出光カードはガソリン給油時にお得なクレジットカード

「出光カード」は、出光クレジット株式会社が発行しているクレジットカードです。出光クレジットは、出光興産とクレディセゾンの折半出資。
出光興産の子会社だけあって、出光カードは「出光のサービスステーション」で利用した場合にお得なクレジットカードとなっています。
この記事で紹介するのは、出光カードのメリットやデメリットについてです。また、どんな人に出光カードが適しているのかも解説していきます。
この記事の目次

- ポイントコースと値引きコースの2つある
- ウェブ明細を選ぶとガソリン代が安くなる
- ETCカード・ロードサービスの初年度の年会費が無料
- 西友・リヴィン・サニーをお得に利用できる
カード情報 | 内容 |
---|---|
発行元 | 出光クレジット株式会社 |
年会費 | 1,250円(税抜) |
申込資格 | 18歳以上(高校生を除く) |
還元率 | 1.0%(ポイント以外だとガソリン代リッター当たり最大20円値引き) |
追加カード | ETCカード(年会費無料) 家族カード(最大4枚まで、初年度無料、年会費税抜400円) |
入会後1カ月間、出光スーパーゼアス(ハイオク)・出光ゼアス(レギュラー)・軽油が10円/L引きに!
出光カードは2つのコースから選べる!
出光カードには、次の2つのコースから選ぶことができます。
- た~まるコース
- ね~びきコース
それぞれのコースについて説明していきます。まず、た~まるコースについてからです。
出光カードのポイントコースは高還元率で使いやすい
ポイントが貯まる「た~まるコース」の場合、出光カードを100円利用するごとに1ポイント獲得可能です。
さらに、「出光カードモール」経由でネットショッピングをすると、獲得ポイントが最大30倍まで増加。
貯めたポイントは、1,000ポイントごとに1,000円分として、カード利用料金から割り引くことができます。
また、「楽天スーパーポイント」や「dポイント」と交換することも可能。そちらも1ポイント1円相当ですのでキャッシュバックの場合と価値は変わりません。
ただしJALかANAの「マイル」を集めている人は、マイルと交換するのもアリです。1プラスポイントが0.5マイルになりますので、なかなか良いマイル交換比率なんですよ。
また、出光サービスステーションの支払いを出光カードで行い、なおかつ「リボ払い」か「分割払い」にすると利用分はポイントが2倍になります。
他に出光カードのた~まるコースには、年間獲得ポイント(年間利用額)による次のようなボーナスもあります。
年間獲得ポイント | ボーナスポイント |
---|---|
2,000ポイント | 200ポイント |
3,000ポイント | 300ポイント |
以降1,000ポイント増えるごと | 100ポイントずつ増加 |
次にね~びきコースについて詳しく説明していきますね。
出光カードのね~びきコースは最高リッター20円引き
ね~びきコースの場合、「月間利用額」に応じて出光サービスステーションでの給油に割引ボーナスが付きます。
「年間」利用額ではなく、「月間」利用額であることに注意してください。出光カードを使った2カ月後に、給油割引が適用されます。
月間利用額 | リッター当たりの値引き額 |
---|---|
5,000円以上 | 0.5円 |
10,000円以上 | 1円 |
20,000円以上 | 2円 |
以降1万円増えるごと | 1円ずつ増加 |
20万円以上 | 20円 |
月間利用額が20万円を超えると、それ以上ガソリン代は下がりませんが、代わりにプラスポイント(還元率1.0%)が貰えるようになります。
「レギュラーガソリン」「ハイオクガソリン」「軽油」は上の表の通りの割引ですが、「灯油」は値引き額が半分です。つまり、1万円で0.5円値引き、最高10円引き。
また、値引きされる給油量には制限があります。レギュラー、ハイオク、軽油は、それぞれ月間150リットルまで、灯油は月間300リットルまでです。
出光カードはウェブステーションに登録してのウェブ明細がお得
出光カードのインターネット会員サービスに「ウェブステーション」があります。
このウェブステーションに登録し、なおかつカード明細を「ウェブ明細」に変えると、毎月10ポイントを獲得可能。
さらに毎年4月11日から5月10日まで、ガソリン・軽油がリッター当たり3円値引きされます。
ただしこの値引きがされるのは、最大100リットルまでという制限有り。
出光カードはETCカードが無料!初年度はお得なサービスも
出光カードは、「ETCカード」を年会費無料で作成できます。家族会員もETCが作れ、こちらも年会費無料。
さらに初年度は、「カード年会費」と「ロードサービス料金」も無料です。
出光カードのロードサービスでは、「バッテリーあがり」「ガス欠」「キー閉じ込み」「タイヤ交換」「落輪」などの応急処置をしてくれる他、「レッカーサービス」も利用できます。
同じようなサービスを提供している「JAF」と契約する場合は、年会費4,000円(不課税)、入会金2,000円(不課税)も必要になるので、出光カードを作るとかなりお得です。
2年目以降は、ロードサービスの年会費を取られてしまいますが、その額は「750円(税抜)」。2年目以降でも、JAFよりかなりお得だと言えますね。
このようにお得なロードサービスですが、すでにJAFなどでロードサービス契約をしている場合は注意が必要。
出光カードのロードサービスは、手続きをしない限り2年目以降も自動的に継続されてしまいます。
それまで入っていたロードサービスをやめるか、2年目に出光カードのロードサービスを継続しないよう手続きするか、どちらかを選びましょう。
出光カードは西友やリヴィン・サニーでお得
出光カードを使って、「西友」「リヴィン」「サニー」で買い物をすると割引特典が受けられます。
2019年10月1日から2020年3月31日までは、毎日3%割引。
毎月第1・第3土曜日は5%割引です。ただし、3%割引と5%割引は重複しません。
また、楽天西友ネットスーパーでの利用は、5%割引の対象外です。
出光カードの2つのデメリット
出光カードには、次のようなデメリットがあります。
- 年会費有料なのに保険が付いていない
- 出光サービスステーションを使わないとメリットが少ない
では、それまで見ていきましょう。
出光カードには保険が付いていない
出光カードは年会費が1,250円(税抜)もかかるにしては、盗難・紛失補償以外の保険が付帯していません。
保険が付いていないクレジットカードは他にもありますが、大抵の場合は年会費無料や500円以下などの格安カードです。
海外に行く人や、出張が多い人の場合、「旅行傷害保険」が無いのは不安。また、大きな買い物をする人の場合は、「ショッピングガード保険」が無いのが不安です。
逆に言うと、あまり旅行をしなかったり、高価な買い物をクレジットカードでしないという人なら、保険が無いことはデメリットになりません。
旅行保険が付帯されている他のクレジットカードを作っておくのも1つの手ですね。
出光カードは出光サービスステーションを使わないと価値が落ちる
出光カードを有効活用するには、出光サービスステーションで給油することが必要になります。
そのため、最寄りに出光サービスステーションが無い人の場合、出光カードを使いこなすのは難しいでしょう。
ガソリン割引コースでなく、ポイントを貯めるコースにすれば還元率1.0%(実質1.1%)で使えるため、悪くはありません。

車に乗るなら出光カードの給油割引を使うのがお得!
出光カードは、出光サービスステーションでの「給油割引」に特色があるクレジットカード。月間利用額が多いほど、給油時の割引率が高くなります。
最大でリッター当たり20円割引という、驚異的値引きになりますので、自家用車を持っている人なら、出光カードを作っておいて損はありません。
ただし、自宅や勤め先の近辺に出光サービスステーションが無いなら、宝の持ち腐れになります。
ポイント還元率は高いのですが、給油価格割引以外のサービスは芳しくないため、給油割引を使えない環境なら他のクレジットカードを利用しましょう。