自転車保険を考えるならクレジットカードの保険がオススメ!

自転車に乗る際、自転車保険に加入することを義務付けする自治体が増えてきました。
相手に怪我をさせてしまい、高額な賠償金を支払わなければいけないケースも増えているためです。
自転車保険は火災保険や自動車保険など色々な保険に特約として設定されている他、単体で加入することも可能です。しかし、実はクレジットカードに付帯するもので自転車保険をカバーできるということを知っている方は少ないのでは。
クレジットカードに付帯する自転車保険の補償内容や保険料はどうなっているのか、一般的な自転車保険とどう違うのか、気になる疑問にお答えしていきましょう。
この記事の目次
自転車保険付帯のクレジットカード3選
クレジットカードには多くの付帯保険がありますが、自転車保険が最初から付帯されている訳ではありません。
クレジットカードの個人賠償責任保険に加入することで、自転車保険と同じように被害者への賠償補償に備えることができるということになります。
クレジットカードの付帯保険について興味がある方には、こちらの記事がおすすめです。
個人賠償責任保険に加入出来るクレジットカードは色々あります。
どのクレジットカードを選べば良いのかを判断するために、まずは家族にも適用されるか、示談交渉はセットされているか、という2点をチェックするようにしましょう。
ここでは、その2点を満たしたオススメのクレジットカードを3つを比較・紹介していきます。
その3つが、こちらです。
- JCBカード
- 三井住友VISAカード
- イオンカード
では、補償内容を見ていきましょう。
カード名 | 保険料 | 個人賠償責任 | 死亡・後遺障害 |
---|---|---|---|
JCBカード トッピング保険 日常生活賠償プラン |
月額150円 | 1億円 | 100万円 |
三井住友VISAカード 自由設計プラン |
月額140円~ | 1億円 | なし 入院補償 …日額500円 |
イオンカード | 月額260円* | 1億円 | 350万円 |
これらの保険は自転車事故だけでなく子供が近隣の窓ガラスを割ってしまった、他人の車に傷をつけてしまった、借りたものやお店の物を破損してしまった等、日常生活における様々な賠償責任に対応可能なのも魅力です。
*イオンカードは月々430円、540円のプランにのみ借り物の破損・紛失などによる補償が付帯する。
三井住友VISAカードは個人型と家族型のプランがありますが、個人賠償責任保険について配偶者・同居の親族・別居未婚の子などの家族も対象となりますので、家族が自転車事故を起こした場合にも備えることができます。
JCBカードやイオンカードも、加入者の家族も個人賠償責任の対象となりますので安心です。
先ほど紹介した3つのクレジットカードの年会費がこちらです。
カード名 | 年会費 |
---|---|
JCBカード | JCB CARD W …年会費無料 一般カード …1,250円(税別) |
三井住友VISAカード | クラシックカード …1,250円(税抜き) マイ・ペイすリボ利用で無料 |
イオンカード | 無料 |
イオンカードは年会費が無料です。JCBカードも39歳以下限定のJCB CARD Wは年会費無料で利用することができます。
イオンカードの詳細は、次の記事をご覧ください。
JCB CARD Wについて詳しく知りたい方は、こちらをチェックしてください。
三井住友VISAクラシックカードについては、こちらの記事で特集しています。
コストを抑えたい方は、年会費無料のカードを選ぶと良いですね。
各クレジットカードにも自転車保険プランがある
自転車保険として個人賠償責任保険が使えるという話をしましたが、実は各クレジットカードも自転車保険・自転車プランに加入することができます。
ここではイオンカードの自転車プランについて見てみましょう。
コース名 | 月払い保険料 | 個人賠償責任 | 死亡・後遺障害 | 入院日額 |
---|---|---|---|---|
C | 320円 | 3,000万円 | 100万円 | 2,000円 |
B | 530円 | 5,000万円 | 100万円 | 5,000円 |
A | 1,030円 | 1億円 | 100万円 | 10,000円 |
イオンカードの自転車プランは個人賠償責任保険と比較すると、その保険料が割高になっています。
ただ、個人賠償責任保険とは違い入院日額補償、通院日額補償が設定されています。どのような補償を受けたいかによって判断すると良いでしょう。
普通の自転車保険とクレジットカード付帯自転車保険はどっちがお得?
クレジットカードに付帯している自転車保険の魅力は、保険料がお得であるという点です。
一般的な自転車保険は、年間3,000円~5,000円程度の保険料がかかることが一般的となっています。
しかし、クレジットカードの個人賠償責任保険(自転車保険)は年間2,000円台で加入可能なものも多く、コストはお得になっています。
では、一般的な自転車保険とクレジットカードの個人賠償責任保険の補償内容にはどのような違いがあるのでしょうか。
一方、個人賠償責任保険は相手への賠償責任が中心となっています。
一般的な保険会社の自転車保険の内容をチェックしましょう。
保険会社名 | 保険料 | 個人賠償責任 | 死亡・後遺障害 | 入院日額 |
---|---|---|---|---|
au損保 | 3,920円 6,560円 11,940円 |
2億円 3億円 3億円 |
250万円 400万円 400万円 |
4,000円 6,000円 …通院日額1,000円 6,000円 …通院日額2,000円 |
三井住友海上 | 3,990円 5,320円 7,230円 |
3億円 3億円 3億円 |
290万円 500万円 500万円 |
4,000円 6,000円 6,000円 …入院日額1,000円 |
東京海上日動 | 2,500円 4,290円 6,690円 |
無制限 無制限 無制限 |
100万円 300万円 500万円 |
なし 3,000円 5,000円 …通院日額1,000円 |
各プランによって保険料が異なり、保険料が高くなればその分だけ補償も手厚くなります。通院補償を付けたいのであれば、年間6,000円以上の保険料支払いが必要になるわけです。
先ほど紹介したクレジットカード会社の補償と比較すると、保険料が高い分だけ本人の入院や通院補償が充実していることが分かります。
特に東京海上日動は個人賠償責任が無制限となっている点は魅力です。
自分が加入している生命保険の補償内容を確認し、選択すると良いですね。
自転車保険はクレジットカードの個人賠償責任で対応可能!
一般的な自転車保険に加入するのと同等の賠償保障が、それよりもお得な保険料で利用できるのでぜひチェックしておきたいですね。
ただ、自転車保険は現在加入している火災保険や自動車保険にすでに付帯されている場合がありますし、一般的な自転車保険の方が補償内容は充実しているケースもあります。
その点も踏まえた上で、クレジットカード会社の個人賠償責任保険を検討すると良いでしょう。