三井住友プラチナカードの特徴を徹底解説!年会費の元が取れる使い方

三井住友カードの最高ランクである「三井住友プラチナカード」。
チケットの予約や高級料亭の紹介などをしてくれるコンシェルジュサービスが24時間365日利用可能で、さらに、2人以上で予約すると1人分の料理代金が無料になるプラチナグルメクーポンなどのグルメ特典も豊富です。
旅行傷害保険やショッピング保険の手厚い補償はもちろんのこと、ゴールドカードよりも豪華な特典が受けられるので、ステータスの高いカードを持ちたい人におすすめです。
また、次の特典が受けられることから、よく旅行に行く人にも人気のクレジットカードです。
- 国内の主要空港ラウンジが無料で利用可能
- プライオリティ・パスを使えば海外の空港ラウンジを無料で利用可能に
- 海外・国内旅行傷害保険が充実
この記事では、三井住友プラチナカードの特徴やメリット・デメリット、審査基準などを詳しく解説します。
この記事の目次
三井住友プラチナカードの特徴・メリット
三井住友プラチナカードの基本情報は次の通りです。
カード情報 | 内容 |
---|---|
発行元 | 三井住友カード株式会社 |
国際ブランド | VISA、Mastercard |
年会費 | 50,000円(税抜) |
ポイントサービス | ワールドプレゼントポイント |
基本還元率 | 0.5~2.5% |
ポイント付与対象の電子マネー | iD |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(最高1億円) 国内旅行傷害保険(最高1億円) お買物安心保険(年間最高500万円) 航空便遅延保険 |
追加カード | 家族カード、ETCカード、バーチャルカード、三井住友カードWAON、PiTaPaカード |
三井住友プラチナカードの主な特徴は次の通りです。
- 年会費がかかる
- 家族カードの年会費が無料
- 限度額が高い
- 付帯保険が充実
- メンバーズセレクションで選べるプレゼント特典
- コンシェルジュサービス
- 豊富な優待・サービス
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
年会費がかかる
三井住友プラチナカードは年会費が50,000円(税抜)かかりますが、特典を利用すれば年会費以上の恩恵を受けることができます。
また、WEB明細書サービスに登録すると2年目以降の年会費を1,000円(税抜)割引にすることができます。割引の対象は、年間に6回以上請求(月1回以上の利用が6カ月)があった場合です。
家族カードの年会費が無料
「生計を共にする配偶者、満18歳以上のお子さま(高校生を除く)、両親」であれば家族カードを発行できます。家族カードの年会費はすべて無料です。
家族会員でも旅行傷害保険などが自動付帯されるのに加えて、コンシェルジュサービスが利用可能であり、さらに国内の主要空港ラウンジも無料で利用できるので、家族カードを発行しておかないともったいないです。
家族会員の利用金額は本会員とあわせて請求され、ポイントも1,000円ごとに1ポイント貯まります。ETCカードの年会費・発行手数料も無料です。
限度額が高い
一般の三井住友カードの限度額は80万円程度なのに対して、三井住友プラチナカードの限度額は300万円からの場合がほとんどです。
ゴールドカードなどで利用実績がありインビテーションが届いてから申し込んだ場合は、最初から限度額が500万円になる場合もあります。
付帯保険が充実
また、お買物安心保険(動産総合保険)では、カードで購入した商品が破損・盗難の被害があった際に500万円を限度として補償されます。ただし、1事故につき3,000円の自己負担額があります。
航空便遅延保険は海外旅行の場合は自動付帯ですが、国内旅行の場合は旅費などをカードで支払うことで付帯される利用付帯なので注意してください。乗継遅延や出航遅延・欠航・搭乗不能、手荷物紛失などの場合に補償が受けられます。
付帯保険が充実しているので安心して旅行や買い物を楽しめますね。
メンバーズセレクションで選べるプレゼント特典
三井住友プラチナカード会員は、「メンバーズセレクション」という特別サービスの中から好きなものを1つ無料で利用できます。
メンバーズセレクションには次の6種類があります。
健康 | 名医によるセカンドオピニオンサービス |
---|---|
旅行 | 海外空港ラウンジサービス(プライオリティ・パス) |
ビジネス | 上質なビジネスアイテムをプレゼント |
生活 | 暮らしを彩るライフアイテムをプレゼント |
趣味 | 毎日を愉しむコレクションからアイテムをプレゼント |
グルメ | 食の逸品プレゼント |
名医によるセカンドオピニオンサービスでは、豊富な知識を持つ医大教授クラスの総合相談医に、不安に感じている事や現在受けている治療の事などを相談でき、症状・病状に合わせて専門臨床医を紹介してもらうことができます。
そのほか、ビジネスアイテムや生活雑貨など、自分のライフスタイルに合った好きなギフトを選ぶことができます。
コンシェルジュサービス
コンシェルジュサービスとは、旅行のサポートやレストランの予約案内などを24時間年中無休で対応してくれるサービスです。
たとえば次のような要望に応えてくれます。
- 航空チケット、ホテル、レストラン等の予約
- 海外・国内のコンサート、ミュージカル、ゴルフコース等の情報提供
- 花等の贈り物の手配
- 海外旅行先の現地情報の提供
- 高級料亭の紹介
旅行やレジャーを楽しむ際に利用できるほか、接待などにも利用できますね。会員に代わって手配してくれるので、忙しい人にはおすすめのサービスです。
豊富な優待・サービス
三井住友プラチナカードには様々な優待特典が付いています。
ユニークな特典の1つには、人気アトラクションの待ち時間を大幅に短縮できる「USJユニバーサル・エクスプレス・パス」があります。1人につき1日1枚もらうことができ、同伴者は4人まで利用できるのでとても便利です。
そのほか、次のような優待が利用できます。
- 宝塚歌劇優先販売
- 三井住友VISA太平洋マスターズ ペア観戦入場券プレゼント
- 海外有名ゴルフコース手配
- カーシェアリング特別優待
- 国際線手荷物無料宅配(Mastercardカード会員限定)
- 海外Wi-Fiレンタル優待
さらに、国内の主要空港ラウンジを無料で利用できる「空港ラウンジサービス」、優待価格で一流ホテルを利用できる「一流ホテル・旅館宿泊予約プランby Relux」、国内約200店舗のレストランを2人以上で予約すると1人分の料理代金が無料になる「ダイニング by 招待日和(Mastercardカード会員限定)」などがあります。
とくに旅行や宿泊、グルメ、ゴルフなどのレジャー関連の特典が豊富なので、よく旅行に行く人、外食が好きな人、レジャー好きな人におすすめですね。
三井住友プラチナカードの審査基準は?インビテーションは不要
公式サイトには、申込み対象は「原則として、満30歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方」と書かれています。
通常、プラチナカードに申し込むにはゴールドカードで利用実績を積み、カード会社から招待(インビテーション)が届くのを待つケースが多いのですが、三井住友プラチナカードはインビテーションが届いてから申し込む方法と、インビテーションを待たずに自分で申し込む方法の2通りがあります。
自分で申し込めますが、審査についてはインビテーションが必要なプラチナカードと同程度だと言われています。
また、三井住友プラチナカードの限度額が300万円からとなる場合が多いので、審査では500万円程度の年収は必要と言われています。職業に関しても評価しているようで、正社員などの安定した職業の人は審査に通る可能性は高くなりますが、派遣社員や個人事業主の場合は難しいでしょう。
三井住友銀行の口座残高が多いと審査に通る可能性が高くなるとも言われています。また、ゴールドカードで利用実績を積み、インビテーションが届いてから申し込むと新規に申し込むより利用実績がある分、審査に通る可能性は高くなります。
20代の人は三井住友プラチナカードに申し込めないので、まずは20代限定の三井住友プライムゴールドカードの作成がおすすめです。ゴールドカードで利用実績を積むことで、将来三井住友プラチナカードを申し込む際のアピールになります。
三井住友プラチナカードのお得なポイントの貯め方・使い方
三井住友プラチナカードのポイントプログラムは「ワールドプレゼント」と言います。カード利用額に応じたポイントを貯めて、景品や他の共通ポイントと交換できます。1,000円ごとに1ポイント貯まり、ポイントの有効期限は4年間と長めです。
また、「カードご利用プレゼント」という会員特典があります。半年間のカード支払金額が合計50万円以上の人には、半年間のカード利用額の0.5%相当のVJAギフトカードがプレゼントされます(年2回)。
お得にポイントを貯めるには次の方法があります。
- ポイントUPモール経由でネットショッピング
- ココイコに事前エントリーでポイント増量
- 前年度の買い物累計金額によってもらえるボーナスポイント
- マイ・ペイすリボに登録でポイント2倍
- コンビニとマクドナルドでカードを利用するとポイント5倍
ポイントUPモールを経由してネットショッピングをするだけで、ポイントが通常の2倍~20倍にアップします。Amazon、楽天市場、ヤフーショッピングなど定番ショップでもポイントがアップするので、ぜひ利用したいですね。
ココイコは、事前にエントリーしておき街の加盟店でカードを利用するとポイント増量やキャッシュバックが受けられます。利用できる店舗には、かっぱ寿司、ビックカメラ、東急ハンズ、びっくりドンキー、USJなどがあります。
ボーナスポイントとは、前年度(2月~翌年1月分)の買い物累計金額によって設定されたステージに応じてプレゼントされるポイントのことです。たとえば前年度の買い物累計金額が100万円~300万円未満なら、次年度の支払い金額が50万円を到達した時点で150ポイント、以降は支払い金額が10万円増えるごとに30ポイントもらえます。
しかしボーナスポイントのサービスは終了するので2020年2月以降の買物金額はステージ判定対象にはならず、ボーナスポイント付与期間は2021年1月で終了します。
マイ・ペイすリボとは、支払いが自動的にリボ払いになるサービスのことで、登録するとポイントが2倍になります。ただし、ポイントが2倍になる月は、リボ払い手数料の請求があることが条件です。
つまりポイントが2倍になるメリットはありますが、手数料の支払いが生じるデメリットがあるので利用には注意してください。
さらに、三井住友プラチナカード会員は、全国のコンビニ(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン)とマクドナルドで、カードを利用するとポイントがなんと5倍になります。
1,000円ごとに1ポイント貯まる通常ポイントに加えて、250円ごとに1ポイントの可算ポイントが追加されるので、コンビニ等をよく利用する場合はポイントをたくさん貯められます。
三井住友プラチナカードのデメリット
豪華な特典が受けられる三井住友プラチナカードですが、デメリットも存在します。
- 年会費が高額
- ポイントの基本還元率が0.5%
- プライオリティ・パスはメンバーズセレクションで選択する必要がある
それぞれのデメリットを詳しく見ていきましょう。
年会費が高額
年会費が50,000円(税抜)と高額ですが、先ほど紹介したように、web明細サービスに登録すると1,000円割引が受けられます。
さらに、「プラチナグルメクーポン」や「ダイニング by 招待日和(Mastercardカード会員限定)」、通常年会費がUS$429かかる「プライオリティ・パス」など様々な特典を利用すればすぐに元を取ることができます。
また、本会員とほぼ同程度の特典・補償内容の家族カードを無料で発行できるので、実質的な年会費を下げることができます。
特典を利用すれば年会費以上の価値があるので、年会費の高さは気にならなくなります。
ポイントの基本還元率が0.5%
三井住友プラチナカードは1,000円ごとに1ポイントが貯まり、1ポイント=5円で交換できるので基本還元率は0.5%と低めです。しかし、コンビニやマクドナルドで利用するとポイントが5倍になるので、その時の還元率は2.5%と大幅にアップします。
そのほか、ポイントUPモールやココイコ、ボーナスポイントなどを利用すれば還元率は0.5%を超えるので、デメリットは簡単に解消できます。
プライオリティ・パスはメンバーズセレクションで選択する必要がある
他社のプラチナカードは、選ばずともプライオリティ・パスが付いている場合が多いのですが、三井住友プラチナカードの場合はメンバーズセレクションで選択しないとプライオリティ・パスを入手できません。
しかし、プライオリティ・パスが必要であればメンバーズセレクションで選択すればいいだけなので、デメリットはそれほど気にならないでしょう。海外に行かない人など、プライオリティ・パスが必要なければ別の物を選べるので、メリットとも言えます。
年会費以上!三井住友プラチナカードは高ステータスで特典豊富
三井住友プラチナカード会員は様々な付帯サービスが利用できますが、中でも次のような特典が受けられます。
- コンシェルジュサービスが利用可能
- 海外・国内旅行傷害保険が充実
- 海外有名ゴルフコース手配
- 国内主要空港ラウンジが無料で利用可能
- プライオリティ・パスを使えば世界140カ国1,200カ所以上の空港ラウンジが無料で利用可能
- プラチナグルメクーポンを使うと2人以上のコース料理予約で1人分が無料
ステータスの高いカードが持ちたい人、旅行が好きな人、外食が好きな人、ゴルフ等のレジャーが好きな人などにおすすめです。
30歳以上で定職に就いており、年収500万円程度であれば審査に通る可能性は高いと言われています。プラチナカードを持ちたいと考えている人は、特典豊富な三井住友プラチナカードを検討してみてはいかがでしょうか。