三井住友銀聯カードは日本では少ない「UnionPay」が国際ブランド!

「三井住友銀聯カード」は、三井住友カード株式会社が発行しているクレジットカードです。
国際ブランドが日本ではまだ珍しい「UnionPay」であり、中国での利用に大きなアドバンテージがあります。
もし中国に旅行や出張・転勤の予定がある人に、作っておくのがおすすめのクレジットカードですよ。
三井住友銀聯カードの特徴やデメリットなどをご紹介していきますので、興味のある人は是非ご検討ください。
この記事の目次

- 中国で使いやすい
- 中国で日本語サポートが受けられる
- ポイントアッププログラムがある
- 2種類のカードデザインがある
カード情報 | 内容 |
---|---|
発行元 | 三井住友カード株式会社 |
年会費 | 無料 |
申込資格 | 18歳以上(高校生を除く) |
還元率 | 0.3~0.5% |
追加カード | 家族カード(年会費無料) |
限度額 | 10~80万円 |
三井住友銀聯カードの6つの特徴
三井住友銀聯カードには、次のような特徴があります。
- 中国で使いやすい
- 追加カードではなく本カードとして発行できる
- 中国で日本語サポートが受けられる
- 使用時に暗証番号が必要
- ポイントアッププログラムがある
- 2種類のカードデザインがある
では、それぞれについて見ていきましょう。
1.三井住友銀聯カードは中国では必須級のクレジットカード
通常、VisaかMastercardのクレジットカードを持っていれば、大抵どこへ行ってもクレジットカード使うことができます
しかし「中国」の場合は話が別で、国際ブランドが「銀聯(UnionPay)」でなければ利用できないという店が多くあるのです。
中国国内での「銀聯(UnionPay)」の加盟店は「2,000万店以上」という圧倒的な店舗数。
旅行なり出張なりで中国に行く場合、国際ブランドが銀聯のクレジットカードを持っていないと、カード払いが全くできない可能性があります。
三井住友銀聯カードは年会費も無料ですし、中国用に作るクレジットカードとして持っておくのもおすすめです。
2.三井住友銀聯カードは単体で発行ができる
現在のところ日本では、国際ブランドでUnionPayを選べるクレジットカードは、かなり少数派です。
日本で発行できるクレジットカードでは、三井住友銀聯カード以外に三菱UFJニコスの「MUFGカード」では銀聯(UnionPay)で発行することができます。
MUFGカードの場合、銀聯(UnionPay)のクレジットカードだけを単独で作ることはできません。
VisaなりMastercardなり他の国際ブランドで本カードを作り、その「追加カード」でないと銀聯カードを発行できないのです。
中国での利用のためだけにクレジットカードを作る場合、他国際ブランドの本カードを作ル必要があるのです。
さらに銀聯カードを追加発行できる三菱UFJニコスのクレジットカードは、年会費無料のカードが少ないです。
もちろん、すでにMUFGカードを利用している場合は、追加カードとして銀聯カードを発行するのもありです。
銀聯カードを追加できるカードは、「MUFG Initial」「MUFGカード ゴールド」「MUFGカード ゴールドプレステージ」などがあります。
これらのカードについて詳しく知りたい人は、それぞれのカードの詳細ページをご覧ください。
3.三井住友銀聯カードは銀聯コールセンターが使える
三井住友銀聯カードなら、中国でトラブルがあった場合に「銀聯コールセンター」で相談することができます。
紛失や盗難の被害にあった場合などのさまざまなトラブルに、コールセンターが「日本語でサポート」してくれるというのは、三井住友銀聯カードの大きなメリットです。
また、中国の銀聯加盟店に三井住友銀聯カードの利用を拒否された場合にも、銀聯コールセンターのオペレーターが、直接加盟店と掛け合ってくれます。
4.三井住友銀聯カードの暗証番号は6桁
三井住友銀聯カードは、利用方法が他のクレジットカードと少し違っています。
ほとんど場合、加盟店でクレジットカードを提示した後、「6桁の暗証番号」を入力しなければいけません。
6桁の暗証番号は「00+(自分が指定した4桁の数字)」となります。
クレジットカードの暗証番号は、4桁であることが多いです。ですので、暗証番号を入力する際は初めに「00」を入力することを覚えておきましょう。
ただし最近では、暗証番号の入力が不要な店も。そういう店では、他のクレジットカードのように暗証番号を入力する必要はありません。
5.三井住友銀聯カードの利用でワールドプレゼントが貯まる
三井住友銀聯カード1,000円利用につき、1ポイントのワールドプレゼントが貯まります。
ワールドプレゼントは、「楽天スーパーポイント」や「T-POINT」などの他社のポイントに5円相当(ポイント還元率0.5%)で交換可能です。
ただしnanacoポイントなど、一部のポイントには4円相当でしか交換できません。また、現金にキャッシュバックする場合は3円になってしまいます。
6.三井住友銀聯カードは2種類のカードデザインから選択可能
三井住友銀聯カードには可愛らしい「パンダ」のデザインと、中国と日本近辺の地図の「大陸」のデザインの2種類があります。
どちらを選んでも、クレジットカードとしての機能は変わりません。自分の趣味で選択すれば良いでしょう。
出張など仕事関係で中国に行く場合は、落ち着いた大陸デザインを選んでおいたほうが無難です。
三井住友銀聯カードの2つのデメリット
三井住友銀聯カードには、次のようなデメリットがあります。
- 旅行傷害保険が付いていない
- 日本国内での利用可能店舗が少ない
では、それぞれ見ていきましょう。
デメリット1:三井住友銀聯カードには旅行傷害保険などの補償がない
今では、年会費無料のクレジットカードでも「旅行傷害保険」が付いているものが多くあります。
しかし三井住友銀聯カードには、そうした旅行傷害保険が一切付帯していません。
中国での利用がメインとなるクレジットカードとしては、旅行傷害保険が無いのは大きなマイナスポイントです。
万が一の場合を考え、旅行傷害保険が付いている他のクレジットカードを別に持っておくか、一般の旅行傷害保険に加入するなどの対策をとっておきましょう。
・・・ところで、「ショッピング保険」は付いているんでしょうか?
大きな買い物をする場合は、本当に必要なものかよく考えてからにしましょう。
デメリット2:三井住友銀聯カードは日本での使い勝手がよくない
中国では便利な三井住友銀聯カードですが、日本国内では利用可能な店舗が限られてしまいます。
三井住友銀聯カードが使えるのは、セブンイレブンやローソンなどのコンビニや、百貨店など大手のお店が多く、小さいお店は使えない傾向があります。
またネットショッピングでも、三井住友銀聯カードは使えない場合が多く不便です。
UnionPayはJCBと提携していて、加盟店の相互開放をしていますので、原則としてはJCBが使える店なら、UnionPayも使えることになっています。
しかし、JCB加盟店でUnionPayを使うには、JCBが指定している暗証番号入力が可能な端末が必要のため、導入していない店舗も多く、現状では利用できない場合が多いのが残念なところです。
三井住友銀聯カードは中国で使うために使う「サブカード」として使うのがおすすめです。日本で使うメインのクレジットカードは別で作っておきましょう。

中国に行くなら三井住友銀聯カードは用意しておきたい
UnionPayは世界で65億枚以上発行されていて、特に中国では圧倒的なシェアを誇っています。
中国では、VisaやMastercardが使えない店も多くあるのですが、UnionPayの三井住友銀聯カードなら、地方都市や小規模店でも問題なく利用可能です。
ただし三井住友銀聯カードには、旅行傷害保険やショッピング保険が無い、日本国内での使い勝手が悪いといった弱点もあります。
三井住友銀聯カードだけを使うというのは難しいので、あくまで中国用のサブカードとし、日本や海外(中国以外)で利用するために、VisaやMastercardのクレジットカードも持っておくべきでしょう。