法人向けクレジットカードおすすめ5選!年会費・還元率・保険を比較
「法人カード」は、会社経営者や個人事業主向けのクレジットカードです。会社経営者や個人事業主は、法人カードを持っていると便利。
なぜなら、個人向けのクレジットカードでは、会社の経費に利用できないからです。
他に法人カードなら、会計処理が楽になったり、法人向けのサービスがあったりと、メリットが多くあります。
この記事で紹介するのは、法人カードの中でも特におすすめな次の5つのカード。
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス
- 楽天ビジネスカード
- ライフカードビジネス
- JCB法人カード
- JCBゴールド法人カード
それぞれの法人カードの特徴や、優れている点などを比べていきます。
また、個人事業主向けに法人カードを紹介している記事がありますので、個人事業主の方はこちらも確認してみてください。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードとは
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は、クレディセゾンとAmerican Expressの提携カードです。そのため、選べる国際ブランドもAmerican Expressのみとなっています。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの魅力は次の2つ。
- 高額な旅行傷害保険が自動付帯
- プライオリティ・パスとコンシェルジュサービスで海外旅行が快適
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスには、高額保険やプライオリティ・パスなどの高品質なサービスが付いています。
ただしサービスが充実している代わりに、年会費が2万円と高め。経費の増加が気になる人には合いません。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの情報がさらに知りたい人は、次の記事も参考にしてください。
楽天ビジネスカードは高還元率とポイントの貯まりやすさが長所
「楽天ビジネスカード」は、楽天プレミアムカードの「追加カード」です。そのため、楽天ビジネスカードを手に入れるためには、先に楽天プレミアムカードの会員になっておかなければいけません。
楽天ビジネスカードには、次の2つのメリットがあります。
- 基本還元率が高い
- ポイントボーナスが多い
楽天ビジネスカードは「基本還元率が1%」と、一般的な法人カードの倍で、しかも楽天が提供するサービスでポイントが溜まりやすいんですよ。
楽天ビジネスカードのデメリットは、「楽天プレミアムカードの年会費を支払う必要があること」と、「他の社員用の追加カードを発行できない」ところです。
楽天ビジネスカードを使う場合の注意点については、次の記事で詳しく解説しています。
ライフカードビジネスは年会費無料の法人カード
「ライフカードビジネス」は、余計なサービスをできる限り省いて維持費を無くした法人カードです。
ライフカードビジネスの特徴は、次の2点。
- 年会費無料(追加カードも年会費無料)
- ETCカードの年会費が無料
ライフカードビジネスは、年会費が無料でありながらETCカードも無料で発行可能です。
ライフカードビジネスの弱点は、「ポイントがつかないこと」と、「保険が付帯されていないこと」です。
ライフカードビジネスについては、次の記事でも詳しく説明しています。
JCB法人向けカードは高バランスの優等生
「JCB法人カード」は、JCBのプロパーカードです。JCB法人カードには、次のような特徴があります。
- 年会費が安い
- 保険が付帯
JCB法人カードは、年会費が1,250円と安いわりに、しっかりと旅行傷害保険が付帯しています。
もっとJCB法人カードを知りたい人は、次の記事も参考にしてください。
JCBゴールド法人カードは保険が充実しているのが魅力
「JCBゴールド法人カード」は、JCB法人カードの1つ上のランクのクレジットカードです。JCBゴールド法人カードには、次のような特徴があります。
- 保険が充実している
- 国内空港ラウンジ利用権がある
JCBゴールド法人カードは、旅行傷害保険が高額なのはもちろん、「航空機遅延保険」も付帯しています。
JCBゴールド法人カードの弱点は、海外でのサービスが物足りないこと。空港ラウンジの利用権は国内限定で(ハワイは除く)、プライオリティ・パスがついていないのが残念なところです。
JCBゴールド法人カードの詳しいサービスやメリットは、次の記事で説明してあります。
【目的別】法人向けクレジットカードの選び方を紹介
法人カードを作る場合、何を「目的」にしているのか、はっきりさせましょう。何を重視しているかが分かれば、それに合った法人カードを選ぶことが可能です。
法人カードに求めるものとしては、次の4点が考えられます。
- 導入費用や維持費用を抑えて法人カードを使いたい
- ポイントが貯まりやすくお得な法人カードが欲しい
- ポイントをマイルとして使いたい
- 出張用に旅行傷害保険が欲しい
それぞれの目的について、どの法人カードがお得なのか見ていきましょう。
1番費用がかからない法人カードはライフカードビジネス
法人カードの年会費は次のようになっています。
カード名称 | 年会費(税抜) | 追加カードの年会費(税抜) | ETCカードの年会費(税抜) |
---|---|---|---|
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス | 20,000円 | 3,000円(最大4枚まで) | 無料 |
楽天ビジネスカード | 2,000円 | 発行不可 | 1枚無料2枚め以降500円 |
ライフカードビジネス | 無料 | 無料 | 無料 |
JCB法人カード | 1,250円 | 1,250円 | 無料 |
JCBゴールド法人カード | 10,000円 | 3,000円 | 無料 |
とにかく法人カードの導入費用を抑えたい人には、すべての年会費が無料の「ライフカードビジネス」が最適です。
多少の経費がかかっても良いという場合は、JCB法人カードも検討の価値があります。
楽天ビジネスカードも年会費は安めですが、別途楽天プレミアムカードの年会費がかかる、2枚目以降のETCカードの年会費が有料、という点があるので、この2つの点は考慮しましょう。
ポイント重視なら楽天ビジネスカード
法人カードのポイント還元率は、次のようになっています。
カード名称 | ポイントの名称 | 基本還元率 |
---|---|---|
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス | 永久不滅ポイント(5円相当) | 0.5% |
楽天ビジネスカード | 楽天スーパーポイント(1円相当) | 1% |
ライフカードビジネス | 無し | 無し |
JCB法人カード | Oki Dokiポイント(5円相当) | 0.5% |
JCBゴールド法人カード | Oki Dokiポイント(5円相当) | 0.5% |
基本還元率では、1%の楽天ビジネスカードが1番です。
ただし楽天ビジネスカードの場合、基本還元率が高いだけでなく、ポイントボーナスも多いため、ポイントが溜まりやすくなっています。
法人カードをお得に利用したいなら、楽天ビジネスカードがもっとも良いでしょう。
マイル利用ならセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスがお得
飛行機を使う機会が多いなら、法人カードのポイントをマイルに変えられると便利です。それぞれのポイントのマイルへの交換率は次のようになっています。
カード名称 | ANA | JAL |
---|---|---|
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス | 1ポイント=3マイル | 1ポイント=2.5JALマイル |
楽天ビジネスカード | 2ポイント=1マイル | 不可 |
ライフカードビジネス | 無し | 無し |
JCB法人カード | 1ポイント=3マイル | 1ポイント=3マイル |
JCBゴールド法人カード | 1ポイント=3マイル | 1ポイント=3マイル |
マイルに交換される前のポイントが、クレジットカード会社ごとに違うという点に注意してください。
つまり楽天ビジネスカードは、2円を1ANAマイルに交換でき、JCB法人カードは5円を3ANAマイルに交換できることになります。
さらにカード自体の還元率も考えなくてはいけません。たとえ交換率が半分でも、カード基本還元率が2倍なら、同じ価値になります。
さらにもう1つ注意点があり、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスの場合、「SAISON MILE CLUB」というJALマイルを貯めやすいサービスに無料で加入できます。
これらを加味して、ポイントをマイルとして使った場合の還元率を表にしました。マイルの価値は使い方によりますが、この表では「1マイル1円」で計算します。
カード名 | ANAマイル | JALマイル |
---|---|---|
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス | 0.3% | 1.125% |
楽天ビジネスカード | 0.5% | 不可 |
JCB法人カード(ゴールドも共通) | 0.3% | 0.3% |
ANAなら楽天ビジネスカードの0.5%がトップ、JALならセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスの1.125%がトップの還元率になります。
ただしJCB法人カードには、デルタ航空の「スカイマイル」に変換できるというメリットが(1ポイントで3スカイマイル)。
デルタ航空を主に使っているなら、JCB法人カードを選ぶ方が良いでしょう。
保険サービスが充実しているのはJCBゴールド法人カード
法人カードの旅行傷害保険の最高額と、適用条件は次のようになっています。
カード名称 | 国内旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険 |
---|---|---|
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス | 最高5,000万円(自動付帯) | 最高1億万円(自動付帯) |
楽天ビジネスカード | 無し | 無し |
ライフカードビジネス | 無し | 無し |
JCB法人カード | 最高3,000万円(利用付帯) | 最高3,000万円(利用付帯) |
JCBゴールド法人カード | 5,000万円(自動付帯) | 最高1億円(利用付帯):5,000万円(自動付帯) |
国内旅行でも海外旅行でも、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」と「JCBゴールド法人カード」が同額でトップ。
ただし海外旅行の場合、JCBゴールド法人カードの自動付帯は5,000万円までなのに対して、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは1億円まで自動付帯。
しかしJCBゴールド法人カードには、旅行傷害保険だけでなく、「航空機遅延保険」が付くというメリットがあります。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスもJCBゴールド法人カードも、手厚い保険が付いていますが、総合的には「JCBゴールド法人カード」の保険の方が上でしょう。
目的を明確にして最適の法人カードを選ぼう
会計処理の簡便化や、法人向けサービスを受けられるなど、法人カードを作るメリットは多くあります。
どの法人カードを選ぶか決める時は、目的をはっきりさせるのが重要。
経費を抑えたいなら「ライフカードビジネス」、充実した保険を求めるなら「JCBゴールド法人カード」でしょう。
とくに法人カードに求めるものが決まっていないなら、JCB法人カードが無難でおすすめです。

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