クレジットカードの引き落としについて解説!おすすめの銀行口座とは

今やクレジットカードは世間に浸透し、カードの保有率は80%を超えています。
しかしクレジットカードを使っていながらも、引き落とし関係の事は詳しく知らないという人も多いのでは?
普通に使う分には細かい知識は必要ありませんが、「残高不足」「不正引き落とし」などのリスクを考えると、しっかりとした知識を身に着けていたほうが安心できるでしょう。
この記事では、クレジットカードの引き落としの仕組みや、不正な引き落としがあった場合にどうすればよいのかなどを説明しています。
この記事の目次
クレジットカードの引き落としの仕組みについて解説
クレジットカードの引き落としの仕組みについて、次の3つに分けて解説していきます。
- クレジットカードの引き落とし日はいつごろ?
- 見に覚えのない引き落としがあった場合はどうしたらいい?
- 残高不足で引き落としができなかったらどうする?
では、それぞれについて見ていきましょう。
クレジットカードの引き落とし日はカードごとに異なる
クレジットカードの「締め日」と「引き落とし日」は、カードごとに異なります。次の表は、代表的なクレジットカードの引き落とし日です。
カード名 | 締め日 | 引き落とし日 |
---|---|---|
JCBカード | 15日締め | 翌月10日払い |
楽天カード | 末締め | 翌月27日払い |
オリコカード | 末締め | 翌月27日払い |
ライフカード | 5日締め | 27日払い、または翌月3日払い |
イオンカード | 10日締め | 翌月2日 |
使っているクレジットカードが1枚だけなら問題はないでしょうが、複数枚使っている場合は注意が必要ですね。
引き落とし日で実際にお金が引き落とされる時間は、おおむね「0時」ごろです。
ただし銀行によっては、0時ではなく朝方に引き落としがされる場合や午前中に引き落としされる場合も。
また多くの銀行では、0時だけでなく、午後にもう1度引き落としを行っています。
とはいえ、2回引き落としがあるから入金が遅れても大丈夫などとは考えず、前日までに口座にお金を入れておくのが原則です。
クレジットカードの引き落とし日に関しては、次の記事でさらに詳しく解説しています。
見に覚えのない引き落としがあった場合はカード会社に連絡を
クレジットカードの利用明細を、ちゃんと確認しているでしょうか?もしかしたら、見に覚えのない請求が記載されているかもしれません。
しかし、ほとんどのクレジットカードには盗難保険が付帯しています。
不正利用されても保険が適用されますので、あせらず対応していきましょう。
おかしな請求を見つけた時にまずやるべきことは、その請求が本当に不正利用なのか確認することです。不正利用以外に、次のようなケースが考えられます。
- 年会費など、支払い間隔が長いものを忘れている
- 自分ではなく家族が利用した
- 海外で利用した場合の為替調整
- 店の名前ではなく代行会社の名前で請求がくることもある
年会費がかかる契約をたくさんしている場合、それを忘れて不正利用と勘違いしてしまうことが。特にドメイン利用費など、数年ごとの支払いの場合に勘違いしやすいでしょう。
また、海外で利用すると「為替調整」が入りますが、その請求名は国際ブランドやカード会社、決済代行会社などになるため、見に覚えのない請求となりがちです。
他に、利用したお店と、請求で書かれている名前が違うケースもありえます。
これらを確かめた上でたしかに不正請求だと思われる時は、まずクレジットカードに書いてある「相談窓口」に連絡をしてください。
クレジットカード会社に連絡をすれば、カードの利用を停止してくれます。
利用停止措置と同時に、クレジットカードの発行手続きが行われますが、新カードの発行までには2~3週間程度かかるのが普通。
再発行期間中は、クレジットカードを利用できません。こうした場合に備えて、1枚だけでなく複数のクレジットカードを作っておくと便利です。
カードを安全な場所に保管する、暗証番号のメモをカードの近くに残さないなど、基本的な対策を徹底するしかないでしょう。
クレジットカードの不正利用が気になる方は、次の記事を確認してください。
クレジットカードの引き落とし時に口座の残高不足は避けよう
引き落とし日に指定口座の残金が不足していた場合、クレジットカードは「利用停止」に。
たとえ1円でも口座残高が足りなければ、引き落としができません。同時に、支払い遅延として「信用」にも傷が付きます。
口座残高が不足していることに気づいた場合は、なるべく早く「クレジットカード会社」に連絡しましょう。
引き落としに失敗してしまった場合の支払い方法は、次の3パターン。
- カード会社に連絡すると自動的に引き落としを再開してくれる
- 支払い票が郵送され、コンビニや銀行で支払いをおこなう
- 指定された銀行口座に振り込みをおこなう
支払いの確認が終わるまでクレジットカードが利用できなくなりますし、振り込みをして確認が終わるまでにはタイムラグが発生します。残高不足は極力避けましょう。
クレジットカードの口座残高不足の注意点についてさらに詳しく知りたい方は、次の記事を確認してください。
おすすめのクレジットカードの引き落とし銀行口座とは?
クレジットカードの引き落とし口座は、カード会社の指定銀行のものであればどこでも構いません。
しかし残高不足による支払い遅延を避けるためにも、給与口座と引き落とし口座を同一にしておくのが無難です。
ただし次のように、給与口座と引き落とし口座を分けることにもメリットはありますし、引き落とし口座を分けるしかない場合もありえます。
- カード会社の系列銀行の口座を使うと特典がある
- 家族に内緒でクレジットカードを使える
- 銀行系クレジットカードは引き落とし口座を選べない場合も
銀行系クレジットカードのクレジットカードであったり、グループ会社に銀行をもっているクレジットカードの場合、系列銀行で引き落とせば「特典」を得られることがあります。
例えば「楽天カード」は、楽天銀行で引き落としをすると、楽天市場のポイントが1%増加します。
さらに、楽天カード利用で楽天銀行から引き落としがあると、翌月の楽天銀行の普通預金金利が「2倍」になります。
また家族に知られずにクレジットカードを使いたい場合は、引き落とし口座を分けておくと便利です。
他に、「三井住友VISA SMBC CARDクラシック」のように、引き落とし口座が指定されているクレジットカードもあります。
三井住友VISA SMBC CARDクラシックは、三井住友銀行口座からしか引き落としできません。
ですので、給与口座が三井住友以外の場合、給与口座と引き落とし口座を分けるしかありません。
そのため、基本的にはカード会社の系列銀行で引き落とした方がお得です。
クレジットカードの引き落としと口座の関係については、次の記事で詳しく説明しています。
クレジットカードの引き落とし口座は原則として給与口座にしよう
見慣れない請求があり、クレジットカードを不正利用された場合でも、通常は盗難保険で補償されるので問題はありません。
一番問題なのは、口座残高不足で引き落としが行われないことです。
残高不足を避けるためにも、クレジットカードの引き落としと給与口座は同じものにしておくのがよいでしょう。