ミライノカードはバランスの良い優秀カード!ブランドの選び方も紹介

大手ネットバンクの1つに「住信SBIネット銀行」があります。この住信SBIネット銀行が出しているクレジットカードが、「ミライノカード」です。
ミライノカードは年会費が安めなのに、付帯されている保険や還元率はなかなか優秀です。
クレジットカードを選ぶときに検討したいカードの1つでしょう。
ただしミライノカードのポテンシャルを十分に発揮させるには、住信SBIネット銀行の口座が必要不可欠です。
この記事では、ミライノカードの基礎情報やメリット・デメリットについて説明。また、国際ブランドを「JCB」にした場合と「Mastercard」にした場合で、何が違うかも解説します。
また、ミライノカードには、1つランクが上の「ミライノカードGOLD」というゴールドカードがあります興味がある人は、次の記事を読んでみましょう。
この記事の目次

- SBIネット銀行の口座がお得に使える
- 条件を満たせば還元率が1.0%
- 傷害保険に家族特約がある
- Apple Payに対応している
カード情報 | 内容 |
---|---|
発行元 | JCB:住信SBIネット銀行 Mastercard:ライフカード |
年会費 | 990円(税込) |
申込資格 | 18歳以上(高校生除く) 本人または配偶者に安定した収入がある |
還元率 | 1.0% |
追加カード | ETCカード(年会費無料) 家族カード(年会費無料) |
限度額 | JCB:20~100万円 学生の場合は10万円 Mastercard:30~100万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
ミライノカードは選んだ国際ブランドによって、少々異なる点があります。次の章で詳しく説明していきます。
選んだ国際ブランドによるミライノカードの違い
多くのクレジットカードでは、国際ブランドをいくつかから選べるようになっています。ミライノカードでも、「JCB」と「Mastercard」のどちらかを選択可能。
国際ブランドをJCBにした場合と、Mastercardにした場合に分けて基本情報を表にしましたので、まず確認してください。
カード情報 | JCB選択時 | Mastercard選択時 |
---|---|---|
発行元 | 住信SBIネット銀行株式会社 | ライフカード株式会社 |
付与ポイント名 | ミライノポイント | スマプロポイント |
ポイント還元率 | 1% | 0.6~1.2% |
利用限度額 | 20~100万円(学生は10万円) | 30~100万円 |
追加カード | ETCカード(年会費無料) QUICPay(年会費無料) |
ETCカード(年会費無料) 家族カード(年会費無料) |
電子マネー | QUICPay Apple Pay |
iD Apple Pay |
支払日 | 15日締め翌月10日払い | 5日締め27日払いor翌月3日払い |
引落口座 | JCB提携金融機関 | 住信SBIネット銀行のみ |
スマートプログラム | 対応 | なし |
またJCBの場合、ミライノカードの利用状況によって、住信SBIネット銀行のランクであるスマートプログラムでランクアップされるんです。
ミライノカードの特徴は、次のとおり。
- Apple Payに対応していて気軽に使える
- 家族特約がある傷害保険が充実している
- 還元率が高め(条件付)
それでは、それぞれの特徴について見ていきましょう。
ミライノカードは電子マネーに対応していて少額の買い物に便利
JCBでもMastercardでも、どちらのミライノカードも「Apple Pay」に対応しています。
そのため、コンビニなどの買い物でいちいち小銭を出すのが面倒くさいという人は、ミライノカードをApple Payに登録しておくと便利でしょう。
コンビニなどでスマホを機械にかざすだけで決済ができるシステムのことです。クレジットカードなどの情報を登録しておくと機械にかざすだけで支払いができます。
また、JCBのミライノカードは「QUICPay」を使用することも可能。QUICPay機能一体型のクレジットカードを作ることができるんです。
一方で、Mastercardのミライノカーには「iD」が搭載されています。こちらは、おサイフケータイとして利用ができますよ。
ミライノカードは家族も保険の対象となる
ミライノカードは年会費が安めですが、国内・国外の旅行保険は充実しています。
海外旅行でも国内旅行でも、「最高2,000万円」の傷害保険が付いています。
年会費が無料のクレジットカードにはそもそも傷害保険が無かったり、海外旅行でしか保険が適用されなかったりするので、両方をカバーしているのは評価できるポイントです。
ただし、旅行の利用代金をミライノカードで支払わなければ保険は適応されません。
さらにミライノカードの特筆すべき点は、会員の「家族」にも保険がおりることです。
家族に支払われる保険金額は、本会員の半額です。
ちなみに、対象となる「家族」というのは、次の人が含まれます。
- カード会員の配偶者
- カード会員、あるいはその配偶者と生計を一つにする同居親族
- カード会員、あるいはその配偶者と生計を一つにする別居の子(未婚のみ)
ただし、海外で購入したものに限ります。
ミライノカードの基本還元率は1%!スマプロポイントに交換しよう
ミライノカードJCBでは、「ミライノポイント」が獲得できます。
ミライのポイントは「スマプロポイント」に交換するのがおすすめ。
このミライノポイント1ポイントを「スマプロポイント」2ポイントに交換できます。
ミライノポイントを使うと還元率0.5%ですが、スマプロポイントに変換すると還元率1%と2倍なのです。
そのため、基本的にはスマプロポイントに変換して使いましょう。
通常のクレジットカードの還元率は0.5%程度ですから、スマプロポイントに変換して使う場合は、高めの還元率設定だと言えます。
ただし、スマプロポイントに変換するためには、引落口座を住信SBIネット銀行にしておかなくてはいけません。
ミライノカードMastercardの方では、「スマプロポイント」が獲得できます。
通常獲得できるスマプロポイントは、還元率「0.6%」です。海外で利用すれば還元率が2倍の「1.2%」になります。
なので、海外での利用が多い人は、Mastercardのミライノカードを選んだほうが効率的にポイントが貯められます。
ミライノカードを作る前に知りたい注意点を2つ紹介
この章ではミライノカードの注意点を説明します。人によっては、デメリットにもなるので確認しておきましょう。
- 年会費がかかる
- (JCBの場合)ポイント交換で無駄が出る可能性がある
それぞれの注意点を見ていきましょう。
ミライノカードの年間利用額は10万円以上での年会費無料
ミライノカードは初年度の年会費は無料ですが、2年目以降は年会費がかかります。
ただし、前年度の利用額が10万円以上だった場合、次の年は「年会費が無料」になります。
サブカードとして使う場合、条件に利用額が達しないことも。ですが、ミライノカードをメインカードとして使うなら、それほど厳しい条件ではないでしょう。
頻繁に使う予定がないなら、ミライノカードを作るのはもったいないでしょう。
【JCBの場合】ミライノポイントは使い勝手があまり良くない
ミライノカードJCBは、スマプロポイントに変換して使うのが基本と言いました。
しかしミライノカードの利用状況によっては、スマプロポイントに交換できないこともありえます。
まずスマプロポイントに交換できるのは、最低1,000ポイントから。ミライノポイントの1,000ポイントは、利用金額20万円相当です。
ミライノポイントの有効期限は2年間。2年で合計20万円以上を利用しない場合は、スマプロポイントへの変換はできないので、交換せずにミライノポイントのまま使う必要があります。
光熱費などの公共料金の支払いをミライノカードにするのがおすすめです。毎月1万円であれば、2年もあれば20万円以上は支払うことになります。
ミライノカードのカードブランドはJCBがおすすめ
でも、結局どちらを選んだらいいのでしょうか?
還元率だけで考えると、JCBのミライノカードの方がお得ですよ。
さらにミライノカードJCBは、住信SBIネット銀行のカードローンを利用する場合、0.1%金利が下がるというメリットもあります。
基本的には、ミライノカードJCBを選んだほうがお得でしょう。

住信SBIネット銀行を使っているならミライノカードがお得!
ミライノカードは、住信SBIネット銀行を利用している場合にお得なサービスが多いんです。
そのため、ミライノカードは、住信SBIネット銀行の口座を持っているか、住信SBIネット銀行の新規口座を作りたいと思っている人に適しています。
逆に言うと、住信SBIネット銀行の口座がない人がミライノカードを作っても、さほどメリットがありません。
また、年会費やポイントなどを考えると、年間10万円以上使う必要があります。ですからミライノカードを作る場合、メインカードとして考えましょう。