ETCカードの種類一覧!個人ならば安全性が高い分離型がおすすめ

ETCカードと一口に言っても、実は様々な種類のものがあります。それらのカードの中から、自分に合ったETCカードを選ぶのが大切です。
個人向けのETCカードでおすすめは分離型。
より安全にETCカードを使うことができます。
個人向けのETCカードを選ぶポイントはお得かどうか。年会費や発行費用、更新費用が無料のものを選ぶとよりお得にETCカードを使うことができます。また、ポイントが貯まりやすいものを選ぶことで、ポイントが無駄になりません。
どのようなETCカードがあるのか見てみましょう。
この記事の目次
個人向けETCカード一覧!おすすめは分離型
個人向けのETCカードの種類は、次の3つ。
- ETCカードにクレジット機能が付いていない「分離型」
- クレジットカードにETC機能が付いている「一体型」
- レンタカー会社で車を借りることでレンタルできるETCカード
- デポジットタイプで利用できる「ETCパーソナルカード」
これら4つのカードの特徴や違いについて説明していきます。
分離型ETCカードは安全性が高く人気のあるカード
クレジット機能が付いていないETCカードのこと。万が一分離型ETCカードが盗難されたとしても、被害は最小限で抑えられます。
分離型のメリットとデメリットは次のとおり。
メリット | 安全性が高い |
---|---|
デメリット | カードの枚数が1枚増える |
分離型のETCカードのメリットは、安全性が高いこと。
分離型のETCカードの場合は、クレジット機能がないため通常の買い物などに利用することはできず、有料道路や高速道路の通行料金を支払う場合にのみ利用が可能です。
そのため、万が一盗難されたとしても、買い物をされる心配がありません。高速道路の通行料金の支払いにしか使えないため、被害が最小限で抑えられます。
デメリットは、カードの枚数が1枚増えること。カードが1枚増えてもさほど気にならない方は、安全性が高い分離型ETCカードがおすすめです。
一体型ETCカードはクレジット機能が付いているETCカード
クレジット機能が付いているETCカードのこと。カードの枚数は1枚少なくなるものの、万が一盗難された場合に不正利用される確率も高くなります。
一体型のメリットとデメリットは次のとおり。
メリット | カードの枚数が1枚になる |
---|---|
デメリット | 盗難された場合に不正利用される可能性がある |
一体型ETCカードのメリットは、カードの枚数が1枚になること。持ち歩く枚数が減ります。デメリットは、盗難された場合に不正利用される確率が高くなること。
ETCを車に差し込んだままで盗難された場合などでは、クレジット機能を利用され被害額が大きくなる可能性があります。
一体型ETCカードの場合には、車を離れる際は必ず車載機からETCカードを抜くようにしましょう。
レンタカーを利用するならETCカードはレンタカー会社から借りられる
レンタカー会社ETCカードのメリットとデメリットは次のとおり。
メリット | 安い料金でETCカードを利用することができる |
---|---|
デメリット | ETCカードのみを借りることは不可能 借りた店舗に返さなければならない場合が多い |
レンタカー会社でETCカードを借りる場合の料金は、高くても300円ほど。とてもリーズナブルな値段でETCカードを借りることができます。
普段車を運転しないためにETCカードを持っていない、ETCカードを持ってくることをうっかり忘れてしまったという方におすすめのサービスです。
ただし、ETCカードのみを借りることはできません。あくまでレンタカーも利用した場合のみ。また、レンタカーを返却する場合にはどの店舗でも受け付けてくれる場合がほとんどですが、ETCカードの場合は借りた店舗に返さなければならないことがほとんどです。
デメリットもありますが料金も安いため、ETCカードを持っていないけれどレンタカーを利用するという方には、レンタカー会社でETCカードを借りるのはおすすめの方法です。
法人向けETCカードは2種類!違いは割引が受けられるかどうか
法人向けのETCカードは次の2つ。
- 法人クレジットカードの「法人ETCカード」
- 高速道路会社が発行している「ETCコーポレートカード」
これら2つのカードの特徴や違いについて説明していきます。
法人ETCカードはポイントも貯まるうえに手間も省けるETCカード
クレジットカード会社が発行している法人カードのETCカードのこと。法人クレジットカード1枚につき法人ETCカードを複数発行できるものと、法人クレジットカード1枚につき法人ETCカードを1枚しか発行できないものがあります。
法人クレジットカード1枚につき法人ETCカードを1枚しか発行できない場合は、社員1人1人にカードを作ったうえでETCカードも作る必要があります。ですが、1枚で複数枚発行できる場合ならば、社員1人1人にクレジットカードを作る必要がありません。
法人ETCカードのメリットとデメリットは次のとおり。
メリット | ポイントが貯まる ETC利用した場合の領収書などが必要ないため、事務作業を効率化できる |
---|---|
デメリット | 法人クレジットカードの審査を受ける必要がある |
法人ETCカードの場合は、クレジットカードと同じくポイントが貯まるもの。そのため、貯まったポイントを有効利用することも可能です。
また、社員が高速料金の領収書などを会社に提出する必要がありません。クレジットカードで引き落としされるため、事務作業の手間が省けます。
ですが、法人ETCカードを作るには、法人クレジットカードの審査を受ける必要があります。個人事業主や事業を始めたばかりの場合は、審査に通りにくいもの。ただ、会社の信用情報ではなく個人の信用情報で審査してくれる会社もあります。
ETCコーポレートカードは大口・多頻度割引のためのETCカード
東/中/西日本高速道路株式会社が事業者に貸すETCカードのこと。大口・多頻度割引をするためのカードです。
大口・多頻度割引とは、指定の高速道路や有料道路をETCコーポレートカードを利用して走った場合に、割引が受けられる制度のこと。大口・多頻度割引を受けるためにはETCコーポレートカードが必要不可欠です。
運輸業などの事業を行っている会社にとってはなくてはならないカードといえます。
個人向けETCカードの選ぶポイントはお得かどうか
個人向けETCカードを選ぶ際に重要なポイントは、お得なETCカードなのかどうかということ。
お得なのか見極めるポイントとして、次の3つの点に注意して選んでみましょう。
- 年会費
- 発行費用と更新費用
- ポイントの貯まりやすさ
3つのポイントについて説明していきます。
ETCカードを選ぶポイント①年会費は無料のものを選ぼう!
ETCカードを選ぶ際には、年会費が無料のカードを選ぶ方がお得です。
ただし、年会費が有料であっても簡単に無料になる条件がついている場合であれば、選ぶ価値はあります。
楽天のETCカードが無料になる条件は、楽天市場をよく利用する方ならば簡単なもの。楽天のETCカードは100円で1ポイント貯まるため、年会費が無料になるならば選んだとしても損はありません。
ETCカードを選ぶポイント②発行費用と更新費用が無料のものを!
年会費が無料だとしても、ETCカードを発行・更新するのに費用が必要な場合があります。発行費用や更新費用はさほど高くないとはいえ、できるならば費用は安くしたいもの。
年会費が無料と大々的に書いてあるにも関わらず、発行費用と更新費用がかかるという場合も多々あります。
年会費だけでなく、発行費用と更新費用も無料なのか、きちんと確認するのがおすすめです。
ETCカードを選ぶポイント④ポイントが貯まりやすいかどうか
ETCカードを利用した場合には、クレジットカードと同じポイントが貯まる場合がほとんどです。ですが、なかにはポイントが貯まらないETCカードも存在するもの。
どうせなら、ETCの際にもポイントを貯めたいもの。ポイントが貯まるかどうか事前にチェックしておくと安心です。
ETCカードの種類は様々!自分が使いやすい安全なカードを選ぼう
分離型のものはクレジットカード機能が付いている一体型のものとは異なり、クレジットカード機能が付いていません。そのため、例え盗難されたとしてもショッピングに使われることがなく被害を少なく抑えることができます。
法人向けカードには、クレジットカード会社が発行する法人のETCカードとコーポレートカードがあります。大口・多頻度割引を利用するには、コーポレートカードを利用しなければなりません。
ETCカードは年会費や発行費用、更新費用が無料のものも多いものの、更新費用や発行費用のみ費用が掛かる場合も多々あります。
年会費や発行費用、更新費用を安くするためにも。無料のものを選ぶようにするといいでしょう。