クレジットカードで投資は可能?投資におすすめのカードも紹介

年金がいくら受け取れるか不確実な現在、資産運用について悩む方も多いのでは?
特に、超低金利時代の今は貯金をしてもお金が増えません。
しかし、投資は難しそうだし怖いという方もいるでしょう。
そんな方にご紹介したいのが、クレジットカードで投資をする方法です。クレジットカードで貯めたポイント、何に使えば良いか分からない、いつも期限切れになってしまう、そんな方は要チェックですよ。
この記事の目次
クレジットカードで投資信託ができる!もちろんリスクもある
クレジットカードで投資をする、と聞いても、あまりイメージができない方も多いですよね。投資信託や株式投資は、基本的に現金で購入するものです。
しかし、クレジットカードを使った投資信託では現金は不要です。
クレジットカードを利用する事で貯まったポイントを使って、投資信託をすることになります。
つまり、手元の現金を減らすことなく、ポイントだけで資産運用ができるのが特徴なのです。
株式売買は自分で売買タイミングや銘柄を決めなければいけませんが、投資信託は売買を投資のプロに任せるというものなので、初心者にもオススメなのです。
ポイントによる投資信託は、基本的にリスクの低い分散投資であることがほとんどです。しかし、リスクが低いと言っても損をする可能性はゼロではありません。
ただ、ポイントが増減するという試算運用になるので現金の損失はゼロです。
上手にポイントが増やせたら商品券やマイルと交換すれば良いので、現金を減らすことなく投資にチャレンジしてみたいという方は検討しても良いでしょう。
クレジットカードでの資産運用がオススメな人とは
先ほど紹介した通り、クレジットカードでの資産運用は実際の現金が増減するわけではありません。あくまでも、クレジットカードポイントの増減です。
ですから、大きく資産を増やしたいという方にはクレジットカードによる投資は向いていません。
クレジットカードの資産運用がオススメなのは、次の点に該当する方です。
- クレジットカードのポイントの使い道に迷っている
- 投資に興味はあるけど怖い
- 将来的にしっかり投資をしたい
それぞれのポイントについて見ていきます。
クレジットカードで貯めたポイントを投資に使うのもアリ
クレジットカードのポイントを何に使えば良いか迷っているという方は、気づいたらポイントが失効しているという可能性もあります。
せっかく貯めたポイントが失効するのは勿体ないですので、投資に利用してみましょう。
貯めるだけ貯めてマイルに交換すればそれだけで旅行に行ける可能性もありますし、貯めたポイントが無駄になることは無いのです。
投資に興味はあるけど怖い
投資と聞いて、難しそう、怖い、という印象を持つ方は少なくありません。
しかし、クレジットカードの投資はポイントしか使いませんし、投資信託が基本になるので運用はプロにお任せです。
ポイントだけで投資にチャレンジが出来るのでリスクが少ないので、投資に興味があるという方が始めるきっかけとするのもオススメなのです。
将来的にしっかり投資をしたい
将来的に投資を検討している方は、最初の投資としてクレジットカード投資を選択するのもオススメです。
やはりリスクが少ないことがもちろんですが、投資がどのようなものなのか実際に感じることができますし、続けていくうちに知識もついていきます。
将来、自分が本格的な投資にチャレンジするための準備として、クレジットカード投資を検討するのも良いでしょう。
おすすめクレジットカード①自動で積立投資できるインヴァストカード
では、実際に投資を行うオススメカードをご紹介していきましょう。まずは、ジャックスが発行するインヴァストカードです。
インヴァストカードの基本情報を見てみましょう。
年会費 | ポイント還元率 | カードブランド |
---|---|---|
初年度無料 2年目以降1,250円 *但し、年1回以上の利用で 次年度年会費無料 |
1.0% | VISA |
インヴァストカードは、投資をすることを前提としたクレジットカードになりますので、カード発行時にインヴァスト証券に口座を開設する必要があります。
このカードの最大の特徴は、カード利用額の1%が自動的にトライオートETFに自動投資されるという点です。
自分で投資をする手間が無く、放っておくだけで投資が出来るわけですね。毎月のポイントを積み立てるだけでなく、再投資も自動でしてくれるのは魅力です。
クレジットカードはコンビニでも利用することができます。日々の買い物をクレジットカード払いにするだけで、効率よくポイントを貯めて投信ができるのです。
それとも、自分で何か選ばなければいけないのでしょうか。
最初はバランス重視コースから始めることになり、一定の条件を満たすことで他のコース選択が可能となります。
また、インヴァストカードはポイントだけでなく毎月1万円から現金での積立投資も可能となっています。より積極的に投資をしたい方は検討してみることも可能です。
ちなみに、インヴァストカードではJACCSカードの審査を受けることにありますが、クレヒスに問題がなければ審査に通るのはそこまで難しくは無いようです。
ただ、キャッシング枠の設定が必要となりますから総量規制には注意が必要でしょう。
インヴァストカードのデメリットは、投資信託に利用できないポイントがある、という点です。
JACCSモール経由でショッピングをすると、通常1%のポイント還元率が1.5%以上になります。
毎月自動的にキャッシュバックされる還元額・ポイントを自動売買積立投資に利用するわけですが、投資に利用できないポイントもあるということはチェックしておきたいところです。
おすすめクレジットカード②投資でもポイントが貯まる楽天カード
楽天カードも、クレジットカードで貯まったポイントで投資をすることができるカードです。
まずはカードの基本概要を押さえておきます。
年会費 | ポイント還元率 | カードブランド |
---|---|---|
永年無料 | 1.0~3.0% | VISA MasterCard JCB アメリカン・エキスプレス |
楽天カードは、年会費が永年無料というだけでなく一般的なクレジットカードと比較して高いポイント還元率になっている点が魅力です。
楽天市場では3倍ものポイントを獲得できるので、効率よくポイントを貯めて投資に回すことができます。楽天証券の投資信託商品は、100ポイントから購入が可能です。
ポイントで購入した投資信託商品も購入額の1%がポイント付与対象となるので、投資商品に対して確実に1%のリターンが得られることになります。
ただし、インヴァストカードと同様に、期間限定のポイントアップキャンペーンで得られるポイントは投資に利用できないので注意が必要です。
また、楽天カード投資のすごいところは、つみたてNISAを含めた2,500本以上の投信商品取り扱いがあるという点です。
ただし、ideco(イデコ)は対象外となっているので気を付けてください。
多くのメリットがある楽天カードでの投資ですが、注意点もあります。
- 毎月の積立て上限額が5万円まで
- 毎日積立が不可(積立指定日が1日に限定)
楽天カードでは、毎日の積立てができません。
積立指定日が毎月1日と決まっていますから、日付による分散投資ができず、タイミングによっては高い金額で購入してしまう可能性もあります。
その点だけ覚えておきたいですね。
あなたはどちらを選ぶ?インヴァストカードと楽天カードを比較
獲得したポイントで投資ができるクレジットカードを2つご紹介しましたが、どちらを選べば良いのでしょうか。
2つのカードの違いを比較してみましょう。
項目 | インヴァストカード | 楽天カード |
---|---|---|
年会費 | 初年度無料 2年目以降1,250円 *1回でも利用があれば 次年度も無料 |
永年無料 |
運用 | コースを選べば自動運用 してくれる |
2500銘柄以上から 希望するものを選択・運用 |
ポイント | 通常ポイント(還元率1.0%)のみ 運用に使用できる |
楽天市場などで利用すると 還元率1.0%を超えるポイントを獲得 そのポイントも運用に利用可能 |
付帯保険 | 国内旅行保険 (利用付帯) |
海外旅行保険 (利用付帯) |
どちらも年会費が実質無料で利用できるカードではありますが、ポイントをより多く獲得したいのであれば楽天カードに分があります。
ただ、楽天カードは運用する際には自分で銘柄を選択しなければいけませんが、インヴァストカードは最初にコースを選択すれば自動で運用してくれます。
カードに付帯する保険も、海外旅行保険と国内旅行保険とそれぞれ異なっていますね。
つまり、運用をすべてお任せして国内旅行保険が欲しい方はインヴァストカード、自分で積極的に投資をして海外旅行保険が欲しい方は楽天カードがオススメだと言えます。
普段使いはもちろん、国内旅行保険が付帯しているのも魅力なので、普段使いもOKです。
では、楽天カードはどうでしょうか。
普段ローソンを使っている方は、ポイントが貯まって利用できる楽天カードは要チェックですね。
どちらのカードを選ぶのか、自分の運用に対する考え方や、希望する旅行保険から選択すると良いですね。
クレジットカードポイントを使った投資はプロによる運用で始めやすい
また、投資信託になるので運用してくれるのはプロです。投資に興味はあるけどなかなか手が出せない、という方は、比較的始めやすい投資方法だと言えるでしょう。
クレジットカードによる投資に興味がある方は、投資方法や普段使いで得られるポイントなどを比較して検討してみてください。
どっちにしても初めての投資なので不安なのですが・・・。