楽天カードの家族カードは得?楽天カードの種類ごとに違いを説明します

楽天カードを作ると、追加カードとして「家族カード」を発行することができます。
しかしこの家族カードの詳しい仕様や、作って得になるのかが分からない、という人も多いのではないでしょうか。
そういう方のために、この記事では楽天カードでの家族カードの扱いや、家族カードで出来ることを詳しく見ていきます。
家族カード全般のメリットなどを知りたい場合は、次の記事を参考にしてみてください。
この記事の目次
楽天カードの家族カードは家族だけ発行される?
楽天カードの家族カードは、生計をともにする人に家族カードが発行されます。
また楽天カードは、親族以外に生計を同一にする「LGBT」である同性パートナーにも家族カードが発行されると公式サイトに書かれています。
楽天の家族カードの仕様を説明します
楽天カードの家族カードは、本会員のクレジットカード1枚に対して「5枚」まで発行可能です。
楽天カードの家族カード会員になると、本会員と同じように家族カードで買い物などをすることができます。
ただし家族カードで使える利用額は、本会員のカードの利用限度額の範囲内に限られますし、家族カード会員が利用した分だけ、本会員が使える利用額が減っていってしまいます。
また、楽天カードの家族カードは本会員のカードと同じ「国際ブランド」となり、「カードランク」「カードデザイン」も同一に。
つまり、本会員が「楽天ブラックカード」を使っているなら、家族カードもブラックカード相当のサービスを受けられるため、非常にお得です。
また家族カードでも、本会員と同じ次のような機能を利用することができます。
- 楽天ポイントカード機能(切替手数料税抜1,000円)
- 楽天Edy機能
- 楽天カードポイントPay
「楽天ポイントカード機能」とは、カードをレジで提示するだけで、対象店舗での買い物にも楽天スーパーポイントが貯まります。
利用できるお店は限られますが、ポイント還元率1%の楽天ポイントカード利用分のポイントと、ポイント還元率1%の楽天カード(クレジットカード)利用分のポイントが同時に貯まるため非常にお得。
対象店舗で楽天ポイントカード払いをすると(楽天カードで決済)、合計したポイント還元率は「2%」となります。
家族カードにも「楽天Edy機能」が付いているので、家族カードでも電子マネーの楽天Edyが利用できます。
ただし家族カードの楽天Edyは、本会員の楽天Edyと違って「いつでもEdyチャージ」「Edyオートチャージ」が使えません。
ですが楽天カードの家族会員でも、「Edyチャージ」「現金チャージ」「ポイントチャージ」は利用することができますよ。
「楽天カードポイントPay」は、楽天カードポイントPay加盟店で「楽天スーパーポイント」での支払いができるようになるシステムです。
楽天カードの家族カードを作るメリット・デメリットを紹介!
この章では、楽天カードの家族カードのメリットとデメリットを説明していきます。
楽天カードの家族カードを作るメリットは?
楽天の家族カードを持っていると、本会員と同等の「保険」が適用。
そのため、良い保険が付帯する楽天のカードの家族カードを作れば、保険の面で非常に有益です。
特に楽天ブラックカードは、「年会費無料」で家族カードを作れるため(2枚限定)、破格の性能を誇っています。
楽天ブラックカードについては、次の記事で詳しく説明しています。
また、「楽天ANAマイレージクラブカード」を使っていると、家族カードでも「スキップサービス」を利用可能。
スキップサービスは、ANA路線の空港チェックイン時に、読み取り機にカード(バーコード)をタッチするだけで、簡単に素早く搭乗口を抜けられるシステムです。
他に、一般的な家族カードにある次のようなメリットも、楽天の家族カードにもあります。
- 年会費が本会員カードより安い(本会員カードが年会費無料の場合は変わらず)
- 家族カード利用で本会員にポイントが貯まる(一部例外有り)
- 本会員カードと同じようなサービスを受けられる
- 利用明細がまとまるため、支出管理がしやすい
- 家族会員は本人確認・審査不要で家族カードを持てる
これらのメリットを考えると、基本的には家族カードを作ったほうがお得で便利です。
ただし家族カードを受ける側にも十分な収入がある場合は、別に本会員カードを作った良いケースもあります。
楽天カードの家族カードのデメリット
楽天カードの家族カードには、次のようなデメリットも。
- 家族カードではETCカードを作れない
- 本会員カードを切り替えたり解約すると家族カードも使えなくなる
- 本会員カードと同時に申込んでも同時に届くとは限らない
- 家族会員が何を買ったかが本会員に伝わってしまう
- 利用枠が足りなくなることがある
- 家族カード会員はクレジットヒストリーが空白状態になる
楽天カードの場合、「ETCカード」を作れるのは本会員カード1枚につき1枚だけ。
家族カードを作っても追加のETCカードは作れないため、家族も車の運転をしている家庭では不便です。
また、本会員がより上位の楽天カードに切り替えたり、カードを解約した場合、家族カードもいっしょに使えなくなってしまいます。
さらに、家族カードが使えなくなった時に楽天Edyのチャージ「残高」がある場合、そのポイントは全て「消滅」するというデメリットも。
また、家族カードは、本会員カードよりも届くのが遅れることがあります。その場合、別送の簡易書留郵便で2週間程度の時間がかかることもあります。
家族カード会員も楽天カードの「利用明細」を確認できますが、可能なのは自分が利用した分だけ。
対して本会員側は、家族カード会員側の利用明細を照会できます。プライバシーを気にする人は、家族カードを使いにくいでしょう。
また、家族カードを増やしてもカードの「利用限度額」は増えないため、利用人数が増えた分カードの利用枠が足らなくなる恐れがあります。
さらに、家族カード会員には、クレジットヒストリーを積むことができません。
クレジットカードヒストリーを積むには、家族カードでなく本会員としてクレジットカードを作る必要がありますよ。
クレジットカードヒストリー、いわゆる「クレヒス」については、次の記事に詳しく解説しているので参考にしてください。
楽天カードの「本カード」と「家族カード」のサービスの違いを紹介!
楽天カードの本カードと家族カードには、いくつかの違いがあります。
「楽天カード」「楽天PINKカード」「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」の4つの楽天カードについて、本会員と家族カード会員の違いを見ていきましょう。
まずは通常の「楽天カード」から見ていきましょう。
楽天カードの家族カードの違い
内容 | 本カード | 家族カード |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 無料 |
キャンペーン | 新規入会特典2,000ポイント カード利用特典3,000ポイント |
同時入会特典1,000ポイント |
付帯サービス | ポイントサービス、保険など | 同等のサービスを利用可能 |
楽天カードの詳しい情報については、次の記事で説明しています。
楽天PINKカードの家族カードの違い
内容 | 本カード | 家族カード |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 無料 |
キャンペーン | 新規入会特典2,000ポイント カード利用特典3,000ポイント |
同時入会特典1,000ポイント |
付帯サービス | 海外旅行傷害保険など | 同等のサービスを利用可能 |
楽天PINKカードについてさらに詳しく知りたい方には、こちらの記事が有用です。
楽天ゴールドカードの家族カードの違い
内容 | 本カード | 家族カード |
---|---|---|
年会費 | 2,000円(税抜) | 500円(税抜) |
キャンペーン | 新規入会特典2,000ポイント カード利用特典3,000ポイント |
同時入会特典1,000ポイント |
付帯サービス | 国内空港ラウンジ利用権など | 同等のサービスを利用可能 |
楽天ゴールドカードが気になったという人は、次の記事も合わせてご覧ください。
楽天プレミアムカードの家族カードの違い
内容 | 本カード | 家族カード |
---|---|---|
年会費 | 10,000円(税抜) | 500円(税抜) |
キャンペーン | 新規入会特典2,000ポイント カード利用特典3,000ポイント |
同時入会特典1,000ポイント |
付帯サービス | 楽天プレミアム1年無料 プライオリティ・パス |
楽天プレミアム1年無料サービスは無し プライオリティ・パス無料登録は無し |
楽天プレミアムカードの特徴などは、こちらの記事で詳しく説明してあります。
サービス内容については、どちらでも大きな差はありません。楽天プレミアムカードで多少の差が出る程度。
また、家族カードの方が年会費は安くなりますが、キャンペーンで貰える金額は少なめです。
楽天カードなどの年会費無料のものなら、家族カードを作るより、本カードを複数作る方がお得ですよ。
楽天カードの家族カードのポイントは合算される?
家族カードを利用すると、利用分のポイントが、「本会員の楽天スーパーポイント口座」に貯まります。
ただし、「楽天ポイントカード機能」で支払った場合のポイントカード分のポイントは、家族会員の楽天IDに貯まります。
楽天ポイントカードの、クレジットカード払いの分のポイントは本会員の口座へ。
「楽天カードポイントPay機能」で、持っているポイントで支払った時に貰えるポイントについては、家族会員の楽天IDに貯まります。
余っているポイントを本会員に渡したりはできないんですか?
本会員から家族カード会員へ、家族カード会員から本会員へ、家族カード会員から家族カード会員へと、好きな相手にポイントを移行することが可能です。
楽天カードの家族カードは上位カードでより役に立つ
家族カードには、「年会費を抑えられる」「家計管理を簡単にする」「原則として審査無しで持てる」「家族カード利用分も本会員にポイントが貯まる」などの様々なメリットがあります。
しかし楽天カードの場合、年会費無料のカードが多く、カード新規作成時に貰えるポイントが多いため、家族カードを作らない方が特になるケースも。
年会費無料の楽天カードを使う場合は、なるべく家族カードではなく本カードを複数作ったほうがよいでしょう。
逆に年会費が高い楽天カードを持っている場合、家族カードを増やしたほうが効率的です。
これは同居している親族と同じ扱いになる、ということなんでしょうか?