グアムのクレジットカード事情。JCBと楽天カードが意外に便利

常夏の島グアム、行ったことありますか。日本から南に3時間半のフライトで到着する、ハワイの半分の距離にある南の島です。アメリカの海外領土ですが、州・準州ではありません。
ですからカードの使い勝手もアメリカ本土やハワイなどとは少し異なる部分もあります。むしろ日本人にとっていろいろと便利な島だということができるかもしれませんね。旅費もお安いです。
お手頃な海外旅行先でクレジットカード事情も悪くないグアム
グアムはアメリカの海外領土なので、公式な通貨はドルです。
もちろんアメリカ本土と同じ程度にはクレジットカードが使えると考えて差し支えありません。
ただ、例えば鉄道がないから、バスの利用頻度が高い上、バス料金は現金支払いになりますのである程度の現金は必要です。アメリカ本土と同じく高額紙幣はあまり持ち歩かないほうが良いでしょう。
グアムはアメリカ本土並みにクレジットカードが使える
アメリカ本土でも、50州の一つであるハワイでも、屋台やフードトラック(キッチンカー)ではクレジットカードが使えない店が多いです。同じようにグアムでもこうした施設や、個人の小規模店舗ではクレジットカードは使えないことが多いですね。
店舗数全体に占める小規模店の割合がアメリカ本土とは異なるため、少し使い勝手が異なるように思えるかもしれませんが、基本的には同じです。
現金を細かくして持っておくことが必要なのも本土と同じ
例えばバス料金や手渡しのチップなどでは必ず現金が必要になります。特に1ドル札が活躍するシーンが多いと思うので、チップ用に多めに持っておきましょう。財布よりビルクリップが便利です。
また、50・100ドル札は10ドル札に両替して持っておいたほうが良いです。高額紙幣支払には大抵クレジットカードが使えるので高額紙幣は必要ないでしょうし、お店によっては断られます。
特にバスやタクシーでは使えないと思ったほうが良いです。
チップは現金で支払うことが多いがカード払いができることも
レストランなどで食事をした時には、チップをクレジットカードで支払うことができます。アメリカ本土よりは相場が安く、飲食代金の10%~15%程度です。
ただ、ドレスコードが厳しいような高級レストランでは、20%くらいのチップと考えておいたほうが良いと思います。
逆に “Gratuity is not included.” と書かれている場合、チップは含まれていません。あるいは “Tip” などと書かれた記入欄がある場合もチップは含まれていません。
チップ欄がある場合には “Check Amount” と言う飲食代金の合計欄の下に “Tip” “Total” “x” と言う記入欄があると思います。順に「チップ」「チップ込みの合計額」「サイン」です。必ず記入しておきましょう。
空欄のままにしておくと、めったにないことですが、悪質なお店だと勝手に記入されるかもしれません。チップ欄がないなど自分で記入できない場合は、チップの分だけ現金で渡して下さい。
クレジットカードが使えるタクシーなどでも、決済機の横にこの表示があることがあります。その場合も運賃の10%~15%程度のチップを現金で渡しましょう。
一方、基準になる料金がない場合もありますね。
- ホテルのベルボーイ・ポーター:荷物1個あたり1ドル
- ホテルのルームメイド:1人1泊あたり1ドル
- ホテルの送迎車:荷物1個あたり1ドル
- タクシーで荷物の積み下ろしをしてもらった場合:運賃に対するチップとは別に荷物1個あたり1ドル
特集記事も是非、ご覧ください。
サインは本人を特定するための大切な目印
最近では PIN(暗証番号)入力で済ますことも多くなっていますが、テーブルで支払いをするレストランのように、サインを求められるケースも結構残っています。
テーブルについたままハンディターミナルで暗証番号入力ができることもありますが、サインは求められればちゃんとできるようにしておきましょう。
本人確認が目的なので何語でサインしても構わない
日本は印鑑社会ですからサインの重要性があまり重視されませんが、多くの国ではサインが重要な意味を持ちます。そして、それは読める必要はまったくないのです。
カードの裏に書かれているものと、伝票に書かれたものが同じものであると認識できれば、模倣されにくいことを条件に何語で書かれていても問題ありません。
クレジットカードのサインでトラブルを起こさないための注意点
海外でクレジットカードを利用する際には、お店や地域によってパスポートの提示を求められることも少なくありません。
- クレジットカードの裏にするサイン
- パスポートに書かれているサイン
- クレジットカードを利用する時にするサイン
この3つが一致しているのがベストです。コピー機じゃないので、完全に一致することは不要です。同じように書かれていると人間の目で確認できればOKです。
ですから、普段から自分の名前をフルネームでサインする癖をつけておきましょう。それを利用すれば、サインで問題が起こることを避けられます。
新婚旅行ではカードとパスポートの旧姓表示に注意
新婚旅行でグアムを訪れる夫婦も非常に多いと思います。これもグアムに限らないのですが、結婚に伴ってどちらかの姓が変ります。しかし、クレジットカードやパスポートの名義は旧姓のままにしたほうが良いのです。
中途半端にクレジットカードやパスポートの名義を変更してしまうと不一致が起こります。さらにホテルの予約も旧姓で行っておいて下さい。すべての名義が一致しないと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
結婚したことで姓が変わった場合、新婚旅行から帰ってから姓変更を行うように意識しておいて下さい。
グアムにはJCB取扱店が多いので一枚くらいは持って行くと便利
JCBは海外の加盟店・取扱店が少ないです。現在では DISCOVER CARD と加盟店開放を行っていますので、アメリカではかなり使えるようになっています。
しかし、それを利用しなくてもグアムには JCB の加盟店がかなりたくさんあります。それだけではなく JCB カードによる優待サービスも提供されています。
グアムでクレジットカードを利用するならJCBと楽天カード
グアムにはクレジットカード会社が運営するラウンジが2つあります。
- JCB プラザ ラウンジ・グアム
- 楽天ラウンジ グアム
どちらも “The Plaza” と言う大きなショッピングモールに入っています。結構規模の大きなところですので中で迷子にならないようにして下さい。
The Plaza は階数がややこしい
公式サイトを見ると、どちらも The Plaza 2 階にあると紹介されていますが、この階数が曲者です。 ホテルロードと呼ばれる道に面した階が「プラザ階(P)」で、その上の「ロビー階(L)」にはホテルのフロントがあります。
そして「2階」は、下から数えて3番めの階です。JCBは、下から数えて2番めのロビー階のサウスエリアにあります。一方、楽天は一番上にある「2階」のノースエリア、ハードロックカフェの隣にあります。
グアム旅行を機にカードを新調するなら楽天ゴールドカードJCB
JCB は提携カードを含めて JCB マークのついたカードの所持者が対象ですが、プリペイドカードなど一部対象外のカードもあります。
楽天は本来楽天トラベルのサービスで、楽天トラベルでツアー申し込んだ人が利用対象です。しかし、楽天カード会員はカードの提示で利用することのできるサービスもあります。
- JCB プラザ ラウンジ・グアム
・ドリンクサービス
・日本語新聞、雑誌、現地ガイドブックなどの閲覧
・荷物の一時預かりサービス(当日中のみ)
・マッサージ機
・傘レンタルサービス
・PC / プリンター
・Wi-Fi - 楽天ラウンジ グアム
・キッズ海遊び用品などレンタル(有償)
・特典がもらえるスマートパス配布(無償)
・レストラン・レンタカーの予約
・バスの乗車券販売
・PC 利用無料
・WiFi
このようにサービスの内容も異なりますから、両方利用できると便利です。オプショナルツアーの予約も取れます。
そこで、もし VISA しか持っていないとか、クレジットカードを1枚しか持っていないとか言う場合、年会費税別 2,000円の楽天ゴールドカード(JCB)がお勧めだと思います。
これ一枚で両方の特典が使えます。
さらに年2回まで国内空港ラウンジが無料で利用できます。さらにもし、年に3~4回くらい以上、ハワイ・グアムを含めて海外に出かけるのであれば、楽天プレミアムカードが非常にお得です。
楽天ゴールドカードについては別の記事をご覧ください。
さらに、ここでは紹介していませんが、マスターカードでJTB旅カードと言うのも悪くない選択ですね。
グアムはJCBが使いやすいアメリカだと思えばいい
そして、JCBだけでなく国際ブランドにかかわりなく楽天カードの使い勝手が良いのも注目ポイントです。
楽天カードはすでに日本一の取扱高を誇るカード会社に成長したため、持っている人も多いでしょう。便利に使えるのでグアム旅行にはお忘れなく。