高還元率クレジットカード6選!ポイント還元率・年会費・特徴を比較
クレジットカードを使うメリットの1つが、利用金額に応じてポイントが貯まること。還元率が高ければ高いほど、お得にポイントが貯められます。
一般的なクレジットカードの場合、ポイントはおまけ程度であることやポイント還元率が0.5%程度のものが多いのですが、中には還元率が1%を超えるカードもあります。
一般的に、還元率が1%以上であると高還元率のクレジットカードだと言えます。
この記事では、それぞれの特徴を比較しながら、基本還元率が1%以上のおすすめなクレジットカード6枚を紹介します。
ポイントの使い道やライフスタイルなどによって、選ぶべきクレジットカードは変わります。自分の目的に合ったクレジットカードを選びましょう。
おすすめの高還元率クレジットカードのポイント還元率と年会費を比較
還元率とは、「クレジットカードで支払った際にどれくらいポイントが付くのか」という比率のことです。
還元率が高いクレジットカードを持つメリットは、ポイントを効率よく貯められることです。
たとえば還元率が0.5%だと200円につき1ポイントですが、還元率が1%に上がると100円につき1ポイント貯められます。もし10万円使ったとすると、還元率0.5%だと500ポイント、還元率1%では1,000ポイント貯まることになります。
毎月の利用金額が積み重なっていくことで、得られるポイント数の差は大きなものになります。
「ポイントを貯めて節約したい」という人は、高還元率のクレジットカードを選びましょう。
この記事で紹介する6枚のクレジットカードの基本還元率を、表で比較してみました。
カード名称 | 基本還元率 | 年会費 |
---|---|---|
オリコカード・ザ・ポイント | 1.0% | 無料 |
SPGアメックスカード | 1.25% | 31,000円(税抜) |
リクルートカード | 1.2% | 無料 |
dカード | 1% | 初年度:無料 次年度以降:1,250円(税抜) ※年1回のカード利用で次年度の年会費無料 |
REX CARD | 1.25% | 無料 |
DCカード Jizile (ジザイル) | 1.5% | 無料 |
ライフカード | 0.5%※誕生月は1.5% | 無料 |
次の章から、高還元率のおすすめクレジットカードを紹介していきます。それぞれの特徴を説明しますので、自分にあったクレジットカードを見つけましょう。
価格.comをよく利用する人はREX CARD!基本還元率も優秀
REX CARDは年会費無料で、基本還元率が1.25%という業界最高レベル。ネットショッピングで利用するとポイント還元率は1.75%を超え、高い還元率が最大の魅力です。
高い還元率以外に、次のような特徴があります。
- 海外旅行傷害保険が自動付帯
- 家族カード・ETCカードは年会費無料
カカクコムグループでの利用特典が付いており、価格.comでカードを利用すると還元率は1.5%にアップします。
家族カードに年会費が無料なので、ポイントを効率よく貯めるには家族の利用分もREC CARDに集約するのがおすすめです。
貯めたポイントをJデポに交換すると、カード利用代金請求時に交換分が値引きされて引き落とされることになります。
また、JACCSモールを経由して買い物すると、基本還元率1.25%に加えて、0.5~12%分のJデポがプレゼントされるので、かなりお得にネットショッピングをすることができます。
例えば、Amazon・楽天市場・ヤフーショッピングJデポ還元率は0.5%なので、合計で1.75%(1.25%+0.5%)が還元されることに。
Jデポは自動的にカード利用代金の値引きに適用されますが、毎月定期的な支払いがないと使いきれない可能性もあります。
ポイントをJデポに変換する前に、3カ月で使いきれるか確認しましょう。

傷害保険
傷害保険
保険
ラウンジ
年会費 | 無料 |
---|---|
還元率 | 1.25% |
電子マネー | Apple Pay, Google Pay |
リクルートカードは基本還元率1.2%とかなり優秀で使い勝手が良い
リクルートカードの還元率は1.2%と、国内でも還元率の高さはトップクラスです。
リクルートカードには、次のような特徴があります。
- リクルートのサービスを利用した際のポイント還元率が高い
- ETCカードが年会費無料
リクルートカードには、使い道がやや限定的であるというデメリットがあります。リクルートポイントはリクルートグループのサービスで使用するか、Pontaポイントに交換するしかありません。
Pontaポイントはじゃらんやホットペッパービューティ、ホットペッパーグルメ、ポンパレモールなどリクルートのサービスを利用するか、ローソンやゲオ、ケンタッキーなどでPontaポイントを使用するのがおすすめです。
リクルートカードはリクルートが提供しているサービスを利用する人におすすめのカードです。

傷害保険
傷害保険
保険
ラウンジ
年会費 | 無料 |
---|---|
還元率 | 1.2% |
電子マネー | Apple Pay, Google Pay |
ドコモ利用者にはdカードが利用しやすい
dカードはドコモが発行しているクレジットカードです。ドコモ利用者でなくとも、還元率は同じで1%です。
次年度以降年会費がかかりますが、年1回の利用で次年度の年会費を無料にすることができます。
ドトールやスターバックス、エネオス、JTBなどdカード特約店で利用すると、ポイント還元率は最大5%にもなります。
dカードポイントUPモールを経由して買い物すると、Amazon・楽天市場・ヤフーショッピングはポイントが1.5倍、ビッグカメラは2.5倍になるなど、最大で10.5倍にアップするのでポイントを効率よく貯めることができます。
さらにドコモユーザーであれば携帯代金やドコモ光の利用料金の1%分のポイントが貯まり、ケータイ補償(最大1万円)が付きます。
実質年会費無料で還元率は誰でも1%とメリットが大きいカードですが、デメリットは旅行傷害保険が付いていないことです。
もし旅行傷害保険を付けたいなら、手厚い補償が付いたdカードGOLDも検討してみましょう。

傷害保険
傷害保険
保険
ラウンジ
年会費 | 初年度無料 2年目以降1,250円(税抜) |
---|---|
還元率 | 1.00%~ |
電子マネー | iD, Apple Pay, Google Pay |
ライフカードは誕生月の還元率が非常に高い!クレカ初心者におすすめ
ライフカードは、基本還元率は0.5%と決して高くはありませんが、誕生月はポイントが3倍になったり入会してから1年間はポイントが1.5倍とポイントを貯めやすいカードなんです。
LIFEサンクスポイントは100円で0.1ポイント、1,000円で1ポイント貯まります。
貯めたポイントは、ギフト券や好きな商品など様々なものと交換が可能です。
一番の魅力はなんと言っても、誕生月でカードを使って買い物をするとポイントの還元率が1.5%となる点。
他のクレジットカードの還元率と比較しても、非常に高いんです。
1年のうち大きな買い物は、自分の誕生月にまとめて購入するとかなり効率よくポイントを貯めることができますよ。

傷害保険
傷害保険
保険
ラウンジ
年会費 | 無料 |
---|---|
還元率 | 0.5% |
電子マネー | Apple Pay, Google Pay |
オリコカード・ザ・ポイントを発行して半年はポイント還元率が2%
Amazonや楽天市場などをよく使う人も、効率的にポイントが貯められるカードです。
オリコカード・ザ・ポイントの特徴は次のとおり。
- 入会後の半年は還元率2%
- オリコモールを経由すると還元率が1.5%以上
- 電子マネー(iD、QuiCPay)が搭載
オリコカード・ザ・ポイントを使う大きなメリットは、年会費が永年無料で還元率は常に1%以上であることです。
また、オリコモールを経由して、Amazonやヤフーショッピング、楽天市場などで買い物をするとポイント(ショップごとに付与率は異なる)が付き、さらに0.5%分のポイントが加算されます。
そのため、オリコモールを経由すると、還元率は1.5%以上に。
入会後の半年間は還元率2%に上がるのもポイントが貯まりやすい理由の1つ。
そのため、ポイントの2重取りが可能なのです。
「ポイントの有効期間が1年間であること」「ポイントは500ポイントからしか使えないこと」「旅行傷害保険やショッピングガード保険が付いていないこと」がデメリットです。

傷害保険
傷害保険
保険
ラウンジ
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0%~ |
電子マネー | Apple Pay, Google Pay |
SPGアメックスはマイルへの還元率が抜群に良い
SPGアメックスの正式名称は「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」です。年会費は高額ですが、上質なサービスを受けられます。
SPGアメックスには、次のような特徴があります。
- Marriott Bonvoyのゴールド会員になれる
- マイルへの還元率が高い
SPGアメックスカードの最大の特徴は、Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)の上級会員資格である「ゴールドエリート」になれることです。
Marriott Bonvoyは世界最大のホテルグループ。Marriott Bonvoyの上級会員になるためには、年間で25泊以上しなければなれません。
SPGアメックスカード保有者であれば無条件で上級会員になることができるのです。例えば次のような特典を受けられます。
- 滞在ごとに25%のボーナスポイント
- 部屋のアップグレード
- 貯まったポイントは無料宿泊特典に交換可能
- カード継続毎に、1泊1室(2名まで)の無料宿泊券プレゼント
ポイントをマイルに交換する際にはボーナス特典があり、60,000ポイント毎に15,000ボーナスポイントが付与されるので、まとめてマイルに交換すると還元率が上がってお得です。
ボーナスを含めると、100円ごとに3ポイントもらえます。
つまり、「100円=3ポイント=1.25マイル」となり、マイル還元率は1.25%なんです。
これはマイルの交換レートの中ではかなり高還元率。マイルを貯めたい人に、特におすすめするカードですよ。
メリットが魅力的な一方で、デメリットはやはり年会費が高いことです。また、プライオリティパスは付いていません。

傷害保険
傷害保険
保険
ラウンジ
年会費 | 31,000円(税抜) |
---|---|
還元率 | 1.00%~ |
電子マネー | Apple Pay, Google Pay |
DCカード Jizileのメリット・デメリット
DCカードJizile(ジザイル)は他のカードとは違い、リボルビング払い専用のカードです。
還元率は1.5%であり、年会費が無料のクレジットカードでは最高水準です。また、海外旅行保険(最高1,000万円)やショッピング保険がつくのも魅力。
他のDCカードでは通常1,000円で1ポイントのDCハッピープレゼントポイント(1ポイント=5円相当)が貯まります。DCカード Jizileはつねにポイントが3倍になるので還元率は1.5%となります。
貯まったポイントはベルメゾンポイント、TOKYU POINT、ヨドバシカメラゴールドポイントの、「1 DCハッピープレゼントポイント=5ポイント(5円分)」という一番高いレートで交換するのがおすすめです。
反対に、楽天スーパーポーポイントやPontaポイント、Tポイントなどは「1 DCハッピープレゼントポイント=4ポイント(4円分)」と少し交換レートが下がります。
また、キャッシュバックの場合も、1DCハッピープレゼントポイントは4円分なのでおすすめしません。
しかし設定した支払い金額を超えてしまうと、超過分に手数料率(実質年率)15%のリボ払い手数料がかかってしまうというデメリットがあります。

傷害保険
傷害保険
保険
ラウンジ
年会費 | 無料 |
---|---|
電子マネー | Apple Pay, Google Pay |
高還元率のクレジットカードを選ぶときの注意点2つを紹介!
高還元率のクレジットカードを選ぶ際の注意点は、2つあります。
- 年会費分の元が取れるのか
- リボ払い専用カードは設定金額を超えないか
年会費が有料のカードの場合は、あまり利用しないのであれば年会費だけが毎年かかることになります。
自分の年間の支払料金と比べて、年会費分のポイントが貯まるのか、年会費分のサービスを利用するのか、十分に検討してから申し込みましょう。
また、リボ払いの場合は注意が必要です。リボ払い専用カードであるDCカード Jizileのように、リボ払い専用カードは高い還元率を誇ります。
手数料が発生しないようにリボ払いで支払いができれば、お得にポイントが貯められます。
しかし、設定金額を超えた場合、実質年率15~18%の手数料がかかることも。リボ払いを利用したい場合は設定支払い金額を超えないよう、月の利用金額を常に把握しておきましょう。
よく利用するサービスも考慮して高還元率クレジットカードを選ぼう
基本還元率が高いカードが欲しい場合はREX CARD、マイルを効率的に貯めたい人にはSPGアメックスカードがおすすめです。
また、「自分がよく利用するサービスによってクレジットカードを選ぶ」という手もあります。
例えば、ドコモユーザーであれば「dカード」、リクルートグループのサービスをよく利用するなら「リクルートカード」を選ぶなど。
もちろん年会費やポイントの使い道があるかどうかも大切です。元が取れるかどうか、うまくカードを活用できるかどうかを検討してから申し込みましょう。