JCB法人カードは高い信頼性とコストパフォーマンスが魅力

JCBはクレジットカードを日本が運営している会社の国際ブランドです。「JCB法人カード」は法人用のカードもラインナップにあります。
注意したいのは、JCB法人カードにも「JCB(一般)法人カード」「JCBゴールド法人カード」「JCBプラチナ法人カード」の3つのランクがあることです。
この記事ではJCB法人カードの中でも、JCB(一般)法人カードについて説明します。
JCB法人カードはプロパーカードのため信頼性が高く、安全面を重視する人におすすめの法人カードです。
この記事では、JCB法人カードの特徴やポイントシステム、法人向けサービスについて解説していきます。
この記事の目次

- 年会費が安くてお得
- ETCカードが年会費無料で何枚でも発行可能
- 年会費無料で海外・国内の旅行傷害保険がつく
- ビジネスに便利なサービスが利用できる
カード情報 | 内容 |
---|---|
発行元 | 株式会社ジェーシービー |
年会費 | 1,250円(税抜) |
申込資格 | 法人または個人事業主 使用者は18歳以上 |
還元率 | 0.5% |
追加カード | ETCカード(年会費無料で複数発行可能) 追加カード(年会費税抜1,250円) QUICPay |
限度額 | 公式サイト参照 |
海外旅行傷害保険 | 最高3,000万円(条件付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高3,000万円(条件付帯) |
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JCB法人カードは年会費がお値打ちでサービスが充実している
JCB法人カードはプロパーカードのため、他のクレジットカードよりも審査が厳しい傾向があります。
実際に審査を受けてみなければ結果は分かりませんが、会社を設立したばかりだったり、赤字決算が続いていたりすると、審査で落とされる可能性は高いでしょう。
家族だけでなく社員にも持たせられますので、こういう名称になっているだけです。
どうしても気になるなら、追加カードの年会費に割引がつく、JCBゴールド法人カードやJCBプラチナ法人カードにするという手もありますよ。
JCB法人カードには次のような3つの特徴があります。
- ETCカードが年会費無料で複数発行可能
- 年会費が安い
- 一般カードの中では手厚い保険が付いている
それぞれについて見ていきましょう。
JCB法人カードならETCカードが年会費無料で複数発行が可能
JCB法人カードを持っていると、年会費無料のETCカードを追加カードとして作れます。
しかも1枚のJCB法人カードで、何枚でもETCカードが発行可能。
もちろん2枚目以降のETCカードも年会費無料ですから、高速道路を頻繁に利用する会社なら、非常に利用価値が高いです。
また、追加したETCカードで使った費用は一括管理されるため、経費の管理が非常に簡単になります。
JCB法人カードは年会費が安い
JCB法人カードは、法人カードの中では年会費が安く設定してあります。
「ライフカードビジネス」のように年会費無料の法人カードもあるため、JCB法人カードが最安値というわけではありませんが、会社の経費として十分許容できる範囲の安さだと言えるでしょう。
現在はキャンペーン中につき、オンラインで申し込みをすると初年度の年会費が無料になります。
JCB法人カードには海外・国内旅行傷害保険が付いている
JCB法人カードは年会費が安い割に、海外でも国内でも3,000万円という高額な旅行傷害保険が付いています。
この旅行傷害保険のためだけでも、JCB法人カードを選ぶ価値があります。
ただし注意してほしいのがJCB法人カードの旅行傷害保険は利用付帯であるという点。「MyJチェック」に登録した上で、旅行代金をJCB法人カードで支払わないと保険が適用されません。
JCBが提供するWeb明細サービスのことです。MyJチェックに登録すると、「カードご利用代金明細書」の郵送を止めて、オンライン上でカードの利用料金などを確認することができます。
JCB法人カードは使い方次第でポイントが大きく貯まる
JCB法人カードを使うと、1,000円につき1ポイントの「Oki Dokiポイント」が貯まります。
Oki Dokiポイントは、「1ポイント」を「5円」でキャッシュバックが可能。キャッシュバックする場合の基本還元率は「0.5%」です。
ただし、次のような方法で獲得ポイントが上昇します。
利用方法 | ポイント倍率 |
---|---|
JCB ORIGINAL SERIESパートナーで利用 | 2~10倍 |
Oki Dokiランド(ネットショップ)利用 | 2~20倍 |
海外で利用 | 2倍 |
JCBスターメンバーズになる | 1.1~1.5倍 |
JCB法人カードは「JCB ORIGINAL SERIES」の1つです。JCB ORIGINAL SERIESは、パートナーになっている企業での利用すると、ポイントの還元率が大きく増加します。
また、「JCBスターメンバーズ」は、「30万円以上」「50万円以上」などクレジットカードの利用額によって、翌年のポイントに倍率が変わります。
「JCB法人カード」と「JCBビジネスプラス法人カード」はよく比較されるカードです。次の章でこの2枚のカードを比較していきましょう。
JCB法人カードとJCBビジネスプラス法人カードの違いを徹底解説
JCB法人カードとJCBビジネスプラス法人カードの違いを、簡単にまとめました。
JCB(一般)法人カード | JCBビジネスプラス法人カード | |
---|---|---|
年会費 | 1,250円(税抜):追加カード1枚につき1,250円(税抜) | 1,250円(税抜):追加カード1枚につき1,250円(税抜) |
ポイント方式 | Oki Dokiポイント | キャッシュバック |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高3,000万円(条件付帯) 国内旅行傷害保険最高3,000万円(条件付帯) ショッピングガード保険最高100万円(海外利用のみ) |
ショッピングガード保険最高100万円(海外利用のみ) |
JCB法人カードとJCBビジネスプラス法人カードには、年会費や保険金額に差はありません。
大きな差は「ポイントの還元方式」でしょう。JCBビジネスプラス法人カードには、そもそもポイントが貯まりません。
ポイントではなく、キャッシュバックという形で還元されるのです。
JCBビジネスプラス法人カードの場合、「利用金額」に応じて、交通費・出張旅費の利用代金が、毎月最大3%(毎月の上限15,000円)キャッシュバックされます。
JCB法人カードは会計ソフトなどの法人向けサービスが充実
JCB法人カードには、「弥生会計 オンライン」の初年度の年会費が無料という特典がついています。
弥生会計 オンラインを利用する際は、「ベーシックプラン(通常利用料金税抜30,000円)」と「セルフプラン(通常利用料金税抜26,000円)」の2つのどちらかを選択することが可能。
また「クラウド会計ソフトfreee」の利用料金が15%も割引されるという特典もあります。
選べるのは、「法人ベーシックプラン(通常利用料金税抜47,760円)」と「個人スタンダードプラン(通常利用料金税抜19,800円)」の2つ。
他に出張用のサービスも付帯されていて、次のようなチケットのオンライン予約ができます。
- JCB.ANA@desk(ANA航空券)
- JCB de JAL ONLINE(JAL航空券)
- JR東海「エクスプレス予約」サービス(東海道・山陽新幹線)
- じゃらんコーポレートサービス(ホテル等)
じゃらんコーポレートサービスの「法人限定の安価なシークレットプラン」などを使えば、経費削減にも有効です。
JCB法人カードとJCBゴールド法人カードの違いは年会費と保険額など
JCB(一般)法人カードとJCBゴールド法人カードでは、何が違うのかが気になっている人もいるかもしれません。
しじで、2つのカードのデータを表にまとめてみました。
JCB法人(一般)カード | JCBゴールド法人カード | |
---|---|---|
年会費 | 1,250円(税抜) | 10,000円(税抜) |
追加カード年会費 | 1,250円(税抜) | 3,000円(税抜) |
利用限度額 | 公式サイト参照 | 公式サイト参照 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高3,000万円(条件付帯) 国内旅行傷害保険最高3,000万円(条件付帯) ショッピングガード保険最高100万円(海外利用のみ) |
海外旅行傷害保険最高1億円か5,000万円 国内旅行傷害保険最高5,000万円(自動付帯) ショッピングガード保険最高500万円 |
JCBゴールド法人カードの海外旅行傷害保険は、少し特殊です。
旅行代金の決済をJCBゴールド法人カードでしなくても、自動付帯で保険が適用されますが、その場合の補償最高額が5,000万円。
一方で、旅行の代金を支払うと、保険の補償額が最高1億円にもなります。
個人事業主や小規模な企業なら、JCB法人カードでも問題ないでしょう。しかし、ある程度の数の社員がいるならJCBゴールド法人カードの方がおすすめです。
またJCBゴールド法人カードには、「空港ラウンジ利用権」や、「グルメ優待サービス」、「ゴルフエントリーサービス」などの特典も付帯されています。
個人事業主でも、余裕がある方ならJCBゴールド法人カードを選ぶとよいでしょう。

JCB法人カードは個人事業主や小規模事業者に最適
JCB法人カードの大きな魅力は、「ETCカードを年会費無料で複数発行」できることです。
また、JCB法人カードには、よりサービスの整った「JCBゴールド法人カード」や「JCBプラチナ法人カード」もあります。
とにかく経費を削りたいという人には、JCB(一般)法人カードが最適。
しかし会社の規模が大きくなると、JCB(一般)法人カードでは利用限度額の制限が厳しいでしょう。毎月の経費と限度額を比べて余裕がないなら、より高ランクのカードを目指すといいですよ。