クレジットカードの審査基準に関わる4つの要素とは?

クレジットカードを作るときには、必ず申込者の「審査」がおこなわれます。この審査に受かるかどうか不安に思っている人もいるのではないでしょうか。

どのクレジットカード会社も、審査基準については非公開のため、これなら確実に審査に通るという事は言えません。

しかし、過去にクレジットカードを作れたという人の情報を元に、だいたいこのあたりの条件をクリアすればカードが発行される、ということはわかってきています。

この記事で説明するのは、クレジットカードの審査基準についてです。また、審査に不安がある人におすすめのクレジットカードも紹介しています。

クレジットカード会社は審査基準を非公開にしている

どのクレジットカードも、審査基準については明らかにしていません。これは審査基準を公開してしまうと、不正に利用される恐れがあるからだと考えられます。

また、クレジットカードに申し込んで、審査落ちした場合でも、なぜ落とされたのか理由を説明してはくれません。

そのため、過去にクレジットカードを作れた人たちの情報を元に、審査基準を予測するしか無いというのが現状です。

正確な基準もわからないなんて、本当にクレジットカードを作れるか不安になってきました・・・
そこまで気にしなくても大丈夫ですよ。

クレジットカード会社は、カード利用者を増やしたいと考えているのですから、お互いの利害はちゃんと一致しているんです。

同じクレジットカード会社でもカードランクによって審査基準が異なる

同じクレジットカード会社のカードでも、「一般カード」と「プラチナカード」では、審査基準が異なります。

一般カードは作りやすいと言われているカードでも、プラチナカードやブラックカードは審査が非常に厳しい場合がありますので注意してください。

自分なら受かるだろうと安易に申し込むと、審査落ちの記録が残って、以後のクレジットカード申し込みに悪い影響を与える可能性があります。

ですから、審査に通る可能性が高いクレジットカードに申し込むのが基本です。

また、年齢制限の上限が低いカードは作りやすく、下限が高いカードは審査が厳しい傾向にあります。

たとえば、上限年齢が30歳となっているクレジットカードなら、若者向けカードですので、年収が少ない人でも審査に通る可能性が高いわけです。

逆に、25歳以上の人しか作れないカードなら、ある程度歳を取り経済的に余裕がある人を想定していますので、審査基準が高くなっています。

クレジットカード会社のタイプによっても審査基準は変わる

クレジットカードは、次のような分類ができます。

クレジットカードのタイプ
  1. 国際ブランドが発行するプロパーカード
  2. 銀行が発行する銀行系クレジットカード
  3. 信販会社が発行する信販系クレジットカード
  4. 流通会社が発行する流通系クレジットカード
  5. 消費者金融会社が発行する消費者金融系クレジットカード

【1】プロパーカードには、JCBのカード、American Expressのカード、Diners Clubのカードの3パターンしかありません。

JCBカードの場合は、次に説明する銀行系クレジットカードと同じよう審査基準だと考えられます。

American ExpressとDiners Clubのプロパーカードは、ステータスカードですので、他のクレジットカード審査に通るような人でも審査落ちする可能性があるカードです。

【2】銀行系クレジットカードは、審査基準が高く、申込者の職業や勤続年数などの安定性を重視しているものが多い傾向があります。

【3】信販系クレジットカードは、クレジットカードを専門にしている業者のカードです。銀行系クレジットカードよりは、審査基準が低めなのが普通。

【4】流通系クレジットカードは、イオンカードのように特定店舗で特典を受けられることが多いカードです。

自分のお店での買い物に、自社発行のクレジットカードを使って欲しいため、信販系クレジットカードよりもさらに審査に通る可能性が高いとされています。

また、専業主婦でもクレジットカードを作りやすいのも特徴の1つです。

【5】消費者金融会社が発行するクレジットカードは、他のものと審査基準の違いが大きいのが特徴。

申込者の支払い能力が審査で重視されるため、他のクレジットカードで審査落ちした人でもカードを作れた、といった報告が多くあります。

クレジットカードの審査に使われる4つの要素

クレジットカード会社は、申込者のさまざまな要素に「得点」を付けて、その点数がクレジットカードの基準以上なら審査に通すようにしていると考えられています。

審査基準に使われていると考えられている要素は、次のようなものです。

クレジットカード審査で使われる要素
  1. 個人信用情報機関の記録
  2. クレジットヒストリー
  3. 支払い能力
  4. 希望するショッピング枠とキャッシング枠

では、それぞれ見ていきましょう。

個人信用情報機関でブラックリストだとカード作成は絶望的

申し込みを受けたクレジットカード会社は、「個人信用情報機関」で申込者の情報を参照します。

個人信用情報機関の記録に「異動情報(通称ブラックリスト)」があると、クレジットカード作成は絶望的です。

長期間の「支払い遅延」や「自己破産」、カードの「強制解約」などがあるとブラックリスト入りしてしまいます。

ただし、異動情報は一定期間(CICでは5年)で消えますので、その後の申し込みは可能です。

異動情報以外にも、クレジットカードに申し込んだ回数や、審査落ちした回数なども個人信用情報機関で確認できます。

そのため、申し込み回数が多すぎたり、ブラックリストに行かないまでも支払い遅延があったりすると、審査落ちの可能性がアップ。

なお、個人信用情報機関については次の記事に詳しいので、そちらを見て下さい。

また、個人信用情報機関ではなく、申し込んだクレジットカード会社の個別ブラックリストに乗っている場合も、カード作成はできません。

クレジットカード会社のブラックリスト、ですか?
ええ、カード会社も利用者の情報を集めていますし、利用者情報は個人信用情報機関よりも「長期間保管」されているのが普通です。
じゃあ、個人信用情報機関からブラックリストが消えたとしても・・・
ええ、申し込んだクレジットカード会社の系列クレジットカードで、支払い遅延などを起こしている場合は、まずその会社のクレジットカードは作れないと覚悟しておきましょう。

審査ではクレジットヒストリーが重要!

審査では、どんなクレジットカードを毎月いくら使っていたか、という「クレジットヒストリー」も確認されます。

支払い遅延などは論外ですが、「支払回数」や「支払額」が少なすぎる場合も、審査でマイナスになるということに注意が必要です。

極端な例が、クレジットヒストリーがまったくない「スーパーホワイト」という状態。

スーパーホワイトなら問題がないように思えるかもしれませんが、どんな風にクレジットカードを使う人なのかがクレジットカード会社にまったく伝わらないため、審査で不利になりがち。

逆に良いクレジットヒストリーとは、クレジットカードを頻繁に利用し、なおかつ期日にしっかりと返済している、というものです。

長期間、クレジットカードの利用と支払いを繰り返しているほど、申込者の信用が高まります。

クレジットヒストリーについては、次の記事で詳しく解説してありますので、あわせて確認してみてください。

クレジットカードの審査基準では支払い能力が重視される

申込書に記載した次のような内容から「支払い能力」が判断されるため、これらも非常に重要です。

申込書の記載情報で審査に関わるもの
  1. 年齢
  2. 職業
  3. 勤続年数
  4. 勤務先
  5. 雇用形態
  6. 年収
  7. 借入額

【1】「年齢」は、基本的には若いほうが有利とされています。ただしステータスカードの場合は、年齢が若すぎると作るのが困難。

【2】収入が安定している職業だと審査で有利です。

【3】「勤続年数」は長ければ長いほど、信用を得られます。

【4】「勤務先」は、中小企業よりも大手企業の方が、審査で有利。公務員なら、さらに高評価です。

【5】雇用形態は、「正社員」が有利で、「契約社員」や「派遣社員」「自営業」などは審査で不利になります。「アルバイト」や「パート」はさらに不利。

【6】「年収」は高いほうが有利です。ただし、年収の額に大きな波があるような場合は、評価が低くなります。

【7】借入額は少ないほうが有利です。

キャッシング枠を付けると審査が厳しくなってしまう

多くのクレジットカードでは「キャッシング枠」を付けることができます。

しかしキャッシング枠を設けると、クレジットカードの審査基準が上がってしまいうので注意してください。

クレジットカードのショッピング枠とキャッシング枠では、適用される法律が違うため、別基準で審査をされてしまうのです。

なお、キャッシング枠は「貸金業法」に含まれるため、総量規制の対象になります。他のカードなども合わせて年収の3分の1までしか借りることができません。

審査が不安な人におすすめのクレジットカード4選

クレジットカード審査に不安を感じている、という人に勧めたいのが次の4つのカードです。

審査に不安がある人向けのクレジットカード
  1. ライフカード
  2. アメックスグリーン
  3. 三井住友カード
  4. JCB CARD W

では、それぞれ見ていきましょう。

ライフカードはパートやアルバイトでも申し込み可能

ライフカードは、「パート」や「アルバイト」の人でも申し込めるクレジットカードです。

定職についていなくても審査に通る可能性があるわけで、作りやすいクレジットカードの1つだと言えるでしょう。

また、ライフカードは独自の審査基準で一人ひとり個別に審査をおこなうため、他のクレジットカードで審査落ちした人でも試してみる価値があります。

ライフカード
国際ブランド
カードの特徴
家族カード
ETCカード
国内旅行
傷害保険
海外旅行
傷害保険
ショッピング
保険
空港
ラウンジ
年会費無料
還元率0.5%
電子マネーApple Pay, Google Pay

アメックスグリーンは利用限度額が極端に低いカードもある

「アメックス・カード」は、ステータスカードの代名詞と言っても良いカードです。しかし、収入がそれほど多くない人でも、アメックス・グリーンを作れた事例もあります。

アメックス・カードは、利用限度額が利用者に応じて変化するのが特徴です。

よくアメックス・カードを使う人なら、利用限度額が500万円を超えるようなこともあります。

利用限度額が増えるのは良いのですが、審査に不安がある人には無関係ですよね。
いえ、逆に利用限度額の下限も低く変化するんです。

たとえば、10万円や20万円といった学生用カードのような利用限度額になることもありえます。

なるほど、利用者に合わせてフレキシブルに対応しているわけですね。
その通りです。

そうしたこともあり、収入等が少ない人でも、利用限度額がとても低い設定でアメックス・グリーンを作れる可能性があるんですよ。

また、アメックス・カードは、他社と違う独自の基準で審査をおこなうことも、審査に不安がある人におすすめのポイントです。

アメリカン・エキスプレス・カード
国際ブランド
カードの特徴
家族カード
ETCカード
国内旅行
傷害保険
海外旅行
傷害保険
ショッピング
保険
空港
ラウンジ
年会費12,000円(税抜)
還元率1.0%~
電子マネーApple Pay, Google Pay

三井住友カードには対象が限られるおすすめカードが

三井住友カードは、銀行系クレジットカードのため、審査が厳しめ。

ただし三井住友カードには、若者向けの「三井住友カードデビュープラス」や、女性向けの「三井住友カードアミティエ」があります。

こうしたカードを選べば、年収などに不安があっても、カードを作れる可能性が高まりますよ。

三井住友カード
国際ブランド
カードの特徴
家族カード
ETCカード
国内旅行
傷害保険
海外旅行
傷害保険
ショッピング
保険
空港
ラウンジ
年会費1,250円(税抜)
還元率0.3~
電子マネーiD, Apple Pay, Google Pay

JCB CARD Wは若者向け

JCBカードもプロパーカードのため、審査は厳しめ。

しかし「JCB CARD W」は、39歳以下の人しか申し込みができない若者向けのクレジットカードであるため、一般のJCBカードよりも審査に通る可能性が高いと考えられます。

JCB CARD Wはポイントが貯まりやすくなる各種特典がありますし、サービスも整っていますので、年齢制限に引っかからないならおすすめのクレジットカードです。

JCB CARD W
国際ブランド
カードの特徴
家族カード
ETCカード
国内旅行
傷害保険
海外旅行
傷害保険
ショッピング
保険
空港
ラウンジ
年会費無料
還元率1.0%
電子マネーApple Pay, Google Pay

クレジットカードの審査ではクレジットヒストリーが物を言う

クレジットカードの審査基準は、申し込んだクレジットカード会社や申し込んだカードの種類によって変わってきます。

審査基準は非公開ですが、過去のデータから「クレジットヒストリー」と「支払い能力」が重要だとされていますよ。

クレジットカードの審査に不安を感じている人は、若者向けのクレジットカードなど、自分の状況にあった審査に通りやすいというカードに申し込むのが良いでしょう。

※ 掲載の情報は2020年5月現在のものです。

あなたのコメントをどうぞ!