クレジットカードでも寄付できる!募金の方法と寄附金控除の注意点

寄付先にもよりますが、いまはクレジットカードを利用して寄付ができる団体がほとんど。クレジットカードを利用すれば、寄付した金額に応じてポイントも還元されます。
クレジットカードで寄付を行う方法は以下の3つ。
- クレジットカードを利用して団体に直接寄付する
- ポイントを利用して寄付する
- クレジットカードの利用金額に応じて自動的に寄付されるカードに申し込む
それぞれ利用方法やメリットは異なります。この記事を参考に自分にあった寄付の方法を見つけてくださいね。
クレジットカード決済で直接寄付!そんな団体を4つご紹介
寄付をクレジットカード決済でも行うことができれば、わざわざ銀行などの金融機関に行く必要がないため、とても便利ですよね。
団体によってはサイトでクレジットカード決済を選択することによって、クレジットカードで寄付をすることができます。
ここではクレジットカード決済で直接寄付できる、代表的な4つの団体を紹介します。
- 日本赤十字社
- WWF
- 盲導犬協会
- あしなが育英会
4つの団体の活動内容や寄付の詳細について、説明していきます。
1.災害などの際には救援を行う日本赤十字社
世界191の国々にある赤十字社のうちの1社。自然災害などの際に、救援物資の配布、被災者の方々の精神的なケアなどを行っています。
1877年に起こった西南戦争の際に傷ついた人々を助ける目的で作られた博愛社がもととなっている日本赤十字社。災害などで傷ついた人々を多く助けてきた団体です。
日本赤十字社では、サイト上の寄付申し込みフォームにおいてクレジットカードで寄付することができます。
一度だけでも、毎月、毎年でも2,000円から寄付することが可能です。
2.自然保護活動を行うWWF
World Wide Fund for Nature(世界自然保護基金)は、国を問わず自然環境を保護する活動を行っています。
WWFが行っている主な活動は以下の4つ。
- 地球温暖化防止活動
- 持続可能な社会な社会の創生
- 野生生物の保護
- 森や海の保護活動
これらの活動を支援するために、寄付をすることができます。
会員になるには毎月または毎年、決まった金額の寄付を行う必要があります。
もちろん一度だけ寄付することも可能です。
3.盲導犬の育成などを行う日本盲導犬協会
盲導犬の育成や視覚障がい者が社会に参加しやすくなるための活動を行っている団体。盲導犬育成費用のうち90%が寄付金によってまかなわれています。
盲導犬は、目の見えない方が安全に歩けるよう歩行の手助けを行います。日本には盲導犬を必要としている人がおよそ3,000人いるといわれており、寄付することでその活動を援助できるのです。
日本盲導犬協会に寄付を行うには、2つの方法があります。
- 賛助会員になる
- 一度だけ寄付する
賛助会員の場合、月会員(1,000円/月)または年会員(3,000円/年または10,000円/年)のどちらかを選択できます。
一度だけ寄付する場合は、1,000円を1口として好きな口数寄付することが可能です。
4.遺児を経済的にも精神的にも支えるあしなが育英会
病気や事故などで親を亡くしてしまった子どもや重度後遺障害で働けない親の子どもを経済的にも精神的にも手助けしている民間非営利団体。
親を亡くした子どもが高校や大学、専門学校などに進学する際の奨学金を無利子貸与+給付することで、子ども達が学べるよう支援を行っています。
あしなが育英会で継続的に寄付を行う場合は、3つのうちから寄付する先を選ぶことが可能です。
- あしながさん(奨学金の継続的な支援)
- 虹のかけはしさん(子どもたちの精神的な支援)
- アフリカ遺児あしながさん(アフリカの遺児たちに対する高等教育支援)
ただし、あしなが育英会に関しては寄附金控除の対象の団体ではないため、税制上の優遇が受けられません。
寄付金控除を受ける場合は寄付の日付に注意しよう
寄附金控除を受けたい場合は、寄付をするタイミングに気を付けて寄付をしましょう。
クレジットカードのポイントでも寄付はできる!5つのカードで紹介
ほとんどのクレジットカードで、ポイントを使って寄付を行うことができます。
ここではクレジットカードのポイントを使って寄付できる例を5つ紹介します。
クレジットカード名 | 寄付先 |
---|---|
エポスカード | ユニセフ 世界の子どもにワクチンを日本委員会 プラン・インターナショナル ワールド・ビジョン・ジャパン 交通遺児育英会 国境なき医師団 国連WFP協会 日本救援衣料センター 日本赤十字社 国際ふるさとの森づくり協会 グリーンバード WWFジャパン アイメイト協会 日本ブラインドサッカー協会 |
JCBカード | ユニセフ ユネスコ WWFジャパン 日本赤十字社 UNHCR協会 国連WFP協会 国境なき医師団 Present Tree 日本臓器移植ネットワーク |
ジャックスカード | 日本赤十字社 日本盲導犬協会 ユニセフ 国境なき医師団 UNHCR協会 Present Tree |
三井住友カード | ユニセフ 日本赤十字社 国連WFP協会 WWFジャパン ユネスコ Present Tree Jヴィレッジ復興寄附金 ミュージックセキュリティーズ JOCオリンピック選手強化寄付プログラムwithVisa |
出光カード | ユニセフ あしなが育英会 赤城自然園 ホタル放流事業 日本赤十字社 鎮守の森保全育成 トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム かながわペットのいのち基金 |
どの団体に寄付するかによって、何ポイントから寄付できるかが決まっているもの。自分のクレジットカード会社のサイトでログインすることで、詳しい情報を見ることができます。
ただしクレジットカードのポイントは期限があるため、失効してしまう場合も。
失効する前にクレジットカードのポイントを寄付するのもおすすめです。
利用するだけで寄付可能!そんなクレジットカードを5つ紹介
クレジットカードを利用するだけで自動的に一定の割合の金額が寄付されるカードもあります。
メイク・ア・ウィッシュカード
【本人会員】初年度・翌年度:無料
【家族会員】初年度・翌年度:無料
ライフカードが発行している自動的に寄付できるクレジットカード。
寄付の対象は、3~18歳未満の難病にかかっている子どもたちの夢をかなえる手伝いをしているメイク・ア・ウィッシュという非営利ボランティア団体。
メイク・ア・ウィッシュカードに入会すると自動的に500円寄付されます。カードを利用した際には、利用金額のうち0.5%がメイク・ア・ウィッシュに自動的に寄付され、カード加入者の負担はありません。
地球にやさしいカード
【本人会員】初年度・翌年度:1,250円(税別)
【家族会員】初年度・翌年度:350円(税別)
SMBCグループのセディナが発行しているクレジットカード。地球の環境を保護する活動に対して寄付を行います。
地球にやさしいカードを利用すると(公財)緑の地球防衛基金を通じて、保護活動を行っている団体に利用金額の0.5%が寄付される仕組みです。
全国のセブンイレブンやダイエー、イオンでは毎日ポイントは3倍になります。
WWFカード
【本人会員】初年度:無料、翌年度:1,250円(税別)
【家族会員】初年度・翌年度:400円(税別)
家族会員の場合は、本人会員と同時に申し込んだ場合に限り初年度無料
UCカードが発行しているクレジットカード。自然保護活動を行っているWWFに寄付を行います。
WWFカードを利用すると、利用金額の0.5%がWWFに寄付される仕組みです。
日本盲導犬協会カード
【本人会員】初年度:無料、翌年度:1,250円(税別)
【家族会員】初年度・翌年度:400円(税別)
家族会員の場合は、本人会員と同時に申し込んだ場合に限り初年度無料
JACCSが発行しているクレジットカード。
盲導犬の育成や視覚障がい者の手助けを行っている日本盲導犬協会に寄付を行います。日本盲導犬協会カードを利用すると、利用金額の0.5%が日本盲導犬協会に寄付される仕組みです。
ウルトラマンJCBゴールドカード
【本人会員】初年度:無料、翌年度:1,950円(税込)、入会金:無料
オリコカードが発行しているゴールドランクのクレジットカード。
東日本大震災で被災した子どもたちを助ける活動をしているウルトラマン基金を通じて、利用金額の0.2%が寄付される仕組みです。「iD」搭載。
入会月+2カ月の間に30,000円以上の買い物をすると、ウルトラマンゴールドのフィギュアをもらえるキャンペーンもあります。
クレジットカードを利用してお得に気軽に寄付しよう。
クレジットカードでの利用は、銀行振込のように手間はかかりません。
そのうえ、支払った金額に対するポイントも還元されます。とても気軽に寄付を行うことができる方法です。また、寄附金控除を受けることができる団体もあります。
クレジットカードを利用して、さまざまな団体に寄付を行ってみましょう。