良い、クレジットカードは不要、マイレージサービスが利用できれば良い、という人は、ETCパーソナルカードを使用するメリットは十分あると考えられます。
ETCカードだけが欲しいならETCパーソナルカードがオススメ
ETCパーソナルカードは保証金となるデポジットを預けることで、審査なく誰でも作ることができるETCカードです。もちろん、ETCクレジットカードと同等のサービスを受けることができます。
クレジットカードがなくても、様々な割引特典を受けることができるのは嬉しいですよね。ETCカードだけが欲しい!そう考えている人は、ETCパーソナルカードを検討してみては?
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