三井住友ビジネスカード for Ownersは個人事業主におすすめのカード!

クレジットカードは、「個人用カード」と「法人用カード」の2つあります。
法人カードは、設立してから間もない会社や個人事業主では作りにくいと思っていませんか。
設立してから間もない会社や個人事業主も申し込めるのが、「三井住友ビジネスカード for Owners」です。
三井住友ビジネスカード for Ownersには、「クラシックカード(一般カード)」「ゴールドカード」「プラチナカード」の3種類があります。
この記事では、クラシック(一般)カードを中心に紹介し、特徴やデメリットについて説明していきます。
三井住友ビジネスカード for Ownersゴールドカードについては、次の記事で解説しています。
この記事の目次

- 法人カードと個人カードの中間のような存在
- ポイントアッププログラムがある
- リボ払い・分割払いに対応
- キャッシング枠がある
カード情報 | 内容 |
---|---|
発行元 | 三井住友カード株式会社 |
年会費 | 1,250円(税抜) ネット申込みで初年度年会費無料 マイ・ペイすリボ登録で翌年以降も無料 |
申込資格 | 20歳以上 法人代表者か個人事業主である |
還元率 | 0.3%(キャッシュバック時) |
追加カード | ETCカード(年会費税抜500円) 追加カード(年会費税抜400円) 三井住友カードiD |
限度額 | 10~150万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
三井住友ビジネスカード for Ownersは「ポイントの還元率が良い」「旅行傷害保険が充実している」など、特筆すべき点はありません。
三井住友ビジネスカード for Ownersは申し込める対象が広いのが特徴です。
ですが三井住友ビジネスカード for ownersは、「登記簿謄本」や「決算書」の提出無しで申込みができます。
三井住友ビジネスカード for ownersは、会社の実績を重視しないために、会社の営業年数が短くても申込みが可能です。
会社立ち上げと同時に三井住友ビジネスカード for Ownersを作ることができる可能性がありますよ。
ですが、マイ・ペイすリボは「リボ払い」のことなのであまり利用するのはおすすめではありません。
三井住友ビジネスカード for Ownersの特徴を紹介
三井住友ビジネスカード for Ownersには、次のような特徴があります。
- 法人カードと個人カードの中間に位置する珍しいクレジットカード
- さまざまなポイントアッププログラムがある
では、それぞれについて見ていきましょう。
三井住友ビジネスカード for Ownersは個人カードに近い性質がある
三井住友ビジネスカード for Ownersは、法人カードの中でも、個人カードに近い性質を持っています。
三井住友ビジネスカード for Ownersに申込むのは、あくまで法人代表者か個人事業主といった個人であり法人としては申込めません。
また三井住友ビジネスカード for Ownersは法人カードとしては珍しく、次のような2つの機能を持っています。
- リボ払い・分割払いに対応
- キャッシング枠がある
三井住友ビジネスカード for Ownersは、「一括払い」以外に「分割払い」「リボ払い」「ボーナス一括払い」といった支払い方法も選択可能です。
また、キャッシング機能もついており、最大で50万円までのキャッシングができます。
ですが法人カードの場合、ほとんどのカードは一括払いしかできません。キャッシング機能もついていないのが普通なんですよ。
個人カードと同じような感覚で利用できるため、個人事業主の方には、三井住友ビジネスカード for Ownersは使いやすいクレジットカードだと言えるでしょう。
他に三井住友ビジネスカード for Ownersには、支払いを10日払いと26日払いのどちらか選べるという便利なシステムがあります。
三井住友ビジネスカード for Ownersはボーナスポイントが多い
三井住友ビジネスカード for Ownersには、さまざまなボーナスプログラムを利用することができます。
三井住友ビジネスカード for Ownersで利用できるポイントプログラムは、次のとおりです。
- 対象コンビニでポイント5倍
- ポイントUPモール
- ココイコ!
まず、「セブンイレブン」「ファミリーマート」「ローソン」「マクドナルド」で三井住友ビジネスカード for Ownersを利用した場合、獲得ポイントが「5倍」となります。
三井住友カードが提供している「ココイコ!」は、また事前に行くお店にエントリーしておくことで、ポイントの還元率が上がったりキャッシュバックを受けられたりします。
三井住友ビジネスカード for Ownersと契約している店から、自分がよく使う店をエントリーすれば経費を削減することも可能ですよ。
コンビニ、スーパー、ドラッグストア、レストランなど、かなりの数の企業が参加しているため、行きつけの店を登録できる可能性は高いでしょう。
ココイコ!でエントリーできる店の例は、こちらです。
- タカシマヤ
- ビックカメラ
- 東急ハンズ
また「ポイントアップモール」経由でAmazonや楽天市場などでネットショッピングをすれば、獲得ポイントが2~20倍に増えます。
三井住友ビジネスカード for Ownersと三井住友ビジネスカードの違い
三井住友カード会社は、三井住友ビジネスカード for Ownersと良く似た「三井住友ビジネスカード」というクレジットカードも発行しています。
この両者がどのように違うのか、表にまとめてみました。
三井住友ビジネスカード for Owners | 三井住友ビジネスカード | |
---|---|---|
申込対象 | 法人代表者か個人事業主 | 法人のみ |
年会費 | 税抜1,250円(ウェブ入会で初年度無料) | 税抜1,250円 |
利用限度額 | 10~150万円 | 20~150万円 |
決済口座 | 法人口座 個人事業主名口座 個人名義口座 |
法人名義口座のみ |
支払日 | 15日締め翌月10日支払い 月末締め翌月26日支払い |
15日締め翌月10日支払い |
両者の1番の違いは、申込対象で、三井住友ビジネスカード for Ownersは法人代表者か個人事業主といった「個人」、対して三井住友ビジネスカードは「法人」です。
三井住友ビジネスカード for Ownersは「個人事業主向け」に作られた法人カードで、三井住友ビジネスカードは「中小企業向け」に作られた法人カードと考えると分かりやすいですね。
ですから、法人代表者でも、三井住友ビジネスカード for Ownersの方が良い場合も多いでしょう。
三井住友ビジネスカード for Ownersには、三井住友ビジネスカードには無い、次のような機能があります。
- 最大50万円のキャッシングが可能※
- 分割払い、リボ払いなどの支払い方法が利用可能
- iD、Apple Pay、PiTaPa、WAONといった電子マネーに対応
年会費の初年度無料や、支払い日を選べることを含め、基本的には三井住友ビジネスカード for Ownersの方が便利に利用可能です。
ただし、三井住友ビジネスカード for Ownersは「ETCカード」が1枚しか発行できないのに対して、三井住友ビジネスカードはETCカードの「複数発行」が可能になっています。
ETCカードの枚数が必要な場合は、三井住友ビジネスカードを選ぶべきでしょう。
三井住友ビジネスカード for Ownersの弱点はサービス内容
三井住友ビジネスカード for Ownersは、サービス内容が物足りないというのが弱点です。
「旅行傷害保険」も「ショッピングガード保険」は海外専用で、国内では補償されませんし、補償額自体も十分なものとは言えません。
トラベルサービスでは、空港ラウンジの利用権がついていませんし、手荷物無料宅配サービスなどのサービスも無いです。
人によっては、もっとサービスが充実している法人カードのほうがいいと感じる人もいますよね。
同じ三井住友ビジネスカード for Ownersを選ぶなら、クラシックカードより「ゴールドカード」を選んだほうが良い可能性があります。

三井住友ビジネスカード for Ownersのサービスは年会費相応
分割払いが利用できたり、キャッシングが利用できたりといった特徴があります。
ただし、サービスはあまり充実していないのが残念なところ。
ですが年会費が安く個人事業主用のクレジットカードのため、まだ事業を起こして間もない事業主におすすめのクレジットカードです。
もしランクが上の法人カードを作りたいのなら、事業が軌道に乗るまで三井住友ビジネスカード for Ownersを利用するのもひとつの手ですよ。