ミライノ カード GOLDは年会費がお値打ちなゴールドカード!

「ミライノ カード GOLD」は、住信SBIネット銀行が発行している「銀行系クレジットカード」です。
住信SBIネット銀行は、以前「SBIカード」というクレジットカードを発行していたのですが、SBIカードは2017年に新規募集を停止しました。
その後、住信SBIネット銀行の発行するカードがミライノ カードに切り替わっていったという経緯があります。
銀行系クレジットカードは他にもありますが、ミライノ カード GOLDは「年会費」や「サービス面」においてお得度が高いです。
この記事では、ミライノ カード GOLDの特徴について詳しく紹介していきます。ゴールドカードを選ぶときの参考にしてみてください。
なお、ミライノ カード GOLDの1つ下のランクに、「ミライノカード」があります。ミライノカードについては、次の記事をご覧ください。
この記事の目次

- 年会費を無料にすることが可能
- ポイントの使い勝手が良い
- ランクに応じて銀行サービスが変わる
- 旅行傷害保険が付帯されている
カード情報 | 内容 |
---|---|
年会費 | 3000円(税抜) ※年間100万円以上の利用で次年度年会費無料 |
申込資格 | 20歳以上(学生は不可) |
還元率 | 1.0% |
追加カード | ETCカード |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
ミライノ カード GOLDの4つの特徴
ミライノ カード GOLDには、次のような特徴があります。
- 年間利用額によっては年会費が無料になる
- ポイント還元率1.0%のミライノポイントが貯まる
- スマプロランクが2ランクアップ
- コストパフォーマンスの良い保険が付帯
では、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
ミライノ カード GOLDは100万円以上の利用で年会費無料
ミライノ カード GOLDの年会費は、3,000円(税抜)で、ゴールドカードとしては安めの価格設定です。
使い方によっては、年会費を無料にしてさらにミライノ カード GOLDをお得に利用することも可能。
ミライノ カード GOLDの年間利用額が「100万円」を超えると、次の年の年会費が無料になるのです。
年間で100万円と聞くと達成が難しいと感じるかもしれません。
しかし電気・水道・ガスといった公共料金や、電話料金・ネット料金といった固定費をすべてミライノ カード GOLDで引き落とすようにすれば、それだけで年に数十万円にはなります。
これに加えて、普段の買い物もなるべくミライノ カード GOLDで支払うようにすれば、100万円は決して達成できない金額ではありません。
なお、ミライノ カード GOLDの下位カードである「ミライノカード」も、同様に年間利用額によって年会費が無料になる制度があります。
カード名 | 年会費 | 年会費無料に必要な年間利用額 |
---|---|---|
ミライノ カード GOLD | 3,000円(税抜) | 100万円 |
ミライノカード | 900円(税抜)初年度無料 | 10万円 |
年間利用額が100万円にいきそうもない、ということならミライノ カード GOLDではなく、一般のミライノカードを選ぶというのも1つの手です。
ミライノ カード GOLDはポイント還元率1.0%
ミライノ カード GOLDは1,000円のカード利用につき5ポイントの「ミライノポイント」が貯まるようになっています。有効期限は3年間。
貯まったポイントは、住信SBI銀行の「スマプロポイント」に交換するか、「キャッシュバック」で支払額に充当することが可能です。
どちらの方法でも、1ポイントを2円相当で利用できますので、ポイント還元率は「1.0%」となります。
ポイント還元率に差があるわけではないので、わざわざスマプロポイントに交換せずキャッシュバックで使った方が面倒がないでしょう。
ちなみに、ミライノ カード GOLDの上位カードである「ミライノ カードPLATINUM」の場合は、ポイント還元率が「1.2%」に上昇します。
つまり、年に1,375万円以上使うなら純粋にプラチナの方が得ですが、あまり現実的な数値ではありませんよね。
ミライノ カード GOLDでスマプロランクが2上昇
住信SBIネット銀行は、会員ランクとして「スマプロランク」というものを採用しています。
スマプロランクは金融資産や資産運用状況などから割り出され、ランクが上がるほど「ATM利用手数料無料回数」と「振込手数料無料回数」が増加します。
最高の4ランクになると、それぞれの手数料が月に15回まで無料になりますので、かなりの節約効果有り。
ミライノ カード GOLDを作って、支払口座を住信SBIネット銀行に設定すると、それだけでランクが「2つ」アップ。
月に数回でも住信SBIネット銀行のATMや振り込みを使っている人なら、このランクアップ特典だけでも年会費の元が取れてしまいます。
逆に言うと、住信SBIネット銀行に口座を持っていない人には、なんのメリットもありません。
ミライノ カード GOLDの保険はコスパ良し
ミライノ カード GOLDには、次のような保険が付帯しています。
- 最高5,000万円の海外旅行傷害保険(自動付帯)
- 最高5,000万円の国内旅行傷害保険(自動付帯)
- 最高50万円の海外ショッピングガード保険
- (スマリボ限定)最高50万円の国内ショッピングガード保険
5,000万円の旅行傷害保険が自動付帯というのは、安めのプラチナカードに匹敵する補償です。
しかもミライノ カード GOLDの旅行傷害保険には、「家族特約」もついていて、配偶者や子供なども最高1,000万円の補償を受けられます。
年会費から考えると、ミライノ カード GOLDの旅行傷害保険はかなりコストパフォーマンスに優れたものです。
ただし注意点として、国内用のショッピングガード保険がついていない、ということが挙げられます。
一応「スマリボ」に登録すれば、国内ショッピングガード保険も自動付帯しますが、おすすめはしません。
なぜなら、スマリボに登録すると、支払いが自動的にリボ払いになってしまうからです。
ミライノ カード GOLDで国内空港ラウンジを無料利用可能
ミライノ カード GOLDを持っていると、国内主要空港にある空港ラウンジを「無料」で利用できるようになります。
ただし、同伴者は有料で、各空港ラウンジで設定された料金を支払わなければいけません。
また、国内は万全ですが、海外で利用できる空港ラウンジは「ダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル)」のみ。
海外旅行(出張)でハワイ以外に行く機会が多い人にとっては、メリットを感じにくいでしょう。
世界の多くの場所で空港のラウンジを利用したいのなら、「ダイナースクラブカード」がおすすめです。
ダイナースクラブカードの詳細は、次の記事をご覧ください。
ミライノ カード GOLDの2つの注意点とは?
ミライノ カード GOLDには、次のような2つの注意点があります。こうした問題点を把握してから、カードを作るようにしましょう。
- 国際ブランドがJCBしか選べない
- 家族カードを作れない
では、それぞれの注意点について見ていきましょう。
ミライノ カード GOLDの国際ブランドはJCBのみ
ミライノ カード GOLDで使える国際ブランドは、「JCB」のみです。
下位カードのミライノカードは、JCBに加えて「Mastercard」も使えるため、ミライノ カード GOLDでもMastercardを使える、と勘違いする人がいるので注意してください。
JCBは、国内で使う分には問題ありません。名の知れた店ならまず使用できますし、小さな店舗でもたいていは利用可能です。
しかし海外で使う際には、VISAやMastercardよりも利用できる店舗が限られてしまうことも。
クレジットカードの国際ブランドについては、次の記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください。
どうしてもMastercardのミライノカードが欲しい場合は、下位カードの「ミライノカード」にするか、「ミライノ カードTravelers Gold」にするという方法があります。
ミライノ カード GOLDとミライノ カードTravelers Goldの比較は次の通り。
項目 | ミライノ カード GOLD | ミライノ カードTravelers Gold |
---|---|---|
年会費 | 3,000円(税抜) | 10,000円(税抜) |
ポイント還元率 | 1.0% | 1.2% |
発行会社 | 住信SBIネット銀行 | ライフカード株式会社 |
引き落とし口座 | 一般的な銀行全般 | 住信SBIネット銀行のみ |
ミライノ カードTravelers Goldは、住信SBIネット銀行の口座がなければ利用できないという点には注意が必要です。
ミライノ カード GOLDには家族カードが無い
たいがいのクレジットカードは、追加カードとして「家族カード」を作れます。
家族カードは、本会員よりも年会費が安いのにも関わらず、本会員と近いサービスを受けられるため効率的。
夫婦など同居家族がいる家庭は、個別にクレジットカードを作るより、どちらかが家族カードを使うほうが、基本的にはお得です。
しかしミライノ カード GOLDには、家族カードがありません。
生計を一にする家族が多い家庭なら、ミライノ カード GOLDを使うよりも、他のゴールドカードやプラチナカードで家族カードを作ったほうが良いケースがありえます。
単身者でないなら、個別のコストパフォーマンスだけではなく、家族全体での効率も考慮してみましょう。

ミライノ カード GOLDは住信SBIネット銀行とセットが基本
銀行系クレジットカードだけあって、住信SBIネット銀行の口座をカードの引き落とし口座に設定すると、お得な特典が受けられます。
また、年会費のわりに保険が充実していてコストパフォーマンスは良好。
ポイント還元率も高めですので、住信SBIネット銀行を使っているなら作っておいて損はありません。