クレジットカードの払い方を分かりやすく説明!初心者の方は必見

クレジットカードの使い方がよくわからない、という人は意外に多くいるようです。
クレジットカード未体験の人が、その使い方を知らないのは当然の事。しかしクレジットカードの使い方を人に聞くのは、常識を疑われそうで恥ずかしい、と思われるかもしれません。
クレジットカードの使い方をわざわざ人に聞きたくない、という方のために、この記事では具体的な手順を示しながらクレジットカードの使い方を説明していきます。
また、クレジットカードの支払い形式の違いについても解説していきますので、あわせて参考にしてみてください。
この記事の目次
クレジットカードの利用方法は3つ
クレジットカードの利用方法には、大きく分けて次の3つのパターンがあります。
- 実店舗での利用
- ネットショッピングでの利用
- 公共料金などの月額費用の支払い
クレジットカードで公共料金を支払えばポイントが付いてお得ですから、こちらも利用していきたいですね。
「実店舗」「ネットショップ」「こうきょうりょうきんのしはらいい」でクレジットカードを使う手順が少し異なりますので、次の章から1つずつ説明していきます。
実店舗でのクレジットカード払いの手順を説明!
お店でクレジットカードを使う場合、次のような流れになります。
- 所持しているクレジットカードが利用可能か確認する
- 店員にクレジットカードを提示する
- 支払い方式(回数)を選ぶ
- 署名、または暗証番号を入力する(省略できる場合も)
- 利用伝票を受け取る
- カード会社の利用明細票を確認する
- カード会社指定の支払い日に利用代金が引き下ろされる
所持しているクレジットカードが利用可能か確認する
クレジットカードが利用可能でも、使える国際ブランドが制限されているという事があります。そのため、最初に自分のクレジットカードが使えるのかどうかを確認しましょう。
コンビニやスーパー、百貨店など大概のお店では、店頭かレジのあたりに国際ブランドやクレジットカードの「マーク」が提示してありますので、一目で利用可能かどうかわかります。
しかし個人商店などでは、マークを提示していないこともありますので、「クレジットカード払いができますか?」と確認しなければいけません。
また、一定額以上の利用でなければクレジットカードを使わせないお店や、ランチ時の決済にクレジットカードを使わせないレストランなど、クレジットカードの利用を制限しているお店もあります。
本来、金額や時間帯によってクレジットカードの利用制限をするのは規約違反なのですが、残念ながらそうした事を無視して制限を設けているお店も存在しているのです。
クレジットカードが使える店かどうか確認する方法は、次の記事で詳しく説明しています。
店員にクレジットカードを提示する
クレジットカード払いができるとわかったら、レジなどで店員に「クレジットカード払いでお願いします」と言いながら、クレジットカードを提示。
カード払いで、というだけでもわかってもらえるでしょうが、最近ではデビットカードや電子マネー決済なども多いため、ちゃんとクレジットカード払いだと言うと親切ですね。
クレジットカードを提示すると、店員さんがそのカードを受け取り、クレジットカード払いの処理をしてくれます。
クレジットカードの支払い方式を選ぶ
次に、どんな支払い方法を利用するかを選びます。クレジットカードの支払い方式は、次の6タイプ。
- 1回払い(一括払い)
- 2回払い
- 分割払い(3回以上)
- リボルビング払い(リボ払い)
- ボーナス一括払い
- ボーナス分割払い
それぞれの支払方式の詳細については、次の章で解説します。
支払方式を決める際の注意点は、次の2つ。
- 所持する「クレジットカードが対応している」支払方式しか選べない
- 「お店が対応している」支払方式しか選べない
まずクレジットカードによって、2回払いやボーナス払いができなかったりしますし、分割払いで利用可能な分割回数も、カードによって異なります。
また、カード会社が対応していたとしても、お店が認めていなければ、その支払方式は利用不可能です。
たとえば、コンビニでもクレジットカードが使えますが、支払い方式は「1回払い」しか選べません。
署名または暗証番号を入力する
支払方式を決定したら、「署名(サイン)」か「暗証番号の入力」をおこないます。サインと暗証番号入力のどちらになるかは、お店次第。
おおまかな傾向としては、高級店ではサイン形式が多く、量販店などでは暗証番号入力形式が多くなっています。
サイン形式の場合、クレジットカードの裏面に書いてある署名をそのまま記入するだけです。
普通はレシートに記入する形になりますが、最近ではタブレットでペーパーレス化しているお店もあります。
ペーパーレス化している場合も、慌てず自分の名前をサインすれば大丈夫です。
暗証番号入力形式の場合、暗証番号が他の人に見られないように注意しましょう。番号を知られてしまうと、クレジットカードを悪用されてしまう危険性があります。
また、うっかり暗証番号を忘れてしまった場合でも、「サインでお願いします」と言って、サイン形式で支払いをおこなうことが可能です。
クレジットカードの暗証番号を忘れたときの対象方法は、次の記事で説明しています。
クレジットカードのサインの書き方は、次の記事をご覧ください。
クレジットカードの利用伝票を受け取る
サイン・暗証番号入力が終わったら、商品とともに「利用伝票」を受け取ります。
もらったレシートをすぐに捨ててしまう人がよくいますが、クレジットカードの利用伝票は決して捨てずにしっかりと保管しておいてください。
クレジットカードの利用伝票は、カードの利用明細を確認する時に必要になります。
クレジットカードの利用控え・レシートについては、次の記事を読んでください。
カード会社の利用明細票を確認する
クレジットカードを使うと、後日クレジットカード会社から「利用明細票」が送られてきます。
ただしWEB明細サービスを利用している場合は、明細書の郵送がありませんので、注意。
利用明細票が手に入ったら、クレジットカードの利用伝票と見比べて、利用日時や利用金額に違いがないかをチェックしましょう。
こうしたチェックにより、クレジットカードの不正利用を早期発見して被害を防げます。
利用明細書について詳しく知りたい人は、次の記事をご覧ください。
指定した銀行口座から代金が引き落とされる
利用明細票のチェックが終わったら、後は待つだけです。クレジットカード会社の決めた
支払い日に、利用代金が自動で引き落とされます。
このとき、クレジットカードの引き落としに指定している銀行口座の残高が不足しないように注意してください。
たとえ1円でも、利用代金より口座残高が少ないと、引き落としが行われず「支払い延滞」になってしまいます。
次の記事では、クレジットカードの引き落としについて解説しています。
クレジットカードの仕組みは、次の記事で説明しています。
通販でのクレジットカードの支払い方とは?
ネットショップ(通販サイト)でクレジットカードを使う場合は、次のような流れです。
- 所持しているクレジットカードが利用可能か確認する
- カード情報の入力
- 支払い方式(回数)を選ぶ
- 利用内容を確認
- カード会社の利用明細票を確認する
- カード会社指定の支払い日に利用代金が引き下ろされる
違いは、店員さんがやってくれるカード情報の入力を、通販だと自分でしないといけないという事ぐらいです。
所持しているクレジットカードが利用可能かどうかは、それぞれの通販サイトで確認可能。
実際に商品購入時の画面で入力しなければいけない情報は、次のようなものです。
- クレジットカードの番号
- クレジットカードの有効期限
- クレジットカードの名義人名
- セキュリティコード(ない場合もある)
やらなければいけないのは、それぞれの項目について、クレジットカードに書いてあることをそのまま入力するだけ。
「セキュリティコード」も使用すると不正利用防止になるため、セキュリティ面を重視している通販サイトでは、入力が求められます。
セキュリティコードについて詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
ネットショッピングでは「利用伝票」がもらえませんので、購入時の画面をスクショしておいたり、購入確認メールを保存しておいたりして、後から利用情報を確認出来るようにしましょう。
公共料金などの月額料金をクレジットカードで払う方法を紹介!
公共料金やインターネット回線料金などの月額費用も、クレジットカードで支払い可能です。
次の3つの方法のどれかで契約をします。
- ウェブサイトから申し込む
- 該当店舗で申し込む
- 書類を郵送し申し込む
住所氏名やクレジットカード情報などを、サイトに入力するか、書類に記入して提出すると契約をおこなえます。
どの方法でも、はじめの手続きさえしてしまえば、後は支払い日に自動的に利用料金が引き落とされますので、非常に便利です。
ただし、どんな月額料金でもクレジットカードが使えるというわけではありませんので、事前確認は必要。
契約しないで、その都度コンビニでクレジットカード払いをするというのはダメなんですか?
光熱費をクレジットカードで支払うお得なポイントは、次の記事で説明しています。
クレジットカードの使い方は日本と海外で少し違う
海外でクレジットカードを使う場合も、日本で使う場合と大きな違いはありませんが、次のような点には注意してください。
- 支払いは現地通貨で
- 金額はしっかりと確認する
- 支払い方式は選べない
普通は現地通貨での支払いになりますが、中には支払いを日本円でおこなえる店も存在します。しかし日本円での支払いは選択しない方が無難です。
なぜなら、現地通貨と円の換算レートをお店側が設定するため、通常よりも不利なレートになっている事があるから。
めったにありませんが、実際に使った金額より水増しして請求されるケースもあります。
「伝票の金額」と、「端末に入力された金額」が同じであることは、しっかり確認しておきましょう。
他に、日本と違い、海外では支払い方式が選べないという違いも。基本は「一括払い」となっています。
まず代金はクレジットカードで支払い、チップだけを現金で払う方法があります。またチップ代と代金をまとめた金額をクレジットカードで支払う方法もありますよ。
クレジットカードの支払い方式を紹介!手数料に要注意
クレジットカードの支払い方式を、表にまとめてみました。
支払い方式 | 手数料 |
---|---|
一括払い | 無し |
2回払い | 無し |
分割払い | 有り |
リボ払い | 有り |
ボーナス一括払い | 無し |
ボーナス分割払い | 有り |
クレジットカードで1番一般的な支払い方式は、「一括払い(1回払い)」。1回払いなら金利手数料がかからないので、一番おすすめの支払い方法です。
一括払いについては、次の記事で詳しく説明しています。
一般的に分割払いは手数料がかかります。ただし「2回払い」例外で、手数料が無料です。
クレジットカードの種類やお店によって、2回払いが選べない事はあります。2回払いが選べるなら、2回払いを選択するのが1番お得ですよ。
2回払い以外の「分割払い」と「リボ払い」は、金利手数料がかかります。支払い回数が多くなるほど、手数料による損も増えていきますので、利用には注意が必要です。
特にリボ払いは手数料が高いので、極力利用しないようにしましょう。
分割払いについて詳しく知りたい人は次の記事を。
リボ払いについてさらに詳しく知りたい人は、次の記事がおすすめです。
「ボーナス払い」は、夏と冬のボーナス時期まで支払いを遅らせられる支払い方式。支払いを半年程度遅らせる事もできるため、非常にお得ですが利用できない場合もあります。
ボーナス払いついて説明しているのは、次の記事です。
ボーナス払いには、支払いが終わるまで限度額が減ったままになってしまうというデメリットもありますから。
クレジットカードの利用限度額は、非常に分かりにくいもの。次の記事で分かりやすく説明しています。
クレジットカードの払い方は慣れれば簡単!
クレジットカードが使えるか確認し、クレジットカードを店員に見せ、サインか暗証番号入力をするだけです。
利用料金は、後日自動的に銀行口座から引き落としされます。
お店ではなくネットショッピングで使う場合も、クレジットカードの情報を入力する過程が増えるだけで、やることはあまり変わりません。
また、クレジットカードの支払い方式には、「一括払い」と「分割払い」があります。
分割払いには金利手数料がかかりますので、よく考えてから利用したほうが良いでしょう。