KyashとはVisaのプリペイドカード!クレジットカードでオートチャージが可能

買い物をする場合、ポイントがつく分だけ、「現金払い」より「クレジットカード払い」の方が得です。
しかしクレジットカードは、提出書類の用意や入会審査など、入手が少々面倒という弱点があります。
その点、プリペイド式VISAカードである「Kyash」なら、入手の手間をかけずにクレジットカードのように利用可能です。
この記事では、「Kyashとは何か?」、「Kyashの登録方法とは?」、「Kyashの使い方とは?」などの疑問を解決していきます。
この記事の目次
Kyashは簡単に作れるプリペイド式VISAカード
「Kyash」は、株式会社Kyashがサービスを提供しているスマートフォン向けのアプリ。プリペイド式のVISAカードであり、VISA加盟店での買い物に使えます。
Kyashはクレジットカードとは違い、「本人確認不要」「審査無し」で手に入れる事が可能。また、申込みから1分という短い時間で登録できます。
ただし未成年の人は、Kyashを使うのに保護者の同意が必要です。
Kyashのバーチャルカードとリアルカードの入手方法
Kyashの登録は、次のような手順で行います。
- Kyashアプリをダウンロードしてインストール(Google PlayまたはApp Store)
- メールアドレス、またはFace bookアカウントで登録する
- メールアドレス登録の場合、「氏名」「ユーザー名」「メールアドレス」「パスワード」「生まれた年」「電話番号」を順次入力してから登録をタップする
- SMSで6桁の認証番号が届くので、それを入力する
- バーチャルカードの発行をタップ
- OKを押して完了
ここまでで、Kyashの「バーチャルカード」の登録が終了しました。最後に登録したメールアドレスにKyashから届いたメールを「認証」して、アドレスを認証済みにしておきましょう。
文章でみると長くなりますが、実際に操作をすれば数分でおわる作業です。
実はKyashには、「バーチャルカード」と「リアルカード」の2種類があります。
わかりやすくするため、バーチャルカードはネットショッピング用のデータだと考えてください。リアルカードは、実店舗とネットショッピングの両方で使えるカードです。
2つ同時に入手できますので、バーチャルカードの登録が終わったら、リアルカード発行の手続きをしてください。
- Kyashアプリを起動する
- リアルカード申込みをタップする
- 氏名、メールアドレス、住所、電話番号などを入力していく。
- 内容を確認をタップ
- 内容の送信をタップ
- 登録したメールアドレスに受付完了のメールが届く
これでリアルカードの申込みが完了です。
通常、2週間程度でリアルカードが郵送されてきます。ただしKyash申込みが殺到している場合は、1カ月以上かかるケースも。
リアルカードが届いたら、こちらも有効化しておきます。
- Kyashアプリを起動する
- リアルカード(申込み、有効化)をタップ
- リアルカード有効化をタップ
- 手元のカードを見ながら「カード番号」「有効期限」「セキュリティコード」を入力していく
- OKをタップして有効化完了
リアルカードが有効化すると、それまで使えていたバーチャルカードの情報がリアルカードの情報で上書きされます。
リアルカード有効化前に、バーチャルカードを登録してネットショッピングで使っていると、有効化後に再登録しなければいけなくなりますので注意してください。
なるべくなら、バーチャルカードとリアルカードが揃ってからKyashを使い始めましょう。
Kyashの使い方はクレジットカードとほとんど同じ
Kyashの国際ブランドは「VISA」のみですので、Kyashを使えるのはVISA加盟店だけです。
ただ、VISAは世界最大の加盟店数と利用率を誇っている国際ブランドですので、大抵のお店では利用できます。
ネットショッピングでのKyashの使い方は次の通り。
- 普通のクレジットカード払いと同じように買い物をする
- 決済画面まで進める
- Kyashカードにある16桁のカード番号と有効期限を入力
- 支払いはクレジットカードの1回払いを指定する
- セキュリティコードが必要なサイトの場合はカードにある3桁の番号を入力する
- 名前、名義人の欄には「KYASH MEMBER」もしくは自分の名前を入力する
これで終了です。クレジットカードがKyashに紐付けられていない場合、Kyashで買い物ができるのは、Kyash残高の範囲内のみとなります。
買い物が成立すると、すぐにKyashの残高に反映されます。
実店舗でKyashを使う場合は、リアルカードをクレジットカードの代わりに使ってください。
クレジットカードとKyashリアルカードの違いは「暗証番号」です。
Kyashは暗証番号を利用できないため、普通は暗証番号の代わりにサインをして本人確認とします。
暗証番号の入力が必須のお店では、Kyashのリアルカードは利用できません。またKyashリアルカードは国内用であり、海外店舗では使用不能です。
Kyashのチャージ方法
Kyashはプリペイドカードですので、お金をチャージして利用しますが、チャージ方法には次のようなものがあります。
- コンビニチャージ
- セブン銀行ATMチャージ
- 銀行ATM(ペイジー)
- 登録したクレジットカードによるチャージ
- 登録したデビットカードによるチャージ
ちなみにプリペイドカードを使って、Kyashにチャージすることはできません。
何らかの理由でクレジットカードを作れない人でも、ATMでチャージすることにより、Kyashをクレジットカードの代わりとして利用可能です。
クレジットカードやデビットカードを持っている人は、Kyashに手持ちのクレジットカードなどを登録することができます。
クレジットカードやデビットカードを登録しておくと、残高が一定以下になった時にクレジットカードなどから自動でチャージさせることでき便利。
また、クレジットカードを登録してもオートチャージは使わず、任意の金額を使う都度チャージすることもできます。
登録可能なクレジットカードとデビットカードの数は合計で最大で5つまで。
また、利用できるクレジットカードの国際ブランドは、「VISA」か「Mastercard」だけです。
国内で利用者が多い「JCB」のクレジットカードが利用できないのは、Kyashの残念なところ。
Kyashのメリットは利便性の高さ
Kyashには、次のようなメリットがあります。
- 本人確認無し、審査無しで簡単に作れる
- 年会費、送金手数料、チャージ手数料、すべて無料
- 他のKyashアカウントに送金できる
- 1.0%のポイント還元がある
- ポイントを2重取りできる
- 使うとすぐに通知が届くため利用額などがわかりやすい
Kyashは、誰でも手軽に作れるというのが売りです。しかも年会費などの費用が一切かかりません。
Kyashは決済用カードとしてだけでなく、「送金用カード」としての側面も持ちます。同じKyashユーザーに、送金することが可能なのです。
家族に送金したり、飲み会の会費をKyashで集めたり、使い方はさまざま。しかも、この送金にも手数料がかかりません。
また、Kyashで買い物すると1.0%のポイント還元があります。ただし、ポイント還元率を1.0%にするには、リアルカードを使う事が条件です。
バーチャルカードで買い物する場合は、ポイント還元率が0.5%に下がってしまいます。
さらに、Kyashとクレジットカードを組み合わせて使うと、ポイントの2重取りが可能です。
まず、Kyashにクレジットカードでチャージした時に、クレジットカードのポイントがもらえます。そして、Kyashで買い物する時に、Kyashのポイントを1.0%獲得可能。
たとえば、還元率1.0%の楽天カードとKyashを組み合わせると、1.0%プラス1.0%で、合計2.0%までポイント還元率が増えます。
なら、とにかくポイント還元率が高いクレジットカードを探せば、だいぶポイントで得ができるんじゃないですか?
クレジットカードの中には、Kyashにチャージする時にはポイントが付かないものもあります。詳しくはそれぞれの公式サイトで確認してみてください。
Kyashの注意点は利用可能額の少なさ
Kyashには、次のようなデメリットもあります。
- 国際ブランドに制限がある
- 利用可能額が少ない
- 一部店舗で利用できない
- ポイントをもらえない対象がある
- システムの脆弱性やセキュリティ面で不安が残る
まず、Kyashで使える国際ブランドはVISAだけで、なおかつKyashに登録できるクレジットカードもVISAかMastercardに限られます
そして、Kyashの1番の注意点は「利用可能額」が少ないことです。
バーチャルカード | リアルカード | |
---|---|---|
1回あたりの購入限度額 | 3万円 | 5万円 |
24時間あたりの購入限度額 | 3万円 | 5万円 |
1カ月の購入限度額 | 12万円 | 12万円 |
バーチャルカードの本人認証が済んでいない場合は、さらに利用可能額が減り、1回5千円、24時間5千円、1カ月2万円になります。
他にも、一部店舗で利用できなかったり、「交通機関」や「公共料金」などに使うとポイントが貰えないといった弱点も気になるところです。
またKyashは新しいサービスのため、セキュリティ体制が万全とは言い切れません。何らかの不具合が起きる可能性があります。
Kyashはクレジットカードと組み合わせて使うとお得
チャージ用にクレジットカードを登録しておけば、オートチャージで便利に利用できるようになります。
さらに、クレジットカードでのチャージと、Kyashの利用でポイントの2重取りも可能。
しかしKyashは利用可能額が少ないため、これをメインとして使うのは難しいでしょう。あくまで補助としての扱いになります。