外国人におすすめのクレジットカード3種類!作る際の注意点は?

国が変われば、クレジットカード事情も異なるもの。外国人の方も日本に長くいると日本のカードを作りたいと思うこともあるでしょう。
クレジットカードを作る場合には、国内のクレジットカードの発行手続きを行う必要があり、カードの審査に通らなければなりません。
クレジットカードの審査に必要なのは、日本に居住していることを証明できる在留カードや収入証明書などの本人確認書類。
そのうえ、在留期間もある程度残っていなければ、審査に受かる可能性は低くなります。
外国人が国内でクレジットカードを作る場合は、比較的審査に通りやすい年会費無料のカードにするのがおすすめです。外国人留学生ならば学生専用カードを選ぶとよりクレジットカードを作りやすくなります。
この記事で紹介するのは、外国人におすすめのクレジットカード3種類。参考にし、国内発行のクレジットカードを作ってみてはいかがでしょうか。
この記事の目次
外国人でも作れるおすすめのクレジットカード3選!
外国人におすすめのカードは、比較的審査に通りやすい年会費無料のクレジットカードです。
年会費無料のクレジットカードのうち特におすすめは、次の3つ。
- 学生専用ライフカード
- MUFGイニシャルカード
- 楽天カード
それぞれのカードの特徴などについて、詳しく見ていきましょう。
学生専用ライフカードは海外旅することが多い外国人留学生にぴったり
外国人留学生におすすめのクレジットカードが、学生専用ライフカード。ポイントが貯めやすいと人気のライフカードの中でも、学生のみが作れるカードです。学生専用ライフカードに申し込めるのは次の2つの条件を満たす場合。
- 18歳以上25歳以下(高校生を除く)
- 大学や大学院、短期大学、専門学校に在学中
25歳以下の学生であれば申し込むことができるため、外国人留学生にもおすすめです。
ただし、学生であっても申し込み期限があり、オンラインでの申し込みの場合は卒業予定年月1カ月前の月末まで。オンライン以外の申し込みであれば、卒業予定年月3カ月前の月末までに申し込まなければなりません。
学生専用ライフカードのメリットは、次の2点。
- 海外での利用総額の5%をキャッシュバック
- 海外旅行傷害保険を無料で自動付帯
中でもおすすめは、海外旅行傷害保険が無料で自動付帯されていること。
海外旅行傷害保険がついているクレジットカードは多々あります。ですが、該当するカードで支払いを行うことで海外旅行傷害保険の該当となる利用付帯である場合がほとんどです。年会費無料で自動付帯となるクレジットカードはほとんどありません。

傷害保険
傷害保険
保険
ラウンジ
年会費 | 無料 |
---|---|
還元率 | 0.5% |
電子マネー | Apple Pay, Google Pay |
MUFGイニシャルカードは学生ならば年会費無料でお得
MUFGイニシャルカードは、三菱UFJニコスが発行している10代20代向けのクレジットカード。
MUFGイニシャルカードのメリットは、次の2点。
- 学生は在学中年会費無料
- カード更新時に自動的にMUFGカードゴールドに切り替えとなる
MUFGイニシャルカード最大のメリットは、学生ならば在学中は年会費無料になること。
年会費を支払う必要がないため、余計な負担なくクレジットカードを持つことができます。
社会人であっても、1年間に20万円以上利用していれば年会費は無料になります。携帯電話料や光熱水費といった固定費をMUFGイニシャルカードで支払うようにすれば、年会費を無料にすることは難しくないでしょう。

傷害保険
傷害保険
保険
ラウンジ
年会費 | 初年度・在学中は無料 翌年度以降1,250円(税抜) |
---|---|
還元率 | 0.4% |
電子マネー | Apple Pay, Google Pay |
また、MUFGイニシャルカードは、初めてカードを更新する際に自動的にMUFGカードゴールドに切り替えとなります。
年会費1,905円(税抜)で保有できるゴールドカード。海外旅行傷害保険が自動付帯されるだけでなく、国内旅行傷害保険が利用付帯、空港ラウンジサービスを無料で利用できるなど、さまざまな特典を受けられるカードです。
将来、ゴールドカードを持ちたいと考えている外国人留学生にもぴったりのクレジットカードです。

楽天カードは還元率が高い!18歳以上ならば誰でも申し込み可能
学生ではない外国人の方におすすめのクレジットカードが、楽天カード。というのも、楽天カードは高校生でない18歳以上の方であれば誰でも申し込むことができるため。
国籍などは関係ありません。フリーランスとして働いている外国人の方にもおすすめのクレジットカードといえます。
楽天カードのメリットは、次の3点。
- ポイント還元率が1.0%
- 楽天のサービス利用でポイント還元率アップ
- 海外旅行傷害保険利用付帯
楽天カード最大のメリットは、ポイント還元率が1.0%であること。
利用金額100円につき1ポイント貯まるため、効率よくポイントを貯めることができます。
さらに、楽天市場で楽天カードを使ってショッピングをすると、ポイント最大3倍。楽天トラベル利用でもポイント2倍になるなど、楽天グループのサービスをよく利用する方にもぴったりのクレジットカードです。
楽天カードの作り方は、簡単。ネットで申し込みを行うと1週間ほどで自宅にカードが届きます。

傷害保険
傷害保険
保険
ラウンジ
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0%~ |
電子マネー | Edy, Apple Pay, Google Pay |
外国人がクレジットカードを作る際の注意点は?残りの在留期間に注意
外国人がクレジットカードを作る際に注意しなければならないポイントは次の3点。
- 滞在期間や残りの在留期間に注意
- 本人確認の書類が必要
- 本名で申し込む必要がある
それぞれの点について詳しく見ていきましょう。
滞在期間や在留期間がどの程度残っているかが重要
日本での滞在期間が短い外国人の場合、クレジットカードを作ろうとしてもどうしても審査に通りにくくなります。というのも、クレジットカードを発行するために必要な銀行口座を開設することができないため。
銀行口座を開くには、在留カードが必要です。
法務大臣が発行する外国人の身分証明書。日本に中長期間(3カ月以上)滞在する人が許可を得ると受け取ることができます。滞在期間が短い外国人は受け取ることができません。
在留カードは滞在期間が短い外国人には発行されません。そのため、銀行口座を開設することができず、クレジットカードを作ることも難しくなります。
そのうえ、在留カードには、日本にいられる在留期間が記載されています。
大切なのは、在留期間がどのくらいの期間残っているのかということ。
在留期間が短ければ、日本の在留期間が少ないとみなされ審査に通りにくくなります。というのも、支払いをせずに帰国してしまう可能性も考えられるため。
カードの申し込みをするならば、在留期間が多く残っている状態で行うと、より審査に通りやすくなると考えられます。
在留カードは、本人確認書類としても利用することができる重要な書類です。16歳以上ならば、本人の顔写真も載せる必要があります。
本人確認書類をしっかりと揃えておく必要がある
クレジットカードの申し込みの際には、本人確認書類が必要です。外国人の場合、先ほど説明した在留カードのほかにも、特別永住者証明書や学生証、収入証明書類も本人確認の書類にすることができます。
日本で働いている場合は、収入証明書類も必要で、たとえ留学生であっても、日本でアルバイトをしている場合は収入証明書類を出さなければなりません。
収入証明書とすることができるのは、次の4つの書類。
- 源泉徴収票
- 給与明細書
- 住民税決定通知書・納税通知書
- 所得証明書
この中で最も一般的なのが、給与明細書。毎月給与が支給される際に給与明細をが勤務先から渡されるはずです。最も新しい給与明細書を収入証明書としましょう。
通名ではなく本名でクレジットカード申し込みをする必要あり
外国人の場合、名前が長いために本名をうまく登録できない場合もあります。ですが、名前が長いからといって、一般的に使われる通名をクレジットカードに登録することはおすすめしません。
外国人におすすめは年会費無料のクレジットカード!
ただし、いくら審査に通りやすいクレジットカードとはいえ、日本人が申し込みを行う場合と比べると、しっかりとした準備をしなければなりません。
より審査に通りやすくするには、残っている在留期間に注意することと本人確認書類や収入証明書類を揃えること、本名で申し込むこと。
これらの点に気を付けて、日本で利用するクレジットカードの申し込みを行ってみましょう。