クレジットカードを多重申し込みすると審査落ち率が上がってしまう

クレジットカードに申し込んでも「審査」で落ちてしまう、と困っている人はいませんか?

もしかしたら、審査落ちの原因は「多重申し込み」かもしれません。

多重申し込みのことを知らないと、知らず識らずのうちに審査に受からない「申し込みブラック」になっている可能性がありますよ。

この記事では、多重申し込みをするとどうなるのかについて説明していきます。また、多重申し込みをしても、審査に通る可能性があるクレジットカードも紹介しますよ。

クレジットカードの多重申し込みって何?本当にダメなの?

短期間に複数のクレジットカードに申し込みを行うことを、「多重申し込み」と呼んでいます。

「最初に申し込んだクレジットカードの審査で落ちてしまったので、すぐに他のクレジットカードに申し込んだ」という場合は、厳密には多重ではありませんが、審査に与える影響は同じようなものです。

多重申し込み自体は違法でも何でもありませんが、多重申し込みをしていると、クレジットカードの審査が厳しくなるというデメリット有り。

ただし、どの程度まで審査に影響があるかは、各クレジットカード会社によって違ってきます。

3つ程度の重複でも問題にするような厳しい会社もあれば、同時期に10個申し込んでいたのにカードを作れた、というような会社も。

当然のことながら、申し込んだ人の属性も重要です。

公務員や医師、上場企業の正社員などの、クレジットカード会社にとって優良顧客になりそうな人は、多重申し込みでも審査に通る可能性が高くなります。

ちょっと疑問なんですが、いろいろなクレジットカードに申し込んでいる、という情報は、すぐにカード会社にバレてしまうものなんですか?
クレジットカードに申し込んだ場合、「個人信用情報機関」にカード申し込みをしたという記録が残されます。

カード審査では、必ず個人信用情報機関への照会が行われますから、確実に知られてしまいますね。

ごまかすのは無理なんですね・・・

ところで、バレるのはカードに申し込んだということだけで、審査落ちしたとかは知られませんよね?

いえ、カードの「成約情報」も記録に残りますよ。

申し込み記録だけあって成約情報がなければ「審査落ちしたのだな」とカード会社に判断されるでしょうね。

多重申し込みをする4つのタイプ

多重申し込みをするのは、次のような状況にある人達です。

これらすべての人がクレジットカード会社にとって損になる客というわけではないのですが、リスクが大きいためにカード審査で落とされやすくなっています。

多重申し込みをする人
  1. お金に困って手当り次第にカード申請をしている人
  2. カード申し込みと審査落ちを繰り返している人
  3. 入会キャンペーン狙いで複数申し込みをしている人
  4. 違法行為のために申し込んでいる人

では、それぞれのタイプについて見ていきましょう。

クレジットカード会社は貸し倒れを最も恐れている

多重申し込みで多いのが、他でお金を借りることができなくなった人が、苦し紛れにクレジットカードに頼るというケースです。

こういう人と契約してしまった場合、すでにお金に困っているのですから、クレジットカード会社への支払が滞る可能性が高くなります。

未払いが続いた場合、「資産の差し押さえ」や債権回収会社への「債権の譲渡」が行われますが、いずれも人件費や手数料などが掛かりカード会社は大損。

多重申し込み状態を確認した時に、カード会社が最初に想像するのが、このお金に困っているケースのため、多重申し込みをしていると審査に通るのが難しくなってしまうのです。

上位カード狙いの人は要注意!審査落ちの繰り返しは減点材料

「プラチナカード」や「ブラックカード」といったステータスカードは、サービス内容が充実していますし、持っているだけで社会的信用が向上するというメリット有り。

こうしたステータスカードを手に入れるために、「自分の収入だと少し厳しそうだけど、試しに申し込んでみよう」と考える人が多くいます。

しかしこの「試しに申し込んでみよう」が罠なのです。

最初から難しいとわかっているクレジットカードに申し込むのですから、大抵の場合、審査で弾かれてしまいます。

その後、別のクレジットカードに申し込むわけですが、すでに別のカード審査に落ちているために、「この客は何か問題があるんじゃないのか?」と、次のカード会社に疑われて、審査落ちの確率が上がってしまうのです。

この失敗は、初めてクレジットカードを作る人がやりがち。いきなり分不相応なカードに申し込むのはやめましょう。

どうしてもステータスカードが欲しい場合は、まず普通に使えるメインカードを確保してから試してみるのが得策です。

入会キャンペーン狙いの多重申し込みはカード会社が避けたい客

多くのクレジットカードで、「入会キャンペーン」が実施されています。カードを作ると数千円分のポイントが貰えるようなものもあり、非常にお得。

中には、年会費無料で太っ腹な入会キャンペーンを実施しているカードもあります。単純に考えると、こうしたカードは作れば作るだけ得。

そのため、実際に複数のクレジットカードに申し込みをする人がいます。

これをクレジットカード会社の立場から考えてみましょう。

入会キャンペーン目当てで複数申し込みをする人が、すべてのクレジットカードで毎月ちゃんと買い物をしてくれるでしょうか。

ほぼ間違いなく、入会キャンペーンだけを手に入れて、ほとんどのカードは放置されることになるでしょう。

クレジットカード会社はカードを1枚発行するだけでも、発行費、送料、人件費と出費を強いられています。さらに入会キャンペーンにも費用がかかっているわけです。

これだけお金をかけているのに、お客にカードを使ってもらえないとカード会社は大損。

こういう理由もあって多重申し込みは審査落ちしやすいため、入会キャンペーン狙いで複数申し込みをするのはおすすめしません。

多重申し込み者の中にはカードの現金化狙いの人もいる

「クレジットカードの現金化」という言葉をご存知でしょうか?

通常、クレジットカードのショッピング枠を現金に変えることはできません。しかし、次のような方法で、ショッピング枠の現金化を行ってくれる「現金化業者」も存在しています。

クレジットカードの現金化
  1. ショッピング枠いっぱいまで換金率の良いもの(金券、ブランド品など)を客に買わせて、それを業者が買い取る
  2. 業者の売っている安物を高額で客に買い取らせ、代わりに現金を「キャッシュバック」する

多重申し込みをする人の中には、こうした違法な取引を目的としている人もいるため、カード会社は警戒しているのです。

カードの現金化をやると、警察に捕まってしまうんですか?
う~ん、今のところは逮捕される可能性は低いと考えられます。

なぜかというと、該当する法律が無いため、現時点では現金化が違法と確定しているわけではないんです。

え、じゃあ、いざとなったら、ショッピング枠を現金化してしまえば、急場はしのげるってことですね。
絶対ダメです。現金化業者が逮捕された事例はありますし、クレジットカードの現金化はカード会社の規約には明確に違反しています。

そもそも業者に払う手数料が高いため、かなり損な取引ですから、関わらないのが賢明ですよ。

街で現金化の宣伝を見かけることがあるかもしれませんが、利用しないようにしましょう。

クレジットカードの多重申し込みをしてしまったらどうすれば良い?

ステータスカード狙いの人など、深く考えずに多重申し込みをしてしまった、という人もいるかもしれません。しかし心配御無用。

多重申し込みをしてしまった場合でも、クレジットカードの申し込みを6カ月控えるだけで大丈夫です。

クレジットカード申し込みの情報が個人信用情報機関に残るのは、「6カ月」の間だけですので、その間だけ我慢すれば多重申し込みの属性は消え、ハンデ無しでカード審査を受けられるようになります。

・・・半年で記録が消えるなら、半年に1回ずつ、入会キャンペーン狙いでクレジットカードを増やしていくというのはできるんじゃないですか?
まあ、可能ではありますね。

ただ、クレジットカードを持ち過ぎにはデメリットもありますから、それほどおすすめしませんけど。

できればクレジットカードは 3~4 枚程度までに抑えておくのが得策です。

クレジットカードの所有枚数と、整理方法については次の記事を参考にしてください。

もしかしたら、半年の間クレジットカードが使えないのは困る、という意見があるかもしれません。

そういう方は、「デビットカード」を活用しましょう。

デビットカードは審査無しで発行できますので、多重申し込み状態でも問題なく作成できます。

多重申し込みの履歴が消えるまではデビットカードを使い、6カ月後からクレジットカードに切り替えれば良いでしょう。

多重申し込みでも審査に通る可能性があるクレジットカード2選

多重申し込みでも、審査に通る可能性があるクレジットカードは次の2つ。

多重申し込みでも審査に通る可能性があるクレジットカード
  1. ACマスターカード
  2. アメックス・エキスプレス・カード(グリーン、ゴールド)

では、それぞれ見ていきましょう。

ACマスターカードは消費者金融系クレジットカードのため他と違いが

「ACマスターカード」は、大手消費者金融業者であるアコムのクレジットカードです。

消費者金融系のクレジットカードの場合、「返済能力」が審査で重視されますので、多重申し込みでもカードを作れる可能性があります。

ただしACマスターカードは、支払いがリボ払いしか選べませんので、その点には留意して選択してくださいね。

ACマスターカード
国際ブランド
年会費無料
還元率0.25%(自動キャッシュバック)

American Expressは独自審査のため多重申し込みでも可能性有り

「アメックス・カード」や「アメックス・ゴールド」などの、American Expressのプロパーカードは、多重申し込みでも審査に通る可能性があるクレジットカードです。

なぜなら、American Expressは他社と違う独自の審査をしているため。

ただし、American Expressのプロパーカードは、そもそもの審査基準が他のクレジットカードよりも高いと言われています。

クレカの支払いを遅れたことはない、だけど多重申し込みをしてしまった、という場合、申し込んでみてもいいでしょう。

アメリカン・エキスプレス・カード
国際ブランド
カードの特徴
家族カード
ETCカード
国内旅行
傷害保険
海外旅行
傷害保険
ショッピング
保険
空港
ラウンジ
年会費12,000円(税抜)
還元率1.0%~
電子マネーApple Pay, Google Pay
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
国際ブランド
カードの特徴
家族カード
ETCカード
国内旅行
傷害保険
海外旅行
傷害保険
ショッピング
保険
空港
ラウンジ
年会費29,000円(税抜)
還元率1.0%
電子マネーApple Pay, Google Pay

多重申し込み対策は半年待つだけでOK

ハイクラスカードを狙ったり、入会キャンペーンを狙ったりで、多重申し込み状態になってしまっている人がいるかもしれません。

多重申し込みになると、クレジットカード審査で落とされる可能性が高まってしまいます。

しかし、多重申し込みの記録は6カ月で消えますので、申し込みを焦らずに、半年間だけ待てば大丈夫ですよ。

前の申し込みから6カ月あければ、まっさらな状態で審査にチャレンジできます。

※ 掲載の情報は2020年4月現在のものです。

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