韓国はクレジットカード利用が通常!外国人も便利に利用できる

韓国はお隣の国と言うより、国内旅行より安くで行ける旅行先と思っている人も多いでしょう。そして、大半の人は買い物が目的で行くんじゃないかと思います。
韓国に買物目当てで行く、という人も多いのではないでしょうか。また、辛いものが好きな方はグルメを目的にしている人もいるかも知れませんね。
韓国での支払いは、クレジットカードが便利。実は韓国は、キャッシュレス決済がかなり進んだ国なんです。
この記事では、韓国のクレジットカード事情について詳しく説明していきますね。
この記事の目次
韓国と言えばグルメと買い物、特に女性の化粧品が人気
韓国の物価は日本より少し安いものの、基本的には大差ありません。つまり一日に8,800円(月22日営業)くらいの売上があれば、クレジットカードの受け入れが義務付けられているのです。これならほぼ100%のお店が該当すると思います。
もちろん中にはそれ以下の売上だと言う建前で逃れている店もありますが、外国人観光客としてはそんなお店には近づきたくないですよね。
クレジットカードの受け入れが義務付けられているとは言え、現金取引が禁止されているわけではありませんので、もちろん現金でも支払いが可能です。
日本と同程度にはどのブランドも使えるがダイナースはやや弱い
韓国では5大国際ブランドに加えて銀聯 UnionPay や Discover Card も使えるお店があります。それでもやはり最強は VISA とマスターカードですね。
- VISA
- マスターカード
- JCB
- アメックス
- ダイナースクラブ
- 銀聯 UnionPay
- Discover Card
だいたいこの順ではないかと思います。VISAからJCBまでの3ブランドは、おおむねどれも同程度に使えると考えても良いでしょう。免税店などでは銀聯 UnionPay が非常に強力な印象を受けますが、これは単に看板が目立っているだけです。
中国人観光客の財布をあてこんで、看板に大きく表示しているだけで、銀聯 UnionPay が使えるお店で VISA やマスターカードが使えないと言うところには出会ったことがありません。
カード決済を嫌がる商店主もいるのでウォンは持っておこう
上で紹介した「年商2,400万ウォン以上の商店はすべてクレジットカードの受け入れをする」と言う義務付けは、その後「小売店においては年商2,400万ウォン以上」に変わり「サービス業においては年商にかかわらず」義務付けられました。
つまり現在すべての消費者向け商店でクレジットカードの受け入れを義務付けられていないのは、小売店で年商約232万円未満のお店だけなのです。これは副業でお店をやってるレベルの屋台程度しか当てはまらないレベルですね。
一方、クレジットカードの機械は持っていても、カード支払いを嫌がるお店は多いようです。これには2つの理由があります。
- クレジットカードの手数料負担を嫌っている
- 売り上げを隠せないことを嫌っている
この2つになります。もともと韓国経済が破綻した際に、政府が税収確保のために始めたのがクレジットカード受け入れの義務化です。
売上がカード会社を経由して支払われると、個々の商店では売り上げをごまかすことができません。つまり税金が確実に取れると言うことですね。
実際、「現金支払いをしたら一割引き」なんてお店も少なくありません。店頭には書いてありませんが、カードを出したら口頭で示されることがあります。
カード手数料を上乗せ請求することは禁じられていますが、現金客の割引は禁じられていないようですね。
実際のところ、カード手数料はVISA・マスターカード・JCBは3%強程度です。ですので、一割引きしたらお店が損をしちゃいますね。でも、支払い時間差の問題と税金の問題でそうした話が出てくるようです。
また、アメックスなどは手数料が高いようなので、アメックスだと嫌がられる可能性があります。
ですから、ある程度は現金のウォンを持っておいて、柔軟に対応することでお得に支払いができることもあるんです。
韓国にあるソウルのJCBラウンジプラザは一度覗いておこう
ソウルにはJCBのラウンジプラザがあります。様々なサービスがありますのでソウルに入ったら一度立ち寄っておくのがお勧めです。
もちろんJCBカードを持っていくことを忘れないでくださいね。
優待情報を考えるとVISAとJCBが韓国旅行のベストカード
JCBプラザラウンジ・ソウルはソウル市庁前広場に面した、ソウルセンタービルの6階にあります。ここではJCBカード(プロパーカード)の紛失などに対応してくれます。また、次のようなサービスが利用できます。
- 加盟店情報や観光情報の提供、各種チケット発売
- ホテル・レストランの予約、オプショナルツアーの申し込み
- インターネットの利用とプリントアウト(無料)
- 日本語の新聞・雑誌の閲覧
- 現地ガイドブック・情報誌の閲覧
- ドリンクサービス
- マッサージ機の利用
- 傘のレンタルサービス
- 荷物の一時預かりサービス(当日中のみ)
JCB一般カードについては、次の記事で紹介しています。
JCBゴールドについては、こちらの記事です。
韓国でもVISAカードはクーポン発行など優待がとても豊富
VISAカードについては買い物だけでなく、エンターテインメントやパフォーマンスの入場料優待もあります。
また、期間ごとに優待内容が変わりますから、[ Visa優待特典・韓国 ]で検索して、旅行日程に当てはまる優待内容を確認しておきましょう。ショップでの一例を紹介しておきます。
- イーマート:5,000ウォンのクーポン(80,000ウォン以上の買い物で使える)
- 現代百貨店:レシート合計額の3%~5%の商品券進呈
- ギャラリア百貨店名品館:レシート合計額の5%程度の商品券進呈
もちろんデビットカードも使えるが制約がある
JCBも普通に使える国ですから、日本で発行されているVISAデビット・JCBデビットを利用することは可能です。
ただし、ある程度制約が発生するのはデビットカードの宿命。
ですので、普段は現金をATMから引き出すカードとして活用し、万が一の際のバックアップカードとして持っておくのが良いでしょう。
デビットカードは支払能力保証の役目を果たさない
ですので、デビットカードは現地ATMでウォンを引き出すためのカードとして利用するのが良いですね。コンビニATMでも良いですが、おすすめは銀行ATMです。
銀行ATMは日本語表示があるので使いやすい
韓国の主要4行のATMには日本語モードがあるので、それを選択するとわかりやすくて便利です。
- 国民銀行(Kookmin Bank)
- ウリ銀行(Woori Bank:友利銀行)
- 新韓銀行(Shinhan Bank)
- KBEハナ銀行(KBE Hana Bank)
韓国では問題なく使うことができるので、「クレジットカードを持ちたくない」「クレジットカードを作ることができない」という人は、デビットカードがおすすめですよ。
「おすすめのデビットカード7選!デビットカードの選び方も教えます」ではおすすめのクレジットカードを紹介しています。
韓国は隣の国なので日本のカードだけでも十分対応できる
韓国は赴任や留学と言った場合でも、日本のクレジットカードを持っていれば問題ありません。
学生なら親御さん、赴任する社会人なら給料の一部を会社から口座に入れてもらっても良いでしょう。場合によっては月に一度帰国しても知れています。
韓国にはJCBとVISAは最低でも一枚ずつ持っておこう
上でもお話しした通り、VISAとJCBは外国人として利用するのに非常に便利なカードです。必ず持って行ってください。
また、韓国に赴任する場合、国民銀行に口座を作って、外国人用のクレジットカード「 KB 国民カード」を作っておくと便利かもしれません。
韓国ではクレジットカードで悩むことはほとんどない
ですから、お守りとして現金のウォンを持っておけば、普段の生活に困ることはないと思います。