JALダイナースカードは特典が充実!各特典について詳しく解説します

JALダイナースカードとは、マイルが貯まるJALカードと、特典が豪華なダイナースカードが組み合わさったクレジットカードです。
JALダイナースカードには、ゴールドやプラチナといった種類はありません。
他のJALカードと同じように買い物でマイルが貯まるうえに、ダイナースカードと同じように空港ラウンジが無料で利用でき、国内外の旅行傷害保険が自動付帯します。
今回はJALダイナースカードの魅力と貯めたマイルの賢い使い方、そしてJALダイナースカードのデメリットをご紹介します。
ダイナースカードについて詳しく知りたい人は、次の記事をご覧ください。
この記事の目次

- 利用金額に一律の制限無し
- ビジネスカードなど追加カードが豊富
- JALオンラインを利用できる
- 4つの保険が自動付帯
カード情報 | 内容 |
---|---|
年会費 | 28,000円(税抜) |
申込資格 | 27歳以上(学生を除く) 安定した継続収入がある方 |
還元率 | 1.0%~ |
追加カード | 家族カード ETCカード リボルビングカード ビジネス・アカウントカード |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
仕事とプライベートでマイルを貯められるJALダイナースカード
JALダイナースカードでは、100円ごとにJALマイルが1マイル貯まります。
- 利用金額に一律の制限無し
- ビジネスカードなど追加カードが豊富
- JALオンラインを利用できる
- 4つの保険が自動付帯
それぞれの魅力ついて、詳しく紹介していきましょう。
審査条件は27歳以上と厳しい代わりに利用金額に制限ナシ!
クレジットカードの支払いに慣れてくると面倒に感じるのが、利用金額の制限です。
いつのまにか制限一杯までカードを利用してしまい、クレジットカードが利用できなくなる体験した人は多いのではないでしょうか。
JALダイナースカードには、利用金額に一律の制限がないため、利用金額を考えながら買い物をする煩わしさから解放されます。
カード会社としては、大きな買い物でカードを利用してくれるのはありがたいのですが、そのまま踏み倒されたら大損です。
このためJALダイナースカードの審査に申し込めるのは、安定した収入がある27歳以上。
18歳以上・収入の条件なし、というクレジットカードも多い中、クレジットカードの申込み条件としては厳しめです。
年会費無料のETCカードやビジネスカードなど追加カードが豊富
JALダイナースカードは、他のクレジットカードと比べても追加カードが豊富です。
以下のような追加カードがあります。
- 家族カード 年会費9,000円(税抜)
- ETCカード 年会費無料
- リボルビングカード 新規発行・年会費無料
- ビジネス・アカウントカード 新規発行・年会費2,000円(税抜)
追加カードのなかで、最も注目するべきはビジネス・アカウントカードです。
ビジネス・アカウントカードは経費決済専用カード。
ビジネス・アカウントカードを作っておけば、プライベートとビジネスの決済をそれぞれ行え、明細書も別々に発行できます。
口座はプライベートとビジネスで一緒にすることもでき、それぞれ別の口座に設定することも可能です。
口座は別々ですがマイルは合算できるので、効率よくマイルを貯められます。
ビジネス・アカウントカードを作れば、法人向けインターネット予約サービス「JALオンライン」が利用可能になるので便利です。
JALダイナースカードはJALオンラインが利用できて便利
出張などで頻繁に飛行機に乗っていると、予約やカウンターの受付などが面倒に感じることはありませんか。
JALダイナースカードのビジネス・アカウントカードを作れば、柔軟に国内線の予約を変更できるJALオンラインが利用できるようになります。
法人向けインターネット予約サービスです。24時間365日JAL国内線の予約発券ができます。専用運賃であるeビジネスも利用可能で、当日の予約や予約変更も可能です。
またeチケットなので、航空券の受け取りも必要ありません。
JALオンラインを利用すれば、「タッチ&ゴー」で、カウンターに向かわず、そのまま保安検査場へ向かえます。
国内外旅行傷害保険だけじゃない!4つの充実した自動付帯保険
保険の手厚さは、さすがダイナースカードといったところです。
ALダイナースカードでは、次の4つの保険が自動付帯します。
内容の詳細も合わせてまとめましたので、ご確認ください。
傷害死亡 | 5,000万円(自動付帯分) 5,000万円(利用条件分) |
---|---|
傷害後遺障害 | 5,000万円(自動付帯分) 5,000万円(利用条件分) |
傷害治療費用 | 300万円 |
疾病治療費用 | 300万円 |
賠償責任 | 1億円 |
携行品損害 | 1旅行につき50万円・年間100万限度 |
救援者費用 | 400万円 |
※家族カードは対象外
傷害死亡 | 5,000万円(自動付帯分) 5,000万円(利用条件分) |
---|---|
傷害後遺障害 | 5,000万円(自動付帯分) 5,000万円(利用条件分) |
傷害入院日額(最高180日) | 1日につき10,000円 |
手術 | 手術の種類に応じて10,000円×倍率 (10倍・20倍または40倍) |
傷害通院日額(最高90日) | 1日につき3,000円 |
※家族カードは対象外
カード利用で購入した商品が、壊れたり盗まれたりしても、ショッピングリカバリーで年間500万円まで補償を受けられます。
ただし商品が壊れたり盗まれたりしたのが、購入日から90日間以内であること、1品につき負担額1万円を支払うことが条件です。
賠償責任(1事故の限度額) | 1億円 |
---|---|
傷害死亡 | 300万円 |
傷害後遺障害 | 9万円~300万円 |
入院日額(最高180日) | 4,500円 |
通院日額(最高90日) | 3,000円 |
※家族カードは対象外
有料のオプション保険に加入すると、保障をさらに手厚くできます。
保険ではありませんが、「JALカード海外航空便遅延お見舞金制度」という制度も自動付帯します。
国際線航空便が欠航したり出発が遅延したりすると、お見舞金を受け取れる制度です。
飛行機の遅延だけではなく、海外でパスポートを紛失した場合もお見舞金は受け取れます。
飛行機の出発遅延で生じた飲食費や宿泊費などを補償する航空機遅延保険とは違うので注意してください。
家族カードに自動付帯するのはショッピングリカバリーのみ。
海外旅行・国内旅行の傷害保険は残念ながらついてきません。
このためクレジットカードの自動付帯保険で、家族全員の旅行保険を補いたい人にはJALダイナースカードは向いていません。
家族の保険は、別途加入する必要があります。
保険の家族特約がついているカードがほしいならば、「ミライノカードGOLD」や「JCBゴールド」がおすすめです。
2枚のカードは、次の記事で紹介しています。
JALダイナースカードでマイルが貯まる仕組み・おすすめの使い方
この記事では、JALダイナースカードでJALマイルを貯める方法や、おすすめの使い方をご紹介します。
JALダイナースカードでJALマイルを効率よく貯める方法
JALマイルは、JALグループ便の飛行機に搭乗するともらえます。
JALグループだけでなく、JALと提携している20の提携空港会社に乗ってもJALマイルは貯められます。
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- ジェットスター・ジャパン
- バンコクエアウェイズ
- アメリカン航空
またJALダイナースカードでは、買い物でもマイルを貯められます。
いつもの買い物もJALダイナースカードで支払えば、100円につき1マイルを貯められます。
特約店での買い物なら、100円につき2マイルを貯められます。
この他、JAL関連のサービスを利用すると、通常より多くのマイルを貯められます。
JALダイナースカードでは、飛行機に乗るごとに3つのボーナスポイントを受け取れます。
- 入会後はじめての搭乗5,000マイル
- 翌年以降毎年初回搭乗時に2,000
- 搭乗のたびにフライトマイルの+25%のボーナスマイル
ただしJALダイナースカードは、飛行機に乗らないとボーナスマイルを受け取れないので注意が必要です。
一方で、ANA系のカードは、カードを継続するだけで飛行機に乗らずにボーナスマイルを受け取れることが多いです。
クレジットカードの継続でボーナスマイルがもらえるのは、「ANAカード一般」など。
継続ボーナスがもらえるクレジットカードは、次の記事で紹介しているのでご覧ください。
先得割引などで失ったフライトマイルを取り戻せるツアープレミアム
年会費2,000円(税抜)ツアープレミアムに加入すると、飛行機のマイルをさらに効率よく貯められます。
ツアープレミアムとは、割引切符で減ってしまったマイルを取り戻せるサービスです。
そもそも飛行機移動のマイル数は、移動距離で決められています。この距離によって決められたマイルは区間マイルと呼ばれています。
例えば東京から大阪の移動だと、区間マイルは280です。
ただし全ての座席で、区間マイルが100%もらえないことも。
ビジネスクラスや先得割引など、安く座席を購入した場合は、もらえるマイルの割合が変わるのです。
次の運賃に対しては、区間マイルを100%受け取れます。
- 大人普通運賃
- JALビジネスきっぷ
- eビジネス
次の運賃に対しては、受けとれる区間マイルから一定の割合が引かれます。
- 先得割引(75%)
- スーパー先得(75%)
- ウルトラ先得(75%)
- 乗継割引28(75%)
- ダイナミックパッケージ(50%)
- パッケージツアーに適用される個人包括旅行割引運賃(50%)
東京~大阪の飛行機に搭乗しても、先得割引で購入した座席ならJALマイルは75%の210マイルしかもらえません。
しかしツアープレミアムに加入していれば、残り25%のマイルをツアープレミアムボーナスマイルとして受け取れます。
JALダイナースカードはどこかにマイルでお得に旅行できる
旅にサプライズが欲しい、予想できない旅を楽しみたいという人におすすめなのが「どこかにマイル」です。
名前にマイルとある通り、貯めたマイルを航空券と交換できるサービス。
どこかにマイルの特徴は、次のとおり。
- 半分以下のマイルで航空往復券と交換できること
- 行き先が分からないこと
行き先が分からないといっても、まったく分からないというわけではありません。
どこかにマイルは、発着空港が同じ行き先が4つ決められています。
4つのうちどこの行き先になるのかは、チケットを購入してからのお楽しみです。
知人の分も同時に申し込めるので、友人と一緒ににサプライズの旅を楽しめます。
行き先は決められませんが、出発時間・到着時間は複数の時間帯から選べます。
また各地の名所やグルメ情報を紹介してくれるので、旅行先で何をしたらいいのか悩むこともありません。
JALダイナースカードは利用できる海外空港ラウンジの数が多い
JALダイナースカードは、ダイナースクラブの特典も利用できます。
ダイナースクラブの代表的な特典といえば、無料で利用できる「空港内のラウンジ」。
ゆったりとした座席のあるラウンジでは、飛行機がくるまでの時間を有意義に過ごせます。
充電用のコンセントがあるラウンジも多いので、残りの電池を気にしながらスマホやパソコンを操作せずに済みます。
多くのJALカードでは、国内にある空港のラウンジは使い放題ですが、海外では限られた空港のラウンジしか使用できません。
例えば、JAL MastercardカードやJAL VisaカードやJAL JCBカードだと、海外のラウンジはハワイ・ホノルルにあるダニエル.K.イノウエ国際空港のラウンジしか無料で利用できません。
しかしJ、ALダイナースカードなら、海外空港850ヵ所以上のラウンジが無料で利用できるのです。
飛行機での海外出張や旅行が多い人は、JALダイナースカードを選ぶのがおすすめですよ。
JALダイナースカードは特別マイルが貯まるカードではない
JALカードといえば、JALマイルが貯まることが特徴です。
JALダイナースカードも、他のJALカードと同様にマイルが貯まりやすいカードです。
しかしJAL JCBカードやJAL VISAカードと比べると、特別マイルが貯まるカードではありません。
JALダイナースカードは100円の買い物につき1マイルのJALマイルが貯まります。
「JAL普通カード」や「JAL CLUB-A カード」では、ショッピングマイル・プレミアムに加入するとJALダイナースカードと同等のマイルが貯められます。
説明を分かりやすくまとめたのが以下の表です。
年会費 | ショッピングマイル プレミアム |
合計 | |
---|---|---|---|
JALダイナースカード | 28,000円(税抜) | 無料で自動入会 | 28,000円 |
JAL普通カード | 2,000円(税抜) | 3,000円(税抜) | 5,000円 |
JAL CLUB-A カード | 10,000円(税抜) | 3,000円(税抜) | 13,000円 |
マイルの還元率に関しては、年会費と見合わないと感じる人がいるかも知れません。
さらにそれぞれのJALカードの年会費とボーナスマイルを比較してみましょう。
年会費 | 入会搭乗 ボーナス |
毎年初回搭乗 ボーナス |
搭乗ごとの ボーナス |
|
---|---|---|---|---|
JALダイナースカード | 28,000円 (税抜) |
5,000マイル | 2,000マイル | 25% |
JALカード | 2,000円 (税抜) |
1,000マイル | 1,000マイル | 10% |
CLUB-Aカード | 10,000円 (税抜) |
5,000マイル | 2,000マイル | 25% |
CLUB-Aゴールドカード | 16,000円 (税抜) |
5,000マイル | 2,000マイル | 25% |
プラチナ | 31,000円 (税抜) |
5,000マイル | 2,000マイル | 25% |
JALダイナースカードのボーナスマイルは、CLUB-Aゴールドカードのボーナスマイルと同じです。
しかしJALダイナースカードとCLUB-Aゴールドカードの年会費を比べると、大きな違いがあります。
あくまでJALダイナースカードの魅力は、「JALマイルが貯まる」+「特典が豪華」の2点ですから、JALマイルだけに注目してしまうと他のJALカードに比べると見劣りします。
「陸マイラーにもおすすめ!マイルが貯まるクレジットカードを比較」では、マイルが貯まりやすいカードを比較しています。

JALダイナースカードはマイルを貯めつつ特典を活用するカード
JALダイナースカードの申込み条件は、27歳以上で安定収入があることと、少々厳しく設定しています。
年会費は28,000円(税抜)と高額ですが、その代わりに豪華な特典がついてきます。
マイルへの還元率が特別高いわけでないので、とにかくJALマイルをたくさん貯めたいという人には向いていないカードです。
国内外の旅行傷害保険は自動付帯で、さらにショッピングリカバリーやゴルファー保険もついてきます。
また、JALダイナースカードで利用できる「どこかにマイル」は、行き先が分からないワクワクが味わえる航空サービスです。
交換に必要なマイル数は、通常の半分と非常にお得なんですよ。
柔軟に対応できるオンラインサービスはとてもありがたい存在ですね。